【(陸上)自衛官の転職希望者必読!】知らないまま転職すると人生大損!この記事だけで絶対に外せない転職のポイントをサクッと理解|自衛隊から民間企業への転職成功メソッド
元・国防男子/初級・中級幹部サポーターのMr.Kです。
幹部自衛官として13年間勤務し、主な経歴は第1空挺団、米国陸軍留学、陸自最高学府の指揮幕僚課程、在日米陸軍司令部、国連南スーダンミッション軍事司令部等で勤務してきました。
自衛隊退職後は、民間企業で約4年間勤務し、現在は独立開業しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
【お知らせ】 8/10
転職エージェント「doda X」を使用してみての感想を追記しました!
自衛官が民間企業への転職で失敗しないための方法について、知りたくないですか?
本記事では、「自衛隊から民間企業への転職成功メソッド」を紹介します。
という僕は、この方法で自分自身の民間企業への転職を成功させ、そして、3等陸尉から1等陸佐までの現役自衛官の転職を成功させてきました。
成功というのは、
給与がアップした
貴重な経験をすることができた
自由な時間が増えた
家族との時間が十分持てるようになった
ストレスが軽減した
自衛隊以外の人と人脈が増えた
スキルを身につけることができた
獲得したスキルで、更にステップアップできた
つまり、自分の価値観を大切にした生活ができるようになり、経済的に少し余裕ができて、人生がより良い方向に動いたということです。
民間企業は、民間企業で大変なこともありますが、個人的には転職して良かったと思っています。
本記事に書かれていることを参考に転職活動すれば、大きな失敗することなく、効率的に転職活動を進めることができます。
転職サイトの記事など自衛官の転職に関する記事はありますが、それらのサイトでは書けないような内容、裏の部分を、僕の約1年間の転職活動の実体験やクライアントの現役自衛官へのサポートをもとに書いてみました。
本記事の主な対象者は、
現役自衛官で転職を考えている方
任期制隊員でこれから民間企業への転職を予定している方
ですが、民間の方の転職希望者も参考になることも記載しています。
20,000字以上の長文になってしまいましたが、転職の参考になることもあると思うので、是非、最後までご覧ください。
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はじめての転職活動では、何をやったらいいのか、何から手をつけたらいいのかわからないものです。
そして、ネットで調べても、転職サイトが無数にあり情報が多すぎて、どれを選択したらいいのかわからないという経験をされたことはないでしょうか?
僕が転職活動をした時も、情報が多すぎて混乱してしまった経験があります。
あなたの転職活動を効率的に進め、成功させるために、僕の転職活動の経験や知識を共有しながら重要なポイントを解説します。
01. さぁ、"新しい世界"へ
(この第1章では、現役自衛官で苦しみながら仕事をされている方への、どうしても伝えたいメッセージをお伝えします)
たまに現役の自衛官の同期とお酒を飲む機会があり仕事について話を聞くのですが、 いつも思うのが、「(幹部)自衛官って大変だよね」ということです。
僕も幹部自衛官時代は、大変な思いをしてきました。
僕が退職して以降、「働き方改革」も導入されているようですが、 あまり状況が変わっていないのではないかなと、話を聞く限り感じています。
最近、頻繁に自衛官のパワハラに関する報道がされていますが、対策を進めている過渡期であり、まだまだ、省内の対策としては不十分なのかなと考えています。
上司からのパワハラが大きく取り沙汰されたのち、今度は部下からの逆パワハラというものも広がってきているとも聞いています。
これまでのnoteの記事では、基本的に現役自衛官の自衛隊でのキャリアサポートできるような記事を中心に書いてきましたが、 今回は少し方向性を変えて、現役の自衛官が、安心して転職できるサポートができればと思って記事を書きました。
転職の後押し、参考になるかもしれませんので、少し僕の経験について共有します。
① もっと楽しく働けて条件の良い仕事は沢山ある
僕が、民間企業に勤めて思ったことが、「最高にハッピー!」
まず、従業員の勤務時間は、労働関連の法律でしっかり守られています。無駄に、延々と働くことはできません。
大企業に就職したので、給与や福利厚生も満足できるものでした。
仕事は基本的に18時には終わるので、 家に帰って家族と一緒にご飯を食べることもできます!
フレックスタイム制が導入されている会社のため、朝も、ゆったりと家族と一緒にご飯を食べて出勤できます!
短期の出張は少しありますが、 自衛隊で経験したような、長期の演習に参加をして、家族と連絡が取れないような事はありません!
海外出張には、ビジネスクラスの航空機で行くことができ、非常に快適でした!
陸上自衛隊にいた頃とは、全くの別世界です。
正直なところ、 陸上自衛隊とのギャップがありすぎて、民間企業で働きはじめの頃は罪悪感がありました。
18時に退社をして、同僚と飲みに行った帰りに、「統幕や陸幕で働いている同期は、まだ仕事してるんだろうなぁ」と思ったこともありました。
第1優先は、仕事ではなく、プライベート!!
これが許される世界があることを、40歳手前で経験しました。
でも、民間企業に勤め始めた頃は、自衛隊時代の考え方がなかなか抜けなかったんです。
上司がまだ帰っていないのに、先に帰れない
同僚が仕事をしているのに、先に帰れない
上司より先に出勤しなければならない
8時間しか勤務していないから帰れない
残業は、当たり前。
土日も、少しくらいは働いて・・・
自衛隊では、これらのことが当たり前でした。
でも、これって当然、自分や家族にも良くないことですし、よくよく考えてみると、利益を追求する会社にも良くないんです。
生産性の低下、コストの増加、従業員のモラルの低下、顧客満足度の低下・・・
非効率な働き方は、残業代が出ない、無限に働かせられる特別国家公務員だからできていたこと。民間企業でこれらのことをやっていたら、会社にとって大きな損失なんです。
「自衛隊の常識は、世間の非常識」とよく言われますが、あなたの現状を振り返ってみて、「何か違うな」と違和感を持ったら、それが人生の「転機」なのかもしれません。
② 仕事で自分や家族を犠牲にしてはいけない
僕が自衛官の頃は、仕事が第一優先。
家族を犠牲にしていました。
プライベートの時間を潰して、夜遅くまで仕事し、土日にも出勤して仕事をしていたことも多々ありました。
家事や子育てに介入できないことについて、妻からいつも文句を言われていて喧嘩が絶えませんでした。
いつも「仕事なんだから仕方ないだろ!」 という返答しかできませんでした。
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自分は、幹部自衛官でそれなりの階級とポストを与えられている。
自分が、しっかりと仕事をしなければ、部隊での業務が回らない。
家族が、生活できているのも自分が自衛隊で働いているからだ。
だから、仕事は第一優先に考えなければならない。
家族は、仕事の次だ。
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と、当時の僕は考えていました。
おそらく、現役自衛官の方は、このような考えを持っている方が、大半を占めるのではないでしょうか。
家族を持ってからの自衛官時代は、僕にとって、仕事と家庭の板挟みで大変辛い時期でもありました。
いつもイライラしていました。
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仕事はやらないといけない。
しかし、家庭のほうも、一家の大黒柱として支えていかなければならない。でも、それができない状況。
そして、妻に、家族にそのことが理解してもらえない。
どうすれば?
