おうち燻製で、自家製ベーコンを作る
燻製への憧れ
なぜかずっと心惹かれ続けていた「燻製」。いつかはチャレンジしてみたい!という想いはあったのですが、キャンプ場など広い場所に行ったり、専用の道具をいろいろそろえないとできないものだとずっと思っていました。
そもそも燻製って何?
燻製は、食材を燻煙(くんえん:香りの良い木材を高温に熱した時に出る煙を食材に当てて風味付け)することで保存性を高めると共に特有の風味を付加した保存食、またその調理法のことです。
▶燻製の種類
煙のみ、あるいは熱と煙のみで行うスモークを「ドライスモーク」、それに対して、煙と熱に加えて蒸気もかけて行うスモークを「ウォータースモーク」といいます。
さらにドライスモークは、加熱温度によって「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類に分かれます。
▶チップの種類と特徴
燻製に欠かせないのがチップ。種類と特徴を簡単にまとめました。
燻製って、自宅でもできるらしい…
料理系の発信をしていると料理に詳しい視聴者様が来て下さることが多く、その中に「自宅で燻製してますよ」という方がいらっしゃったのです。
自宅でも燻製はできる!目からウロコな瞬間でした。
家庭用燻製器の選び方
早速おうち燻製に挑戦するために、家庭用燻製器について調べました
▶お手軽派?本格派?
家庭用燻製器には卓上タイプと熱源使用タイプの2種類があります。
卓上タイプ
手軽に燻製を楽しみたい人向け。熱源を使わずに電池で動くため、卓上で気軽に燻製を楽しめるのが魅力。
熱源使用タイプ
燻煙された食材の香りや味を堪能したい人向け。ガスや炭火などの熱源を使って時間をかけて行うので、しっかりと燻煙の香りや味の変化を感じられるのがメリット。
▶素材は、陶器?金属?
燻製器の素材は、主に陶器製と金属製の2種類があります。
陶器製
食材がふっくらジューシーに仕上がり、手入れも簡単。
重くて割れやすい、急激な温度変化に弱い、というデメリットも。
金属製
頑丈で落としても壊れにくい。熱伝導率がよく、短時間で燻製ができる。
鉄製は錆びやすく、ステンレス製は焦げつきやすいというデメリットも。
▶食材や量に合わせたサイズを選ぶ
一度にたくさんの食材を調理するなら、2段や3段に網を重ねて使用できるものが便利です。
網目が細かいものであればナッツ、チーズ、うずらの卵といった小さい食材も落ちずに燻製できます。
大きな食材を燻製したいときは、深さがあるものがおすすめです。
▶温度計の有無もチェック
内部の温度が高すぎると食材が焦げ、逆に低すぎるとえぐみが出てしまうことも。温度計で温度管理を行うと失敗のリスクを減らせます。
"SMOKER-X"の特徴
今回使うことにしたのは"SMOKER-X"
熱源使用タイプの金属製で、温度計もセットでついているだけでなく
「熱燻」「温燻」「冷燻」「ウォータースモーク」
4種全ての調理法が可能という点に最も魅力を感じました。
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6月28日(水)でプロジェクト終了!
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ついに届いた!"SMOKER-X"
とってもスタイリッシュなフォルムに思わずテンションが上がります!
ちょっと大きかったかも?と思ったけれど、どうせ作るならまとめてたくさん作りたい私にとってはちょうどいい大きさでした!
さらに、網を2段にしてたくさん並べることも、1段のままで大きい食材を燻製することもできる、という点がとても良いと思いました。
いよいよ、ベーコンを作ってみる!
ついにおうち燻製でベーコンを作ってみることに!今回は初心者にも使いやすくて手に入りやすいブレンドのチップを使用しました。材料と作り方は次の通り。意外とそろえるものは少なくて、すぐに取りかかることができました。
▶材料
豚ばら肉ブロック 1kg程度
塩 豚ばら肉の2%
黒こしょう 適量
燻製チップ 2つかみ
ほうじ茶(茶葉) 1つかみ
▶作り方
1. 豚ばら肉を水洗いし、汚れや血液などを綺麗に洗い流す。キッチンペーパーで水気を拭き、フォークで穴をあける。塩を両面に振ってなじませる。
2.保存袋に入れ、4日~1週間かけて冷蔵庫で豚ばら肉を塩漬けにする。
3. 豚ばら肉を流水でよく洗い、その後2~3時間、流水に浸けて塩抜きする。塩抜きができたかどうかは、肉の端を少し切って電子レンジで火を通し、味見すると良い。
4.キッチンペーパーでよく水気を拭き両面に黒こしょうを振って、キッチンペーパーで包み、ラップをせずに冷蔵庫で1日~3日ほど寝かせて水分を抜く。
5.「SMOKER-X」の底にアルミホイルを敷いて燻製チップを1つかみ、ほうじ茶を1/2つかみ入れ、強火で3分ほど加熱し煙が出ていることを確認する。
6. 網をセットし、キッチンペーパーを外した4を並べる。蓋をして40分間中火で燻す。裏返してさらに40分間燻す。途中、煙が弱くなったらチップとほうじ茶(茶葉)を追加する。
ジブリ飯で堪能する!
分厚くカットされたベーコンと、片手割りでつくる目玉焼きの組み合わせは思わずあのジブリ作品を彷彿とさせること間違いなし!
燻製の本格的な香りがしっかりとした後、脂身がトロッと溶けて、しっかりとしたお肉の旨味もあり、塩気もカンペキ。これは自家製ベーコンでしか味わえない!と確信しました
作ってみた感想
豚ばら肉1kgがピッタリ入って、煙もしっかりと回っていました。1時間強コンロの火を点けていることになるので、まとめてたくさん作れたのが嬉しかったです。
たくさんできたので、冷凍しておいてお友達が来た時などに振舞ったのですが「自家製ベーコンなの」と説明するとビックリした様子で、とても喜んでもらえました!
また、煙の匂いも残ってしまうのではないかと不安でしたが、翌日にはほとんど気にならず、壁紙への着色もありませんでした
おうち燻製で人生を豊かにしよう
ハードルの高さを感じ、ずっとチャレンジしてこなかった「燻製」でしたが、やってみると予想外に簡単で、日常にも取り入れられる調理法だと思いました!
毎日のお食事やお酒のお供、ご友人に振る舞うお料理をワンランクアップさせてくれること間違いなしの「おうち燻製」で、人生を豊かにしてみませんか?
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