【2021/3/21】献血で欠乏
最寄り駅の前に献血カーが停まっていた。
「こんな悪天候の中、本当にご苦労様です」
と横目に過ぎ去ろうとした。そのとき、ふと思い出したことがあった。数週間前に見たTwitter。
ワクチン接種をしたらしばらく献血が出来ない
という内容だった。そもそもコロナの影響で献血自体も減っているとのこと。協力できるものであれば出来るうちに、とちょっとだけ勇気を出して献血カーを覗き込んだ。
”勇気を出して”というのは、これまで献血する際は献血センターに行っていたので、施設は広いし明るいし、なんの躊躇いもなかった。けれど、献血カーの内部は見たこともないし、どんな手筈でやるのか分からないし、中に人がいっぱいいたら大丈夫かなとか、少しだけ警戒してしまっていたのだ。
というのもあって、これまで見かけても素通りすることが多かった。
そんな自分を変えたかった!
(大げさ)
悪天候だったせいもあり、スタッフさん以外は私だけでものすごく歓迎と感謝を受けた。こちらこそ「ご苦労様です」って気持ちでいっぱい。ちなみに前回の献血は5年ほど前だった。信じられない月日が流れていた…
それから健康状態のチェックや海外渡航の有無などの問診をして、血圧を測り、その後、血液検査。これまでは注射器で採血されていたのだが、最近は指に針を刺してちょこっとだけ血を採って、機械に入れるとあっという間に数値が出る。
それが終われば本番なのだが、看護師さんの顔に暗雲が立ち込めた(ように見えただけ)。
《1回目》
今日はお見送りかもですねー
《2回目》
やっぱりですねー
・・・
血色素量(ヘモグロビン値)が基準を下回っていた。
400㎖ 採血であれば、女性は12.5g/dl以上が必要であり、わたしは12.0g/dlしかなかった。以前も同じことがあったのでもしかしたらと思ってはいたが、まさか勇気を出して挑んだ今回に限って欠乏していたとは。数日前に食べたレバーは効かなかったのか。
救世主が現れたような歓迎を受けていた分、その敗北感たるや。。
(わたしが勝手に思い込んでいただけ)
剣を鞘から抜かずして、逃げるように戦地を去るわたし。。
ちゃっかりお土産はもらって。
次は、万全の体勢で臨むことをここに誓う。
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