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🐇私のこと

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このnoteを書いてる私【マリナデシコ】のこと。大和なでしこ修行の体験エッセイや、大和なでしこになれるプライベートレッスンのこと等。
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#着物

🐇#4 着ただけではなれない【大和なでしこ修行覚書】

↑の続きです。 「大和なでしこになりたい!」という漠然とした目標を立て、雰囲気までもが美しい、カリスマオーラあふれる日本舞踊の先生に、よく考えもせず弟子入りしてしまった私。 なにもかもが初めてでよく分からず、散々だったお稽古初日から一ヶ月が経ちました。 まだ梅雨はあけてませんが、Tシャツやノースリーブを着てもおかしくないくらい気温が高い日が続き、私はキラリと目を輝かせました。 (これは……もういけるのでは?) だって、街ゆく人は夏服に衣替えしているし、たぶん浴衣を着て

🐇#3 着ただけではなれない【大和なでしこ修行覚書】

なんで大和なでしこに日本舞踊が必要?「自他ともに認める大和なでしこになりたい!」と思った私は、「大和なでしこになるためには、着付けと茶道と日本舞踊を学べば鬼に金棒」と聞き、よく考えもせず、日本舞踊のお稽古を始めることにしました。 突然ですが皆様、日本舞踊ってどんなものか、イメージ出来ますか? 茶道は「お茶をシャカシャカするやつでしょ」、生け花は「とげとげした剣山にお花をさすやつでしょ」と、お茶やお花だったら、すぐにイメージがわくと思うのですが、日本舞踊と聞いても、なかなか

🐇#2 お稽古初日編【大和なでしこ修行覚書】

↑の続きです 私がお稽古場に入ったとき、ちょうど先輩のお弟子さんのお稽古が終わったようで、簡単な自己紹介をしてから、早速、私のお稽古の番になりました。 先生「これが着物用の下着よ。隣の小部屋で今着ている下着の上から身に着けていらっしゃい。足袋もはいてきてね」 そう言って、先生は着物用の下着とやらを貸してくださいました。 それは上下バラバラになっていて、上はボタンのついていない半袖シャツのようなもの、下は透けているエプロンのようなものでした。 (なにこれ?) 初めて見

🐇④ただの素人だった私が【大和なでしこ】になるまで

↑の続きです。 「私、大和なでしこになりたいんだよね」と言って友人を困らせる着付け教室から逃げ帰ってきても、「大和なでしこになりたい!」という私の気持ちは変わりませんでした。 でも、着付け教室では私の理想とする大和なでしこにはなれそうもありません。 学びたいけど学ぶ場所がない。 初心者だからこそ、中途半端なことを学んで変な癖をつけたくない。 知識はゼロでしたが、最初が肝心だということだけは、なんとなく分かっていました。 気持ちだけが焦ってしまい、私は会う友達全員に「

🐇③ただの素人だった私が【大和なでしこ】になるまで

↑の続きです。 私の本来の姿はコレだ!!大和なでしこになるためには、何はともあれ、着物が着れないことには話にならない! 情熱に突き動かされるままに、大手着付け教室の無料体験レッスンに参加しました。 着付けの先生に教わりながら、浴衣の着付けを初体験。 ほとんど先生が着付けてくれたようなものでしたが、それでも初めて自分で着ることが出来て、体の底から喜びが沸き上がりました。 (これこれ! 私はずっとこれが着たかったんだ!) 今思えば、借り物の浴衣だったのでサイズはあってな

🐇②ただの素人だった私が【大和なでしこ】になるまで

↑の続きです。 大和なでしこって何?どうやってなるの?社会人になり、やっと大和なでしこになれる時間とお金が出来ました。 (よし! これで大和なでしこになるための準備はバッチリ!) そこで、はたと気づきました。 (大和なでしこってどうやってなるんだろう?) 大和なでしこという職業はありません。 当たり前です。 大和なでしこは褒め言葉なのですから。 これは困ったぞ。何をすれば大和なでしこなんだろう。 お茶の先生が大和なでしこなのか。着付けの先生が大和なでしこなのか。

🐇①ただの素人だった私が【大和なでしこ】になるまで

皆様、こんにちは。 ごきげんいかがですか。 大和なでしこプロデューサーのマリナです。 一人でも多くの女性を、自信と誇りを持った大和なでしこに育てるプロデュースをしております。 今はこんなことをしている私ですが、もともとは着物すら着られない、ただの素人でした。 そんな伝統文化にさっぱり縁のなかった私が、なぜ【大和なでしこ】になったのかを語ります。 きっかけは小学生のときに読んだ歴史漫画今でこそ、月に10冊ほど本を読んでいますが、小学生の頃は読書が嫌いでした。 文字が