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僕の所には、現役自衛官の奥様や、自衛官とお付き合いされている方から、 このようなパートナー(自衛官)の仕事に関するお悩み相談が多数寄せられます。
民間の方からすると、この状態って「異常」らしいですよ!
③ 今の仕事が辛ければ、環境を変えても良い
僕は、自分自身の体や、家族を壊してまで仕事する必要はないと思っています。
あなたも一旦立ち止まって、冷静になって考えてみてください。
そこまでして、仕事をする必要ありますか?
苦しいのに、今の仕事を継続する理由は何でしょうか?
辞められない理由は何でしょうか?
もしかして、給料を心配されているのでしょうか?
それとも、新しい環境に踏み出すのが怖い?
様々な理由で、足踏みされているかもしれませんが、安心してください。
世の中には、仕事は腐るほどあります。
選ばなければ、仕事は必ずあります。
万一、失敗しても、日本にはセーフティネットが用意されています。
苦しいまま自衛隊を継続することが、唯一の選択肢ではありません。
あなたの人生の選択肢は複数あります。
あなたが本当に「現状が苦しくて逃げ出したい!」と思っているのであれば、 今の環境から抜け出すこともあなたの人生の選択肢にあります。
自衛隊を継続できなければ、継続したくなければ、退職してもいいんです。
あなたが一人抜けてしまったからといって、自衛隊が潰れるわけではありませんし、影響は殆どありません!
あなたの代わりは、いくらでもいます。
数ヶ月も経ったら、あなたのことを覚えている人はほとんどいませんから。
そして、仕事のことで悩んでしまって、間違っても、自分自身の命を断ってしまうという選択肢は選んではいけません。
僕は、苦しみながら仕事をして、どうしようもなくなって、自らの命を断ってしまう人を1人でもなくしたいと思っています。
なぜなら、僕は、現役時代、2名の先輩と同期を失ったから。
その2名とも、原因は職場環境にありました。
上司からのパワハラ、人間関係が原因でした。
数日前に話をした先輩が、突然、命を断ってしまったんです。
訃報を聞いて、頭が真っ白になりました。
「数日前に話をしたばかりなのに、どうして?」
後から思い返すと、その時に人間関係の不満を話された記憶があります。
なぜあの時、異常に気づいて、もっと話を聞いてあげれなかったのだろうと今でも後悔はあります。
その先輩には、小さなお子さんもいました。
ご家族にとっても、 一家の大黒柱が突然いなくなってしまって、やり切れない思いだったと思います。
ご家族の心情を考えると、胸が締め付けられて苦しくなります。
こういう不幸になってしまう人たちを、少しでも多く減らしたいというのが僕の願いです。
今、仕事で苦しんでどうしようもなくなっている方が、この記事を読んで、人生には選択肢が複数あるということを理解して、幸せな方向に舵を切っていただければ幸いです。
それでは、本題に入ってきたいと思います。
まずは、転職を成功させる上で絶対に覚えておいてほしい『鉄則』について2つお伝えします。
02. 転職を成功させるための鉄則
① 生活が安定した状態で転職活動すること
経済的に余裕のある状態で、転職活動をすることが大切です。
収入源が途絶えたのちに転職活動をすると焦って就職先を探すことになり、失敗につながります。
実は、僕は転職活動において自衛隊で転職活動をしないで退職したんです。
海外に1年間いたので、物理的に転職活動できなかったんです。
海外にいる間に上司から次の補職の調整がありまして、次の異動が陸幕の防衛部だったんですよね。
「これは、マズイ・・・、死ぬ・・・」
家庭の事情もあって、退職する決意を固めました。
1年間も、家を空けていて、市ヶ谷勤務になって今度は家に帰れないとなると、家庭が崩壊することは明らかでした。
退職金は、約13年勤務して約5百数十万円くらい。
幸いにも、海外派遣されている間に、結構お給料いただいていたので、少し経済的に余裕がありました。
「1年間も家庭を開けたし、1年ぐらいは家族とゆっくり過ごしてもいいかな。」と考えて、無職のまま、転職活動をすることにしました。
もちろん、家族の理解があってできたことです。
結果的に、1年間、無職でした。
多分、これは異例です!
