質のよい歩きを作るワーク
「質の良い歩きを作るワーク」をご紹介します。
わかりやすくするためにパートごとに分けていますが、歩くことは動作の連続、それも身体のあちこちの動作が同時進行します。
動きで見せてしまうとシンプルな動きに見えますが、言葉で説明しようとするととても複雑でたくさんの言葉を使わねばならないほどです。
そう!
「歩くこと」は身体の動きの集合体なのです。
質の良い歩きチェック
12項目のうち、何項目できているでしょう?
もしかすると、「自分ってどうやって普段歩いていたかしら?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
そのくらい、自分の歩きを客観的に捉える機会がないのです。
ぜひ、ご自身の歩き方に向き合ってみてください。
それでは初めて参りましょう。
ここから具体的な6つのワークを動画などを交えてご紹介しています。
立ち方
まずは立ち方です。
次のようなイメージをしてみてください。
このような意識で立つことで、歪みのない身体本来が持っているのびやかさが生まれてきます。
このイメージを持った状態で、次のワークを行ってみましょう。
歩き始め
歩き始めは第一印象を作ます。
はじめの一歩はとても大切なのです。
着地を大切に
着地する足は少しつま先が上がっていて、膝が伸びているのが理想的です。
そのためにはこのエクササイズが欠かせません。
歩き始めた腕の動き
歩く姿で最も印象に影響するのが腕の動きです。どんなに足元が美しく歩けていても、腕の動きが伴っていないと身体の動きはバラバラになってしまい、そのバランスの悪さが身体の負担に変わってしまいます。
そして、見た目にも腕の動きはその方の印象を変えてしまいます。
腕の動きのポイントは「引く」です。
みなさん腕は振るものだと思われているようですが、引くことを意識していくと、見た目も身体の形も変わってきます。
腕の動きを侮るなかれ。です。
腕はワークでしっかり行っても、歩き始めたら手足が一緒。ということも少なくありません(笑)
あまり考えすぎずに動かしてみてください。
体幹は揺れるのはOK。ブレるのはNG
歩き続けると身体のくせが大きく出てくることがあります。
この表題ににもありますが、体幹が揺れるのはOKですが、ブレるのはNGなのです。
そもそも揺れとブレの違いは何でしょう?
歩きにおける揺れとブレの違いは身体の軸があるかないか。
しかし軸そのものは目に見えるものではないので、軸が見えたり感じたりできる人もいれば、そうでない人もいらっしゃいます。
ちょっと乱暴な書き方をするなら
歩くたびにいちいち右足に体重が乗ったり、左足に乗ったりしている歩き方です。
頭も左右に動きます。
なぜこれが良くないのかというと、歩くたびに身体のあちこちにズレが生じやすいからです。
では揺れとはどういうものか。
ちょっとここで立ち姿の観音菩薩様を思い出してみましょう。
腰の辺りで美しい曲線を描いていらっしゃいますね。
真っ直ぐには立っていらしゃいません。
でもあの曲線を描いたまま立っていられますよね。
これが揺れの中に軸があるということです。
お分かりいただけるでしょうか?
これが歩きの中で連続して起きてくると美しい歩きが出来上がるのです。
頭は縦揺れに注意
頭の動きも目立ちますね。
特に縦揺れしている方を見かけます。
頭が縦揺れしているということは、頭が常に振動を受け続けてしまっていたり、歩いている時にドスン!ドスン!となってしまっていることが多いです。
膝などの関節にも強すぎる刺激が入ることがあるので、縦揺れはあまりお勧めできません。
これだけでもかなり頭の上下どうが抑えられてきます。
このワークで頭の上下動が抑えられてきたら、視線を少し上げて歩いてみましょう。
耳で聴く歩き方
これが足音・靴音になります。
音を聴かなくても、靴底を見ればどのような歩き方になっているかわかります。
ずるずると音を立てている場合は靴のどこかの部分が削れているからです。ひどい方ですと、平らなところに靴を置いても傾いてしまいそうなほどの踵が削れてしまっていることがあります。
こうなると、立っているだけでも身体は負担を感じているので、歩き方を改善すると同時に靴の修理が必要になります。
またガンガンと強い音を立てて歩く方の靴は踵が打ちつけられていて、潰れています。こちらも歩き方の改善と靴の修理が必要です。
音を立てて歩く場合は、お腹の力が抜けている場合が多いですので、こんなワークを行ってみましょう。
この歩き方で下っ腹に力を入れ、靴音が小さくなるように練習してみましょう。
12項目のチェックとそれを改善するためのワークはいかがでしたでしょうか?
歩き姿は自分では全てを見ることができないので、どなたかに動画を撮っていただくと客観的に診断することができます。
前姿
後ろ姿
横姿
この3つの動画があると判断がしやすいです。
動画診断も行っております。ご希望の方はご連絡ください。
小野寺MARIKO麻理子オフィシャルサイト
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