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読書日記『さみしい夜にはペンを持て』全noteの住人に読んでほしい本

今年に読んだ初の1冊は『さみしい夜にはペンを持て』
2024年はいいことありそうと思えるぐらい、ずっと読み返したい本に出逢えた。この本は全人類に、いや全note住人に読んでほしい。大袈裟じゃなく。

作者の古賀史健さんのnoteより

書こう。

自分をことばに、していこう。

休んでもいい、つまずいてもいいから、続けてみよう。

だれの目も気にせず、日記のように続けてみよう。

それを書いた「あのときの自分」が、きっといつか「いまの自分」を救ってくれるのだから。

この言葉を胸に刻んで、3周年の記事まで毎日、noteを書いてみた。日々の生活の中で、じぶんを客観的に見ていくこと。そしてそれを言葉にすること。それが「いまの自分」を救ってくれたと心の底から思えて、そしてそれがわたしのたからものになっていく。

自分の中でまとまっていなかったんですよ。
ストーリーや、タコが出てくる設定も
何もない状態だったんです。
とにかく、自分が伝えたいことだけでした。
この本の中にある話でいうと、
「スローモーションで書いてみよう」とか、
「どうしてしゃべるとスッキリするんだろう」とか。
そういうものを自分の中で、
これだったら書けるっていう目次と、
それを短くまとめた概要だけがありました。

糸井さん:カードが最初にあったわけですね。

60枚~70枚ぐらいのカードを谷さんにお渡しして、
これをベースに何かしたいっていう話をしたんです。
そうすると谷さんが、
私は物語を読みたいとおっしゃったんです。
しかも、主人公がタコっていうのまで指定して。

ほぼ日イトイ新聞より

本の中でも書いてあるけど、作者の古賀さんも消しゴムで消して修正して1冊の本ができあがり、わたしのこころを震わせてくれた。この本にある通りに「ことばの色えんぴつを増やしていけば」もうひとりのじぶんに会える。
なんて楽しくて豊かなんだろう。
続きを読みたいから書いていく
これさえあれば、どんなつらいことがあっても生きていけるような、そんな気分で勇気が持てた。

この本は中学生に向けた本である。
やさしく見えて根底にあるのは、誰も教えてくれない生き方やじぶんを認めるという簡単ではないことを教えてくれる。

『わかってもらおう』とする自分がいて、『わかろう』とする自分がいる。『伝えたい』自分がいて、それを『知りたい』自分がいる。

『さみしい夜にはペンを持て』P268

「ふたりの自分が、歩み寄って握手する」その瞬間、ああわかってもらえたと喜びにあふれる。こんな体験を繰り返せるしあわせ。
だいじにしていこうと、ペンを持つわたし。
よっぱらいの本音も引き出せて、続けたい習慣になった。

お子様にもおすすめ。
絵がきれいで、想像が広く深く伸びていってひとりじゃないって思えるよ。



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