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私のこと覚えてますか、といきなり聞かれる件

もう何回も書いていることではあるのですが、このnoteはお店の宣伝、集客のために書いているんですね。だから今までこれでも、面白いかはともかく、当たり障りのないことを書いてきました。

そうするといろいろ考えたりするのでなかなか書けなかったり、書いたとしてもボツにしたりで全然更新できなかったりしてました。


「お店には興味あるけど店主がやばそうだから行くのやめる」みたいにはやっぱり思われたくないですし。

でも少なからずも読んでくれている人も増え、お客さんにもnoteをさぼりすぎだと言われることが多くなってきました。

なので、もうこれからはウジウジしていたことも書いていこうと思います。

ウジウジとはこれを書いたら怒られるとか、嫌味に聞こえるとか、お前なんかがなに生意気言ってるんだとか、上から目線とか、まあそんなことです。

お客さんが増えるかもしれないし減るかもしれないけど、まあいいや。

真面目なことを書いても変わらないなら不真面目なこと、黒いところも書こうかなと。いや、不真面目ではないですけど。

黒い、というのは言い訳のことです。

サービスマンとしてお前の頑張りが足りないんだよ、と言われればその一言で終わりであり何も言い返せないことです。

でもそれで自信がなくなり、人間不信になり多くの仲間が去っていったのも事実です。クレームこそソワニエにするチャンス、とは言いますが実際できる人はほんの一握りです。できるというか実行する人は。

そりゃ精神的に追い詰められ続けながら成長できる接客と、最初から楽に(手を抜くということではないです)成長できる接客が選べるなら楽な方を選びますよね。選べるのなら。

多分お客様からクレームを受けた時、働いている人は言い訳したいと思います。少なからず誤解ををされていると思われることは言いたい。でも言えない。ストレス。

僕は1人でお店をやっているから、直接お客様に言いたいことは言えるし(会社とか気にする必要がない)、「なんだ、あの接客は」ともう上司から怒られることはないし、言い訳をする必要もないけど、結局自分が良いと思う接客をしないと面白くもないし、どんどんロボットみたいな動きになるし、、、

接客する立場と、お客様の立場からと、それぞれの体験から書いていこうと思うのですが、そうすると言ってることが矛盾することも出てくるんですね。でももう気にしない―っと。

お客さんから「ワインバー黒ッコでいいじゃん」と言われたのでそれ、使わせていただきます。

終わりにしようかなと思ったのですが、せっかくなので1つ書いてみます。長くてすみませんが。


私のこと覚えてますか、といきなり聞かれる件


甘酸っぱい恋の話ではありません。

お店で来店された方にいきなり聞かれることがあるのですが、もう少し逃げ道が欲しいなと思います。

覚えていれば全く問題なく過ぎるのですが、覚えていなかったらそこそこ地獄です。聞いた方も聞かれた方も気まずいです。

サービスマンならしっかり覚えてろよというのが正解ですよね。教科書的にはこれで終わりですが、まあ無理なものは無理です。

言い訳すると覚えていない訳ではなくて思い出せないことが多いです。

3ヶ月ぶり2回目の来店の人を見た瞬間思い出すのはよほど印象に残った人ではないとすぐには思い出せないですね。前回記憶に残るようなやりとりがあった訳でもないのにいきなり覚えてますかと聞いてくる人いるんですよね。

聞いてくること自体全然問題ないはないです。

ただすぐ思い出せなかった時に気まずく見つめあうだけになってしまいます。

スマートだなと思う人は、ヒントをかなりちりばめながら聞いてくれます。「3ヶ月前も1人で来たんですが、その時も同じ席で、〇〇というワインを飲んで、他にも〇〇な感じのワインがあるとその時教えてもらったから、また来ました」ぐらいに言ってくれると助かりますw

ちなみに「」の部分も絶妙に間をあけてくれて、順番に思い出させやすくしてくれたりするのです。

「覚えてますか」とは一切言ってないし、もし仮に覚えていなかった場合でも逃げ道をかなり用意してくれています。

「覚えてますか」「はい、覚えています」だけだとすぐにバレますが、その時飲んだワインの感想などを情報として含めてくれているので、最悪覚えてなかったとしても思い出すまでの時間稼ぎになります(究極全く思い出せなくてもなんとかなる)。

この話、以前勤務していた店での実話なんですが、本当にすごいな、スマートな人だなと印象に残りました。

僕なんかはただのお店の店員ですが、そんなただの店員にも会話の中で相手が話しやすく考えて言葉を選んでくれる方はすごいなと思います。多分「お前愛想がない」みたいなことは絶対言わないだろうなと思ったのでした。おわりっ。


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