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【2021/4/22】JUNK HEAD

今日アップリンク渋谷で見てきた映画。

そのジャンルもストーリーも全然知らなくて、友人に誘われたという理由だけで行った。全国的にも公開されている映画館は少なく、アップリンクという名前ももちろん知らなかった。さすがに行くと決めてからは少しは映画のことを調べた。コマ撮りをしていて、SFで、という知識だけをカバンに詰め込んでいざ。

アップリンク渋谷は渋谷の喧騒から少し離れた場所にあって、行きすがらもオシャンなセレクトショップやカフェバーを横目に見ながら楽しめる。映画館にもカフェが併設されていて、なんとなく常連さんみたいな人もちらほらいて、大型シネコンとは違った時間が流れている。

せっかくだからカフェしながら時間をつぶしていると、Twitterで驚くべきネットニュースを発見。

今いるココが1ヶ月後になくなる、ですと?あまりにもタイムリーなので残念なのと、最初で最後ってことになりそうで切ないのと。それも踏まえて、アップリンク渋谷を堪能しようと気概が湧いてきた。

映画館のガラスケースには実際にJUNK HEADの撮影で使われた人形が展示してあって、「こんな(変な)キャラクターが出てるの?」「これ人間?ロボット???」と見る前から理解の範疇を軽く超えてきそうで怖くもあり楽しさも増した。JUNK HEADって直訳すると”ガラクタ頭”。そのタイトルの意味すらも分からずに映画が始まってしまった。

プロローグにて時代設定、状況の説明がある。ものすごく未来の話というのは分かったけれど、正直理解は追いつかない。これは見ながら把握していくしかない。さぁ何でも来い!

・・・鑑・・・賞・・・中・・・

途中、普通に笑っていたし、普通に泣きそうになっていた。登場人物が無機質なロボット頭でも、(気色の悪い)知的生命体であっても、何言ってるか分からなくても、十分に楽しめた。アニメーションともCGとも違う原始的な響きと古めかしさが際立つ。だけど描いているのは随分先の未来。もしかしたら未来は何周か回って今でいうレトロな世界観が広がってるのかもしれない。

何が新しくて何が古いのか。
何が便利で何が不便か。
実体があるのかないのか。

終わってみて、そんなことを考えたりもした。

そして、パンフレットを滅多に買わないわたしが買った。自主制作とか低予算とか構想〇〇年(長め)という響きにギュンと惹かれてしまう。それはきっと応援したいし、刺激をもらいたいと思うからだろう。読んでみて作品の理解が深まり、コマ撮りについても学べた。

3部作らしいので今から続きが楽しみだ。

だけど次はどこで上映するのだろう・・・

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