それぞれの家庭事情があると思うので、急ぐ必要がなければ、基本的には、在職中に転職活動をして、内定を貰ったら退職の届出をするというステップが安心だと思います。
転職には、6ヶ月先の転職を目標にすると、十分余裕を持てるでしょう。
部隊などにできるだけ迷惑がかからないように配慮するのであれば、異動の時期に合わせて準備を進めると良いと思います。
② 長期的な視野で転職先を検討する
これは、とても重要なことですが、
「仕事を通じてスキルを獲得できない仕事は、避けた方がいい」ということです。
特に、陸曹や陸士の隊員の転職先に多いのですが、
警備業:警備員
物流・運輸業:トラックドライバー、タクシードライバー、引越し
飲食業
ビルの清掃員など
「これなら仕事も単純だし、行けそう!」
「楽な割に、自衛隊の時の給料より高い!」
と思うような仕事です。
任期制隊員の場合、自衛隊援護協会を通じて転職活動をするため、こういった仕事を進められて就職する人が多いです。
しかし、覚えておいて欲しいのが、こういう仕事に飛びついてしまうと、10年後、20年後に後悔することになります。
誰でもできる仕事、つまり高度なスキルを必要としない仕事は、一般的に「給与が安い」し、「給与の上げ幅が小さい」です。
同じ業界の他の会社と比べて異様に給与が高い会社は、注意が必要です。
給与が高いことには、何か理由があります・・・。
福利厚生が充実していない。
月給は高いが、実はボーナスがない、少ない。
残業時間が多い。
土日出勤がある。
オススメしない理由は、2つあります。
<キャリアの成長が難しい>
これらの仕事は、専門性が高い技能や知識を要求しないため、あなたが自衛官として培った高度な技能や専門知識を十分に活用する機会が限られています。
また、これらの仕事は、大切な時間を削って、決まった単純な仕事を継続するだけです。
つまり、何時間働いても、将来に収入を増やせるようなスキルを身につけることができないので、将来的により収入をあげたいと思っても厳しいのが現実です。
現在、独身であれば、それでいいかもしれませんが、家族を持った時にその仕事で大丈夫かということを考えておく必要があります。
<給与が低く、収入が停滞>
時間労働が基本(時間を切り売りする仕事)で、スキルアップによる収入の大幅な向上が見込みにくい職種です。
このため、長期的に見ると、経済的な成長や収入の増加が限定的になるリスクがあります。
目先の給与の額面や仕事の単純さに飛びついたら、将来、後悔することになるでしょう。
若い時に楽をしたしっぺ返しが、将来必ず訪れます。
あなたが、20代、30代であれば、給与が多少減ったとしても、働けば、働くほど、将来支えるスキルを身につけられる仕事を選択した方が、長い目で考えれば良いです。
もちろん、こういう業界で働いてくれている人たちがいるからこそ、世の中が回っているわけで、それらの仕事を否定するわけではありません。
しかし、もしあなたがより良い将来を考えるのであれば、避けた方が良いということです。
03. 転職〇〇を使って情報収集
僕が、転職活動を始めてまずやったことは、転職サイトと転職エージェントへの登録でした。
僕は民間企業に関して無知だったため、まずは
どのような業界があるのか
どんな企業があるのか
転職活動はどのように進めていけばいいのか
といった情報から収集する必要がありました。
① 『転職サイト』と『転職エージェント』の違いは?
Web上で求人を探していると『転職サイト』と『転職エージェント』というのがあると思いますが、この違いわかりますか?
たくさんの情報が溢れていてわかりにくいですが、両者にはサービスで大きな違いがありますので、この違いについて理解をした上で利用することが大切です。
一般的な転職サイトと転職エージェントの違いと、それぞれのオススメの会社は、次のとおりです。
<転職サイト>
自己主導型: 利用者が自分で求人を検索し、応募する。
求人情報の量: 多くの求人情報を簡単に検索できる。
匿名性: 利用者が匿名で求人情報を閲覧できる。
サポートの限界: 履歴書や職務経歴書の書き方について基本的なアドバイスはあるが、個別のキャリアカウンセリングや面接対策は限られている。
インターネットで調べていただくと分かると思いますが、転職サイトは、無数にあります。
どの転職サイトを選べばいいのか迷うと思います。
転職サイトでオススメは、『Indeed』です。
Indeedは、ほとんど全ての転職サイトを取りまとめているので、横断的に求人を検索できますので効率的に求人を探すことができます。
転職サイトであれば、Indeed 1択で十分必要な求人をカバーできます。
↓↓クリックするとアクセスできます。
<転職エージェント>
フルサポート型: キャリアアドバイザーが個別に面談を行い、キャリアプランの立案や求人の紹介、応募書類の添削、面接対策などをサポートする。
非公開求人: 一般には公開されていない求人情報へのアクセスが可能。
キャリアカウンセリング: 専門のキャリアアドバイザーが個人のキャリアプランに合わせたアドバイスを提供。
企業との交渉代行: 年収交渉や入社条件の調整など、企業との交渉を代行してくれる。
僕の場合は、「ハイクラス」の転職を希望していたので、そのような求人のある転職エージェントを3つ登録しました。
転職エージェントを活用できれば、非常に効率的に転職活動できますが、十分なキャリアやスキルがなければ、転職エージェントの利用はできないと思っておいてください。
十分なキャリアやスキルがなければ、転職エージェントに登録はできても、なかなか自分に合うような求人を見つけることができないかもしれません。
幹部自衛官でAOC(幹部上級課程)を修了しているような方であれば、転職エージェントを有効利用できると思います。
ただし、登録の段階で履歴書や職務経歴書を登録する必要がありますが、ここでしっかりと自分の経歴やスキルをアピールできていなければ、スカウトやヘッドハンティングを受けるのは難しいでしょう。
僕が、利用した転職エージェントは次の通りです。
<ビズリーチ>
<リクルートエージェント>
<JACリクルートメント>
私は、上記3つ登録しましたが、『ビズリーチ』をメインで使用していました。
個人的には、『ビズリーチ』が一番使いやすかったですし、スカウトの数も多かったです。
JACリクルートメントからは、僕の要求に合う求人がなかったためか、ほとんど連絡がありませんでした。
僕の場合、はじめのうちは、転職サイトへ登録していて自分で色々と求人を探していましたが、なかなか自分のやりたいこととマッチする仕事が見つからず・・・。
転職エージェントに登録をして、エージェントの方に話を聞きに行った方が早いと思い、都内に足を運んで「リクルートエージェント」の方と面談しました。
60分くらいこちらの希望や悩みなどについて話して、希望する求人があるかどうかをシステム上で探してもらい、5つくらいの求人を抽出してもらいましたが、希望するような求人は、見つかりませんでした・・・。
そのエージェントの方は、自衛官の転職は担当したことがなかったので、満足できるアドバイスをいただくことができなかったのが実情です。
希望に合った求人があれば、連絡して欲しいことを伝えて、帰ってきたような感じになりました。
任期制自衛官や定年退職自衛官は、基本的に自衛隊援護協会を使って転職する方が多いです。
このため、民間の転職エージェントが自衛官のサポートをする機会が少ないため、自衛官の転職には弱いのかなと思いました。
② 有料サービスと無料サービス、どっちを選ぶ?
