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nikki 2019/3/27

「日記」って入力しようとしたら、アルファベット入力になっていた。ふと、日記のローマ字表記って雑貨屋さんとかヘアサロンの店名みたいで可愛いなって思って、今日からは「nikki」に決めた。そして、ちゃんとnikkiを書く。昨日一昨日の内容を読んでいたら、「日記ちゃうやん」って思って。日記らしい日記を書こうと思った。

今日は電話が2件掛かってきた。LINEでほとんどのやりとりを済ませる私にとってこれは珍しい。

1件目は私の所属する事務所の大阪時代(※)のマネージャーさん。来月担当する仕事のギャラについて。先方と交渉してくれたそうでその報告だった。タレント・脚本・裏方など多種多様な仕事を頂く私は異端児のようで、事務所にとっては初めてのパターンが多い。毎度毎度先方と詳細を詰めてくれるマネージャーの存在は有り難い。仕事で返せるようにしたいと思った。

2件目は大阪時代に私が受け持った番組のスポンサーをして下さった会社の社長の秘書さんから。知らない番号からの着信だったので恐る恐る掛け直してみたら、丁寧な口調で全く知らない名前を言うではないか。何かの営業電話かと思ったが、落ち着いてよくよく話を聞くと、もちろんその方のことは知っていて、何度もお会いしていた(ごめんなさい)。しかしその方から電話が掛かってくるはずはないという先入観が先に来て、すぐに理解できなかったのだ。内容は私が脚本コンクールで賞を獲ったことを知った社長さんがお祝いをしたいということだった。関西を離れた今でも私の状況を気にして下さり、お祝いまで申し出て下さるとは、本当に身に余る思いがした。関西に帰った際にお会いしたい旨を社長に伝えて頂くことにした。1件目のマネージャーと同じく、やはり仕事で恩返ししたいと思った。

※昨年6月まで私は関西を拠点に活動しており、現在は東京所属。

普段、電話が掛かってくると「緊急の何か」かと思って身構えてしまう。だけど今日は嬉しい電話が2件。ハッピー着信だった。

夜は「12人の怒れる男」を鑑賞。モノクロ時代の映画で、ワンシチュエーション。完全な会話劇だった。名作と呼ばれている作品で、まさにその通りだった。仕事も出身も考え方も何もかも違う、陪審員に選ばれた12人の男たちが、父親殺しの罪に問われた少年の評決をする。12人中、唯一無罪を主張した1人の男の考えを聞くうちに、他の男達にも変化が表れて…というお話。物語からくみ取るポイントがあり過ぎて書ききれないが、狭く暑苦しい部屋の中にいる12人の男たちの激論(と静寂)だけで約90分惹きつけられた。主人公の名前すらも最後の最後に出てきて、余計な情報が一切ない。なのに。そういえば最近低予算で作られた名作映画を観ることが多い気がする。予算がないと作れないものもあって、予算をかけたからこそ素晴らしい作品もたくさんある。だけど、それが全てじゃないと証明してるね。

本当に面白いものは、目の利く人が見つけてくれる。
(大好きなコメディアンの言葉)

あと、「12人」という人数。結構作品になっている。

・十二人の死にたい子どもたち(冲方丁)
・十二人の手紙(井上ひさし)
・12人の優しい日本人(三谷幸喜※12人の怒れる男たちのオマージュ)

キリスト12使徒だし、1年12ヶ月だし、12星座だし、1ダース12本だし、キーワードになりやすいのかな。12人の作品も書いてみたい。キャラクター設定相当大変そうだけど。

今日は比較的のんびりとした一日でしたとさ。

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