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高田馬場でワインバーやってるんです

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ワインバーの営業やらワインやらなどなどを綴ります。
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#ワイン

1人で小さな飲食店をやれる物件を探す 【開業記3】

物件探しですが本当に今はインターネット、便利ですね。 当たり前ですがその時は本気で実感しました。いろいろな飲食店専門のサイトがあり、居抜き物件やマッチングサイトなどとても探しやすいです。 まずは片っ端から登録して情報を集めました。 自分の希望する物件が全体のどのくらいの割合であるのか、場所などによる家賃の相場など調べていきます。 予想してはいましたが、小さい物件というのはほとんどありません。もちろん家賃が安い物件もそうそうありません。とほほ。 今思うのは本当に理想の物

ワイン会をしたので感想と今後について考えてみた

この前、葡蔵人(ブックロード)から醸造家の須合美智子さんお招きしてワイン会を開催しました。 ブックロードは東京、御徒町にあるワイナリーでして、以前にも見学させていただいてます。 会の目的はもちろん、ブックロードさんのワインを知ってもらうという会ですが、シロッコでの初めてのワイン会と言うこともあり色々と試す機会でもありました。 その辺をまとめておきたいと思います。 当日の内容はこのようなイベントでした。 ワイン会といってもいろいろなやり方があります。 ワイナリーやワイ

ブログを見て来店してくれた方に言われたことを考えた件

実は、ということでもないんですが、このnoteを始めるまでは違うブログをやってました。 主に自分の「サービス」に対する考えを書いてたんですが、もちろん匿名だったんで結構好き勝手なことを書いてたんです。 というのも「サービス」の考え方というのは人それぞれで、決まった答えというのはないので結構荒れたりするんですよね。 noteはお店のため、またどういう人がやっているのかを理解してもらうためにやってまして、当たり障りのないこと、までとは言いませんがあまり攻撃的なことは書いてま

日本ワイン検定2次試験対策今年もやります

最近過去の投稿でじわじわと読まれているのがあるんですけど、それは日本ワイン検定関連です。 6月30日に日本ワイン検定の1級と2級の2次試験があるので読まれているみたいですね。ちなみに2次試験は日本ワインのテイスティングです。 興味ある人が多く、受験される方も多いのかもしれません。 ちなみに僕も受験予定なのですが、ワインのテイスティングってなかなかできないじゃなですか。まして日本ワインとなるとさらに難しくなります。 ということでお手伝いします。日本ワインのテイスティング

なんで日本ワインだけのお店を出したんですか、ってよく聞かれます

この質問は実に多く聞かれます。 もうあと何年もすれば日本ワインだけのワインバーなんて当たり前なになっているのかもしれないですけどね。 今の店を始める前からもずっと飲食業してきたわけですが、それまではイタリアンやフレンチといったお店でホールスタッフとして働いていました。 今考えると当時は日本ワインのことは見下していたのかもしれません。 まぁ、思い込みですよね。日本ワインなんて…みたいな 今でもそういった思い込みをしている人は少ないくはないと思います。 なのでずっと海

noteに自分の考えをしっかり書ける人がうらやましい件 ~そして半年ぶり~

このnoteの更新は約半年ぶり位なんですが、少しではありますが一応毎日読まれていると言うこともあり、唐突に、少しずつ更新しようかなと思います。 どういうことを書いていいのかと言うのは今でもなおわからない部分がありますが、一応僕は飲食店をやっていると言うことでその辺について書くのがいいのかなと思います。 どうでしょうか。 自分にとってどうでもいいと思うようなことも、多く書くことによってそれなりに、誰かしらの反応があるのかなと思ってやっていきたいと思います。 最近また色々

ワインバーシロッコの1年を個人的に振り返る

こんばんは。 もうすでに2019年ですが、ワインバーシロッコは去年の12月18日に無事1周年を迎えることができました。ありがとうございます! そんなんで2018年の1年間を(個人的に)振り返ってみたいと思います。 でもやっぱり様々な出来事があったのでnoteに投稿した記事で振り返ってみます。 2018年2月ですね。このときはまだまだ不安要素いっぱいでワインをどう楽しんでいただくかそれなりに考えていました。もちろん今もそうですが。 自分自身がワインバーに行くならどうい