転職エージェントには、有料でサービスを提供している会社と無料でサービスを提供している会社があります。
僕が利用した転職エージェントでは、
ビズリーチ:無料/有料
リクルートエージェント:無料
JACルクルートメント:無料
でした。
僕は、ビズリーチに登録をしていたので、月々5,478円(税込)を支払っていました。
12ヶ月だと、約66,000円です。
人によって、「高っ!」と思う人もいると思います。
無料サービスでも良いですが、使用できる機能が制限されているので、やはり本気で転職を考えるのであれば有料サービスがおすすめです。
ビズリーチには、「スカウト」や「プラチナスカウト」などのサービスがあります。
ビズリーチの「スカウト」とは、プロフィールや希望条件を入力して職務経歴書を公開しておくことで、ヘッドハンターや企業担当者がプロフィールを見て気になった求職者にアプローチできる仕組み。
そして、「プラチナスカウト」とは、企業の面接・ヘッドハンターとの面談が確約された特別なオファーで、応募すれば内定につながりやすいスカウトのことです。
気になった方は、ビズリーチのサイトで確認してみてください。
この有料サービスを利用し始めて、結構、(プラチナ)スカウトをいただく機会が増えました。
僕は、もともとセキュリティ関連の仕事で希望してたんですが、それ以外のマネジメントを必要とする求人や社長の秘書などのスカウトを、会社の社長などから直接いただいたこともありました。
そして、退職をして半年後ぐらいに僕にぴったりの求人があり、その会社に応募するに至りました。
それが、後に僕が勤務することになった会社です。
無料で転職サイトを利用するのもありなんですが、やはり質の高い情報を得たり、効率的に転職活動を進めようと思ったら、それなりのお金を支払った方がいいかもしれません。
世の中に出回っているサービスには、無料と有料のサービスがありますが、やはり無料と有料ではサービス内容が大きく違います。
無料は、やはり無料で提供できるだけのサービス内容です。
あなたも、どの転職エージェントを活用しようか迷われていると思いますが、条件の良い求人に出会いたい、効率的に転職活動をしたいと考えるのであれば、有料サービスに登録をしておくことがお勧めします。
それによって、非公開求人など、入ってくる求人の質や量も全然異なってきますので、転職の成功率が大きく異なってくると思います。
小額の自己投資をケチって、将来の大きなメリットを逃してしまうのは得策ではありません。
お金をかけるべきところには、お金をかけることが、大切だと思います。
そうすることで、結果的にあなたの将来にとって大きなメリットとなって返ってくるはずです。
ちなみに、転職活動当時、僕は使用しなかったですが、次のようなハイクラス転職エージェントもあります。
<doda X>
転職サポートをしている関係で、試しにdodaXに登録してみました。
無料で使えます。
このサイトでの求人紹介を受ける方法は、
①他社の転職エージェントのヘッドハンターからスカウト
②パーソルキャリア doda X求人紹介担当からの求人紹介
③企業からのスカウト
があります。
①は、他の転職エージェントよりも沢山のスカウトがきます。
今、私はビズリーチにも登録だけしているのですが、同じく職務経歴書をアップデートしていても、dodaXの方がスカウトが多いです。ただ、これは、登録してまだ月日が浅いからかもしれませんが、現時点では、dodaXの方が多くの求人を紹介していただいています。
また、ヘッドハンターは、募集先の企業と繋がりがある人が多いので、そういう人に声をかけていただけると内定の可能性は高まります。
②は、毎日のように求人紹介が届きます。
しかし、ほとんどは自分の希望職種から少しずれているため、多くの求人を「辞退」することが多いです。
パーソルキャリア doda Xの求人紹介では、doda Xのプラットフォーム上で作成した職務経歴書をそのまま担当者が企業に提出しますが、職務経歴書を応募する求人に合わせて修正することができない点は、このシステムの大きな欠点です。
このシステムでは、求職者の希望に合う「キーワード」に基づいて大量に求人が紹介され、応募が促される仕組みになっています。これは、企業の利益を最優先に考え、「数打てば当たる」といった方式に依存していると思われます。このような方式では、パーソルキャリア doda Xの担当者は時間のかかるキャリア相談を省略し、単に企業からの求人情報を求職者に流すだけで、効率的に企業の利益を確保できるのだと思います。
しかし、この方式では、たとえ良い求人が紹介されたとしても、書類選考で落ちる可能性が高くなります。
③については、直接企業からのスカウトです。
これを貰えれば、内定に至る可能性は高くなります。民間企業は、転職エージェントを使った方が効率的に必要な人材を集めることができるので、転職エージェントを介している企業がほとんどです。このため、このスカウトは希少だと思います。
結論としては、
①の求人の中から選べば、職務経歴書の修正も可能で、ヘッドハンターと募集企業のコネクションもあり、内定の可能性が高まるので、効率よく転職活動をしたければ、①の求人から選択しましょう。
04. 応募する際の心得
① 年代別で求められる〇〇が違います!
ある転職関連の記事にこのようなことが記載されていました。
一般的な、年代別の採用する企業側が求める事項です。
その理由もざっくりと記載してみました。
20代→「専門性」
20代の転職において専門性が重視されるのは、個人の市場価値を高め、企業に即戦力として貢献できるためです。この年代はキャリア初期段階にあるため、専門的スキルや知識を持つことで競合他者と差別化し、より良い転職機会を得ることが可能です。さらに、専門性を確立することは、長期的なキャリア成長に寄与し、技術進化に対応する能力を高めます。
若いうちに専門知識を深めることで、将来的にはその分野の専門家としての地位を築く基盤にもなります。このため、20代での専門性の重視は、キャリアの成功に向けた重要な戦略となります。30代→「経験」
この年代は、専門知識や特定スキルの深化が見込まれ、リーダーシップや管理能力も発揮されやすい時期です。長年の職務経験を通じて築かれた業界内のネットワーキングや詳細な業界知識も、新しい職場での業務に大きく貢献します。また、キャリア初期段階を越えた安定性と成熟度は、企業にとって価値ある投資対象と見なされます。これらの理由から、30代の転職者は経験を重要視されることが多くなります。40代→「人脈」
40代は通常、業界内での広範な人脈を持っていることが期待されます。これらの人脈は新しいビジネスチャンスをもたらす可能性があり、企業にとって価値が高いとされています。
一般的に企業は年代別に上記のようなことを求めているので、書類選考や面接の際にはこれらを最大限アピールした方が良いでしょう。
そして、あなたがもし20代で転職しようとするのであれば、何かのスキルが求められます。
そのスキルを持って書類選考や面接の場で戦うことになります。
もし、戦えるようなスキルが無いのであれば、スキルを身に付けることが大切です。
20代だとまだ若いので、これから学びを深めて、自分が行きたい業界に必要なスキルを高めたり、とりあえずスキルが身に付くような会社に入社をします。
そこでスキルを高めて、将来的により条件の良い会社に転職するといった方法を考えると良いでしょう。
くどいですが、もしあなたが任期制の隊員で退職する場合や、若いうちに自衛隊を退職するのであれば、スキルが身に付かない業界は避けたほうがいいですよ。
② 30歳を過ぎたら、基本的に◯◯力
僕は、35歳を過ぎてからの転職でした。
先ほどお伝えした通り、30代では、一般的に「経験」が求められます。『即戦力』となる人材です。
世間では、35歳以上の転職は、不利だと聞いたことがありますが、僕が転職活動をしてみてそうは感じませんでした。
