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ひきこもり日記*好きを仕事にするってホントにできる?

今日も普通の1日が始まる。ひきこもりは家の中と、半径4km以内の世界でほとんど人と会わずに生きている。
社会的に報酬といわれるものは発生していない。だけど楽しい。コロナ禍になる前の、人の目を気にして生きていた頃にくらべたらここは楽園。ひきこもりだっていろいろあってストレスを感じることはたくさんあれど、時間をかけてそれを解決する。焦らず誰にも邪魔されず、じぶんの中の答えを探す。しかしひきこもりにも夢がある。じぶんの好きを仕事にできたらもっと楽しいかも。

そもそも好きってなんだ?
本を読むのが好き。映画見るのが好き。おいしいお酒とごはんが好き。ゲーム好き。猫が好き。ひとりが好き。
趣味がくらしだと胸張って言えるけど、それを仕事にしたいのか?わたし。
今だって家事労働やっている。苦手なことだってやる。頼まれてもいないのに掃除して料理作って洗濯して買い出し行って、小さな家事をたくさんこなして働いてる。
小さい頃、母に強制的にやらされていたと感じていた家事たちが、今は楽しく思えたりする。そこに生産性とか好きとか嫌いとか考えてないのだ。
ただ自動的にからだを動かしているだけ。

じゃあ、仕事ってなんだ?
お金を生み出すこと?誰かの役に立つこと?
じぶんじゃできないことをやってもらうと、そこにお金が発生する。お金を生むし、誰かの役に立てる。
わたしはどんなに間違っても農業も政治も服を作ったり家を建てたりできない。そしてそれが好きかもわからない。

かつて図書館で働いていたときは、2種類の働き方をした。委託会社でサービス部門のあれこれを担うサラリーマン。そして図書館総務の臨時だけど公務員。サラリーマン時代の本と直接ふれる仕事が好きだった。たくさんの本にふれて整頓して、利用者さんの探してる本を見つけた。
誰かの役にたってるかどうかはあまりわからなかったけど、楽しかった。

かつてWEBデザインと制作をやっていたころは、営業以外はぜんぶひとりでやっていたけど楽しかった。だけど義務だと思うほど、楽しくなくなっていった。クライアントの頭の中をホームページと呼ばれるモノに変換する作業は、わたしの生み出すものだけれど、わたしの作品じゃない顔を持ってる、誰かのサイトだ。地道な作業は制作時間を考えると時給100円?って思ったりしてた。

好きと得意は違うのだろう。
地道な作業は好き。得意?
本をひたすら並べたり、サイトを1px単位で設計したり、そこに好きか嫌いか、誰かの役に立ってるかなんて考えない。

仕事ってそんなものなのかなあって、ひきこもりは考える。
何かを生まなくても、誰かのためにならなくても、報酬が発生しなくても、好きなことはいくらでもできるから。

好きを仕事にできる?
こうやって書くことが好き?
仕事にできる?

仕事にしてお金を生める?

ひきこもりは暇じゃないから(笑)つい考えてしまうんだなあ。
もっと好きをやりたい。好きをいっぱいにしたい。
だから仕事する?
ぐるぐるまわる。永遠に。




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