2018年山梨ヌーボーまつりの盛り上がり

少し前ですが、日比谷公園で開催された「山梨ヌーボーまつり」に行ってきました。お店の営業前だったので1時間ちょっとしか居れませんでしたが、なかなかの盛り上がりでした。 ヌーボー(新酒)ですので2018年の葡萄から造られたワインが並びます。当然ながらワインは若々しくフレッシュなタイプが多いです。 開場時間を少し過ぎてから行ったのですが、すでに多くの人でにぎわってました。 37社が出展していたのですが、ワインを求めて長蛇の列ができているところと全く並んでいないところがあり、こ

日本ワインバーの店主が「ウスケボーイズ」を観てきた

観てきたのである、ウスケボーイズ。 偉そうなタイトルを付けたが書く内容はたいしたことない。むしろくだらない。 昔から読書感想文などは嫌いで、学校の先生からも「もう少しまじめに書きましょう」と言われたくらいだから本当映画の感想など良く書けるわけない。 では本題に入る。 最初から結論を言えば、この映画を見終わった後に「日本ワイン、飲みたいな」と思ってもらえればそれでよいと思う。 日本ワインバーの店主だから。 いや、それだけでなく日本ワインに興味なかった人が気になりだし

思い切ってボトルワインの値段を変えてみた

ボトルワインの値段を変えました。 安くなったものもあり、高くなったものもあります。 ワインの納品価格に対してプラス3000円で出すことにしました。ですのでほとんどのワインは安くなります。 安いから売れるという単純なことではなくて、私が1番飲んでほしい価格帯のワインは3000円前後なんです。このあたりですと大きく外れることもないですし、大量生産できないワインも飲めます。このワインをレストランなりワインバーで売ろうとすると、まあ一般的には9000円くらいでしょうか。気軽に飲

シャトー・メルシャン 大橋健一氏によるセミナーに参加しました

今回のセミナーはざっくり言うとマスターオブワインの大橋健一氏がメルシャンのブランドコンサルタントをしていまして、どういったことをしているかというお話でした。 もちろんワインのテイスティングもありましたが、はっきり言って大橋さんの話がかなり興味深く(実際2時間のうち1時間30分はお話でした)、テイスティングの時間も短かったので、話の内容を中心に書いてみます。 ワインのラインナップ2018年の10月からワインの表示ルールが変わるのですが、それに伴ってメルシャンは産地名までしっ

お金を借りる時はいくら借りるかを先に決めないといけない~飲食店開業~

毎度のことですが、お店をやりたいという方の話をよく聞きます。 お金を借りたいということで、いくら借りるのかを聞くと決まっていない、決めていない、という人もいてそれではお金が借りられないという話。 分かっている人には当たり前の話なんですが、初めての人にはわからないことだらけです。ですので私がお金を借りようとして少し混乱したこと、意外と理解していなかったことを書きたいと思います。私は日本政策金融公庫からお金を借りたので、そのワインバー開業としての体験談を書きます。 お金を借

このワインを表現してと言われて

たまにこのワインを表現してと言われます。 この「表現して」というのはソムリエが使うワインのテイスティングコメントではなく、詩的な表現を言っていることが多いようです。 広大な砂漠の中に~、草原の~、大海原の~、憂いを持った少女が~、子供のころの運動会~、1輪の花、田舎、自転車二人乗りw、追いかけてる人は知っているはずなのに誰かわからない振り返る寸前に現実に戻されるww、 書いてみて自分の語彙力のなさにかなりびっくりしてますが、こういった表現を期待されることがあります。はじ

ワインをわかるようになりたいんです。

ワインを分かるようになりたいんです。 というお客様がよくいらっしゃいます。というかよく言われます。 この「ワインが分かる」とはなにか。 話しを聞くとだいたいワインの味の違いが分かるようになりたい、のようです。ワインの味の違いが分かるとどうなるか。 かっこいいからです。 うんちくを言いすぎると嫌われるけど、適度な知識はあってかっこいい。 料理とワインの相性を覚えたい。できれば「あっ!」と驚くような誰もが知らない組み合わせを知りたい。 フランスなどの有名すぎるワイン