しっかりと、経験を積んで、採用企業が欲しがるような即戦力になれば、採用されます。
35歳以上の求人にも様々なものがあるので、企業が欲しい人材であれば、採用される可能性はあります。
もし、あなたが35歳を過ぎていたら、基本的に即戦力となれるような求人を選択した方がいいです。(ミドルの求人は、即戦力を求められるものばかりなので、そもそも求人に当てはまらないということが多いかもしれません)
民間企業の側も即戦力を求めた求人を出していますので、求人と合致すれば採用される可能性が高くなります。
ですから、35歳を過ぎてこれまでの経験とは異なる、新しい職種にチャレンジするとなると採用してくれる企業はあるかもしれませんが、収入がガクッと下がる可能性があります。
ただし、これまでの自衛隊の経験が直接生かせるような職種でなかったとしても、 ポジションであなたのこれまでの能力やスキルが生かせるようなものがあれば、給与は前職の給料を基本として考慮していただける場合が多いので、同等位か、それ以上の収入を得ることができると思います。
例えば、建設業界の企業の危機管理関係の部門や安全対策部門などがそれに当たります。
05. 選択失敗を回避!上手な企業調査
次に、企業の調査する際に役立つツールについて4つお伝えします。
① 企業のHP
普通の人はやると思うんですが、応募する企業が決まったら、その会社のホームページにアクセスして情報収集します。
この情報収集は、企業の理念やビジョン、自分が働く部門の業務内容や会社での役割等について調べておきます。
これは、職務経歴書や面接対策のための情報収集に重要です。
② "黒"企業でないかのチェック
念のため、その会社がブラック企業でないかどうかを調べます。
ブラック企業とは、一般的に以下のような企業です。
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労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す。
賃金不払残業や、いじめ・嫌がらせ等のパワーハラスメントが横行する等、企業全体のコンプライアンス意識が低い。
採用時に合意した以上のシフトを入れる。
退職を申し出た際に「ノルマ」や「罰金」を理由に辞めさせない。
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ブラック企業を調べる方法として、厚生労働省の労働基準局監督課が、毎年、労働基準関係法令違反に係る公表事案として公表していますので、そこに応募先の企業名がないかを確認しましょう。
↓↓クリックするとファイルをダウンロードできます。
③ 企業の口コミをチェック
次に、その会社の口コミのチェックです。
会社などの口コミ情報を得ることができる『openwork』と言うサイトがありますが、ご存知でしょうか?
↓↓クリックするとアクセスできます。
これはその企業で働く社員や退職された方が、その会社の年収や口コミなどの情報を記載しているサイトです。
会社のホームページだけでは内部事情を知る事は難しいですが、社員や退職者の口コミを見れば、その会社の社風や問題点、給与など、いろいろな情報が収集できます。
ですから、応募する前には、openworkに登録をして、あらかじめ応募先企業の口コミを確認をして応募すると良いでしょう。
ただし、退職者の口コミには、恨み節が多い傾向にあるため、口コミが100%正しいとは限らないので、その点も留意をして参考程度に活用するようにしてください。
④ ビジネスSNSで生の声を聞く
『Linkedln』というSNSがありますので、このSNSに登録して実際にその企業で働いている人との接触を図ることもお勧めです。
社内の実情など、生の声を聞くことができますので、価値のある情報を収集することができる可能性があります。
06. 書類選考通過のためルール
① 応募先企業への提出資料
応募先の企業に提出する書類は、基本的に2つです。
『履歴書』と『職務経歴書』の2つになります。
簡単に言うと、
「履歴書」:現住所、連絡先、学歴、職歴等を記載するもの。
「職務経歴書」:これまで行ってきた職務内容について記載するもの。
② 履歴書・職務経歴書作成のポイント
<履歴書>
生年月日などの和暦と西暦は、統一して書く。
現住所は、略さずに住民票通りに記載する。
職歴欄の記載は、少な過ぎず、多過ぎず。
伝えるべきことを適切な分量で記載すること。あまりに詳細すぎるとまとめる技術を疑われます。退職理由は、自己都合で退職する場合は、「一身上の都合により退職」と記載し、人間関係や給与面での不満で退職とは書かない。
免許・資格は、応募職種に適していること。
資格マニアの人がいて、持っている資格を全て書く人がいますが、マイナスイメージを与えてしまいます。
TOEICなどであまりに点数が低い場合は、あえて書かない方が良い。記載するか否かの基準は、600点以上。
<職務経歴書>
職務経歴書で絶対に外してはいけない項目
① 職務要約:5行程度でポイントを整理して書く。
② 職務詳細:2ページ以内にまとめる。
・成果主導の記述:具体的な成果や影響を数値や事例を交えて記述
・STAR法の活用:「状況(Situation)、課題(Task)、行動(Action)、結果(Result)」のSTAR法を用いて、職務経験を構造的に記述
・スキルと経験の適切なマッチング:応募する職種や企業の求めるスキルや経験に合わせて、職務経歴書の内容を調整
・具体的かつ簡潔な記述:長すぎる説明は避け、ポイントを絞って記述
・キーワードの適切な使用:業界や職種に特有のキーワードや専門用語を適切に使用
③ 保有スキル:応募企業で求められている、または使えるスキルを記入する。関係のないスキルは記載しない。
④ 自己PR:あなたの性格や情熱、スキル、長所などを400字程度で伝える。
⑤ 特記事項:単に職務経験やスキルを超えて、あなたの個性や総合的な能力を伝える。採用担当者が何を知りたいかを理解し、それに基づいた内容にする。
見やすい資料を心がける。
無理に1枚にまとめようとしない。
読み手の視点から見て、必要な情報を整理して記入する。色をつけて目立たそうとしない。
転職サイトの中には、ブラウザ上で経歴などを入力すると履歴書や職務経歴書が自動的に出力されるものがあります。
しかし、出力してみると、文字の大きさや太さのバランスが悪かったり、見た目が悪い場合があるため、Wordなどのフォーマットで作成した方が、綺麗な資料を作成できます。
僕も、手間はかかりましたが、ブラウザで入力したものを抽出した時、あまりに見た目が酷かったため、Wordで作成し直しました。
採用を勝ち取るためには、まず、書類選考を通過しなければ、面接の土俵に乗れないので、書類選考のための準備はしっかりする必要があります。
③ 職務経歴書は使い回さない
重要な事は、企業側が求めている求人の応募条件と自分の職務経歴書の記載内容(経歴やスキル)がマッチしていることです。
マッチしていなければ、書類選考を通過することは難しいです。
ですから、企業側が求めている求人の条件に合致するように職務経歴書を作り込んでいく必要があります。
この点は、書類選考を通過するための1番重要なポイントかなと思います。
これができていなければ、書類選考で落ちます。
職務経歴書で、「私の経歴は、御社の求人に合致してますよ。」というところを猛烈にアピールしなければなりません。
ということは、仮にあなたが5つの会社に応募するとしたら、1つの職務経歴書を使い回すことはできず、求人内容が異なっていれば、書き方も変えていかなければならないということです。
中には、面倒くさがって、1つの職務履歴書を使い回す人がいます。
求人内容が似通っていたらそれほど影響はないですが、こういう人は、他の4つの企業の書類選考で落ちます。
せっかく応募するわけですから、応募する企業に誠意を持って対応することが大切です。
④ 経歴の虚偽や誇張は、アウト!
ここからは、民間企業での採用する側の経験から、お伝えしたいと思います。
採用側からすると、面接においては、応募者から提出された経歴書や職務履歴書に目を通して、その中から確認事項や質問事項を考えて面接に臨むことになります。
よって、職務経歴書で書いたことに対して、説明できることが重要となります。
僕が以前勤めていた会社で求人を出した際に、陸上自衛隊の幹部の応募者でこのような人がいました。
職務経歴書に嘘や誇張した内容を書く。
その隊員は、1等陸尉でしたが、職務経歴書の内容が、虚偽、あるいは明らかに誇張しすぎている内容でした。
1等陸尉なのに、そんな権限があるのか?
陸上自衛隊でBCP作成の経験があるとはどういうこと?
→そもそも、BCPの意味わかってる?
自衛隊経験者の僕にとって、びっくりする内容が記載されていました。
もちろん、その段階で面接する必要ないと判断し、不採用としました。
だって、嘘や誇張をして書いてくる時点で不誠実じゃないですか。
その陸上自衛隊からの応募者にとっては、応募先企業に元自衛官がいることは、思いもよらなかったのでしょうが、 民間企業の危機管理関係の部門には結構、元陸上自衛官がいます。
嘘や誇張は、すぐにばれてしまいます。
書類選考の段階で、その嘘がばれたら採用は難しいです。
仮に、書類選考を通過したとしても、面接で職務経歴書の内容を厳しく突っ込まれて終わってしまいます。
そして、嘘や誇張がバレたら、自分の希望する企業には、もう申し込みができなくなってしまいます。
職務経歴書には、自分の経歴の事実を淡々と書けばいいだけのことなんです。
後は、言い回しの問題です。
職務経歴書への嘘や誇張の記載は厳禁です!
07. 自衛官の面接対策の心得
転職サービス会社の中には、面接対策も併せてやっていただけるところがありますが、僕は、利用はしませんでした。
理由は、過去、CGS試験対策でも嫌と言うほど、面接の対策をやったので、それなりに自信があったから。
自分自身で基本的な質問内容には答えられるように、それぞれの質問内容に対する回答をまとめ、すらすら回答できるようにしていました。
ここでは、自衛官が面接対策で心得ておくことなどをお伝えします。
① 転職面接での定番の質問への準備
転職面接で必ず問われる基本的な質問について、6つ列挙しました。
採用者側の質問の意図についても記載しておきますので、これらの回答は予め準備しておきましょう。
=======
あなたの自己紹介をしてください。
→この質問は、応募者のコミュニケーション能力や自己認識の度合いを評価するために用いられます。応募者がどのように自身を表現するかを通じて、その人となりを理解しようとします。今までの経験を交えながら、自己PRをしてください。
→応募者が過去の経験をどのように現在の職務に活かせるかを判断するための質問です。具体的な例を挙げることで、その能力と経験の実証が求められます。なぜ、自衛隊を退職されたのですか?
→この質問は、応募者のキャリアの動機や転職理由を理解するために重要です。応募者の価値観や今後のキャリアに対する期待を探ります。なぜ、弊社を希望したのですか?
→企業は応募者がどれだけ同社に関心を持っているか、そしてその企業で何を成し遂げたいかを知りたがります。企業文化やビジョンへの適合性を評価するための質問です。あなたのキャリアプランについて教えてください。
→長期的なキャリア目標を通して、応募者の野心やプロフェッショナルとしての成長意欲を評価します。企業は自社での将来的なポジションや役割に適合するかを判断します。最後に、何か言いたいことはありますか?
→採用者側が応募者に最終的な印象を残す機会を提供するために用いられます。この質問の意図は、応募者が面接の最後に自分自身をどのように表現し、どれだけ熱意を持っているかを確かめることです。
応募者にとっては、自己の強みを再度強調したり、面接で未解決のままだった点を明確にしたりするチャンスです。
また、企業への強い関心や将来同社でどのように貢献できるかを伝えることができる重要な瞬間でもあります。
この質問は、応募者が積極的かつ自信を持って対応することで、ポジティブな最後の印象を残すことができます。
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② 郷に入っては郷に従え!
服装や面接会場への入退室要領などについて、世間の一般常識に合うようなやり方を練習しておきましょう。
世間の一般常識です。
自衛隊の常識ではありません!
以前、自衛官の転職希望者が、民間企業の面接時に、自衛隊式の動作でやってしまい、面接官が引いてしまったと聞きました。
つまり、民間企業の面接で、『基本教練』をやってしまったらしいんです笑
30度の敬礼や、右向け右、回れ右の動作で短靴をバシッ、バシッと鳴らして決めたそうです。
面接官からは、「君、それやめた方が良いよ。」と言われたそうですよ。
これから入社するのは民間企業です。
軍隊組織ではありません。
民間の方からすると、軍隊式の動作は、「異様」なんです。
これでは、適応性、柔軟性を疑われてしまいますので、しっかりと民間企業での一般的な作法を学んで、面接に臨みましょう!
③ 基本的に面接官はあなたの話はわからない
自衛官として特に気をつけておく必要がある事は、 民間の方にもわかりやすく説明することです。
自衛官の仕事内容や自衛官が使う言葉は、民間の方にとって馴染みのないものす。
例えば、
文章で見ると、ある程度イメージできるかもしれませんが、民間企業の人がこれを聞いたら、専門用語が多すぎて理解できないでしょう。
あなたが自衛隊の中で、通常、使っている言葉は、面接官には伝わらないと思って準備をしてください。
今、私は、現役自衛官の職務経歴書などの作成をサポートしていますが、わかりにくい単語や表現が沢山あります。元自衛官の私でさえ、職種が違ったらわからない言葉があるので、民間企業の方がそれを見ると当然わからないでしょう。
漢字で簡潔に書きすぎてて(言葉足らずで)、イメージしにくい。
表現が独特で、民間企業で使用する言葉ではないので、理解し難い。
CGSを卒業した佐官の方もそのような傾向があるので、注意が必要です。
面接官にもわかるような言葉で、また、わかりにくいなと思った場合は、わかりやすく説明を追加するなど、「相手にわかりやすく伝えようとする配慮」が必要です。
④ あなたは、どんな人と働きたいですか?
一般的に、民間企業の転職面接は、2〜3回あります。
1、2次面接では、これから自分が所属する部門の方と採用担当者を交えた面接。
最終面接では、その会社の役員の方との面接が一般的です。
基本的には、1、(2)次面接の応募した部門の方との面接がうまくいけば、最終面接は入社の意思確認的なものが一般的ですので、1、(2)次面接を通過すれば大抵の場合、合格すると思います。
ですから、1、(2)次面接で面接した方に、自分たちと一緒に働いてもらいたいと思わせるような面接をすることが重要だと思います。
<あなたは、どういう人と一緒に働きたいですか?>
僕の場合は、こういう人と一緒に働きたいですね。
=======
協調性がある人
チームワークを重視し、共同で目標を達成するために協力し合える人。
コミュニケーション能力が高い人
明確かつ効果的にコミュニケーションが取れる人。
ポジティブな姿勢の人
困難に直面してもポジティブな態度を保ち、チームの士気を高めることができる人。
柔軟性があり、適応能力が高い人
変化する状況や新しい課題に柔軟に対応し、新しいアイデアや解決策を提案できる人。
責任感が強い人
自分の仕事に対して責任を持ち、約束や期限を守ることができる人。
=======
一般的に、このような人だと思いますが、あなたはどう思いますか?
個人的には、上記の5つを出せるような面接を追求できるように準備すれば、人物的に好感を持っていただけるのかなと思います。
スキルは、もちろん、自分の将来のビジョンや性格等についてもしっかりと伝えることが大切です。
08. 面接試験
ここからは、面接試験について記述しますが、あくまで僕が受けた面接試験です。
企業によって面接試験のやり方が異なる場合がありますので、求人を見て確認してください。
① 1次面接
人事部のマネージャーの方、1名と僕が希望する部門の部長とマネージャーそれぞれ1名ずつ合計3名の方との面接でした。
一般的な面接は、このような感じですが、企業によっては、1対1でやるところもあるようです。
1次面接は90分の予定でしたが、 話が弾んで2時間以上、話した記憶があります。
面接官の部長は、役員を兼務されている方だったので、論理的でかなり微に入り細に入り質問をされました。
しっかり準備していなかったら、危うあったなと思うほどでした。
かなり突っ込んだ話をされましたが、面接時間も30分以上もオーバーしてお話ができたということは、良い感触だったのかなとポジティブに考えていました。
その後、1次面接の合格通知をいただき、次の最終面接へと進みました。
② 最終面接
最終面接では、顧客との打ち合わせを行うような、高級感溢れるフロアに通されました。
会長や社長などが執務するフロアでした。
自衛隊しか知らなかった僕にとって、とても新鮮な環境でした。
最終面接は、1時間程度だったと思います。
そこでは、3名の役員の方に面接を受けました。
特に、厳しい質問はありませんでしたが、おそらく1次面接で部門の方が合格を出しているので、それを覆すということは、余程のことがない限りないのかなと思います。
ですから、最終面接は、最終的な意思確認的な内容でした。
すべての面接が終わり、『採用通知』をいただきました。
この段階で、その企業を紹介してくれたキャリアアドバイザーを通じて、勤務条件や給与についての連絡がありました。
③ 面接が終わった後のお礼も忘れずに!
面接終わった後には、面接のお時間をとっていただいたことへのお礼のメールとともに面接で伝えきれなかったことを、転職エージェントを通じて伝えていただきました。
この行為が良かったかどうかは分かりませんが、自分がそこの会社で働きたいという熱意は感じ取っていただけたのかなと思っています。
以上が、僕が陸上自衛隊から民間企業へのざっくりとした転職活動の流れと転職活動のポイントになります。
自衛隊での勤務経験しかない方の民間企業への転職は、不安もあると思いますので、これらのことを参考にして、転職活動進めていただければ大きな失敗をする事は無いと思います。
09. 伴走型でがっちりキャリアサポートします!
① 現役自衛官のキャリアのトータルサポートします!
これまで、現役の陸上自衛官の方から、このnoteのサイトを通じて、転職に関するご相談も受けてきました。
よって、今回はこのような記事を記載させていただくことにしました。
現役の自衛官の方で、将来のキャリアや転職で悩んでいる現役自衛官の方をサポートできるような体制も構築していこうと考えています。
そして、陸上自衛隊の中でそれなりのキャリアを築き、民間企業へ転職し、現在、経営者である僕のこれまでの経験を生かして、現役自衛官の方への今後のキャリア形成をサポートするサービスを開始し、3等陸尉から1等陸佐の方々へのキャリアサポートの実績を蓄積してきました。
② 転職エージェントではダメなの?
転職エージェントは便利な存在ではありますが、利用するにあたって注意すべきこともあるため、それについてお伝えしておきます。
僕の場合、転職活動中、転職エージェントを利用していましたが、自衛隊のことに詳しいアドバイザーがいなかったので、適切なアドバイスや求人を受けることができないということがありました。
民間企業で働いている元自衛官のキャリアアドバイザーの方も同様です。
彼らからすると、求職者をできるだけ多く転職をさせて、自分の業績を上げることが重要なんです。
民間企業は、会社の利益を上げることが目的です。
そこで働く社員は、会社の利益を上げるために働いています。
業績が、昇給や昇進、ボーナスに反映されます。
ということは、 どういうことが起こり得るでしょうか?
あなたが、民間企業に属する転職エージェントのアドバイザーの立場で考えてみてください。
・・・・・・・・
そうです!
できるだけ早く民間企業へ転職させようとするんです。
どんどん転職させて、一人でも多くの求職者を転職させた方が業績が上がり、自分の利益となって返ってくるからです。
これは、民間企業で働く社員にとっては自然なことです。
また、求人には、期限があるため、定められた期限までに応募できなければ、その求人に応募するチャンスを逃してしまいます。
よって、キャリアアドバイザーの方は、その期限に間に合わせようとスケジュールを組むため、急かすこともあります。
ちょっとここで考えて欲しいのは、
「あなた自身は、焦って転職先を決めてしまって大丈夫でしょうか?」
ということです。
次の転職先で、あなたは、長年勤務することになり、そこの会社に依存して家族を養っていくことになります。
収入は、十分でしょうか?
ボーナスは貰えますか?
退職金は貰えますか?
長く働ける会社でしょうか?
自分のスキルを高められる会社でしょうか?
福利厚生は、しっかりしていますか?
残業時間は、どれくらいでしょうか?
ブラック企業に指定されていませんか?
など、将来のことも見据えて転職を考えなければなりませんよね?
往々にしてあるのが、
自衛隊と勤務時間が変わらない。
会社の業績が悪く給料が減った。
残業代が出ない、少ない。
環境変えたけど、なんか楽しくない。
単純作業ばかりでスキルが身につかない。
といったような「転職の失敗」が起こります。
「これじゃあ、自衛隊を続けていた方が良かったじゃないか」という、後悔に繋がります。
そして、
あなたは、本当にすぐに自衛隊を退職した方がいいのか?
あなたは、民間企業に就職した方がいいのか?それとも、独立した方がいいのか?
ということも、選択肢として考えられるはずです。
でも、自衛隊を継続した方がいいという選択肢や独立開業という選択肢を付与することは、転職エージェントの仕事ではありません。
転職エージェントは、民間企業への転職をサポートするためのアドバイザーであり、あなたのトータルの人生のキャリアを考えてアドバイスしてくれる人ではありません!
また、転職エージェントのサービスの質は、担当するアドバイザーに大きく依存します。
アドバイザーの経験が浅い場合や相性が悪い場合、満足のいくサポートを受けられない可能性もあります。
転職エージェントを利用する場合、こういうデメリットがあることにも留意して活用していく必要があります。
③ 転職で最も重要なことは?
僕は、「自己分析」が、あなたがこれからのキャリアを考える上でめちゃくちゃ重要だと思っています。
これがしっかりできていないと、『将来のキャリア形成』で失敗します。
ここでいう将来のキャリア形成とは、あなたの人生のトータルのキャリアです。
そしてこの自己分析は、かなり深いところまで分析をしなければ、
「転職をしたけど、なんか幸せじゃないなぁ」
という状況が続き、せっかく転職をしたのに、ずっと我慢をしながら仕事をする羽目になります。
この点は、転職エージェントの弱いところかなと思っています。
本当にあなたの価値観や強みを詳しく分析して、将来に導いてくれるそういったサービスが欠如してるんですね。
理由は、先ほどお伝えした通り。
彼らは、求職者を民間企業へ転職させるためのアドバイザーです。
ちなみに、転職エージェントがどのように報酬を得ているかというと、彼らは求職者に料金を請求しません。
代わりに、彼らが紹介した求職者がある会社に採用され、実際にその会社に入社すると、その求職者の年収の数十%程度を会社から報酬として受け取る仕組みです。
ということは、できるだけ多く、できるだけ早く求職者を転職させたいんです。儲かるので。
ですから、転職で一番大切な求職者の自己分析までは、時間をかけられないんです。時間をかけたくないんです。
さっさと求職者を転職させてしまいたいんです。
転職エージェントのアドバイザーの中には、『業績至上主義者』がいます。
僕は、転職エージェントを自己分析のために活用してやろうと思って、アドバイザーの方に色々な質問をしましたが、熱心には対応していただけませんでした。
この時、「あっ、そういうことか。彼らは、自分の成果・利益に直結しない、時間のかかることはやらないんだな」と理解しました。
『自己分析フォーマット』を提供している転職エージェントはあります。
しかし、表面的で薄っぺらいです。
資料を渡して、「自分でやってね」というところが殆どです。
僕も、自己分析シートを渡されましたが、どうやって活用したらいいのかわからず、結局、自分で転職に関する本を読み漁って自己分析をした記憶があります。
民間企業の転職エージェントを使うデメリットは、こういうところにあるのかなと思います。
もちろん求人を探す際には、転職エージェントの方は、非公開の求人情報などを持っているので、希望する求人を探す際には活用した方が良いのです。
転職エージェントを活用するメリットとデメリットを理解して、エージェントの方とお付き合いをした方がいいのかなと思います。
④ 提供サービス
キャリア形成のトータルサポートです。
特に、民間企業のキャリアアドバイザーでは、できないことに重点を置き、あなたの将来をトータルに考えて、最適なキャリアをあなたと一緒に考えていこうと思っています。
自己分析サポート
企業調査サポート
履歴書、職務経歴書作成サポート
面接対策サポート
開業する場合のサポート
サポートの詳細は、『無料面談』でお伝えします!
⑤ 提供サービスの特徴
伴走型のため、初めての転職活動で不安なあなたに寄り添ってサポートします。
幅広い選択肢から、あなたに最適なキャリアを考えていきます!
あなたと二人三脚であなたのキャリアを考えます!
転職エージェントの弱いサービスを重点的にサポートします!
転職エージェントでは、できないレベルの手厚いサポートを目指します。
僕の場合は、基本的にどの組織にも属していないので、自分の経験をもとに適切なアドバイスをすることができると考えています。
つまり、
自衛隊でもう少しキャリアを積んだほうがいいのか
民間企業に転職したほうがいいのか
独立開業したほうがいいのか
幅広い視点、中立的な立場でアドバイスができると考えています。
つまり、あなたにとってベストの未来の選択をサポートできます。
なぜか?
僕は、利害関係がないからです。
利害関係がないので、純粋にあなたの幸せを第一に考えてアドバイスができます。
これまで、私は幹部自衛官から相談を受けてきましたが、その方の置かれた状況や立場、将来を見据えて、転職をお薦めしなかった方も複数います。
民間企業へ転職をしたら100%幸せになるかといえばそうではありません。
自衛官としてもう少し頑張れば道が開ける方もいます。
相談者の置かれた状況を考えずに、ただ単に転職だけを薦めるのは、無責任だと思っています。
そして、こういう判断、アドバイスができるのは、陸自でそれなりの経験とキャリアを築き、民間企業での採用面接官としての経験がある私だからできることでもあると考えています。
この点は、民間の転職エージェントや、フリーで活動している元自衛官が提供している転職コーチングなどのサービスと大きく異なる点かなと思っています。
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これまでの3等陸尉から1等陸佐の方々へのサポート実績を踏まえて、あなたの人生を第一に考えたご相談への対応をさせていただきます。
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長文を最後までご覧いただきありがとうございました。
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