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自分自身に呪い殺されるかもしれないね

息をしているだけで生きてると言えるのなら、今日も私は生きている。

自殺未遂をしてから、死がとても近くなった。

きっと生と死の間はカーテンで仕切られているだけなんだね。

私が寝ているベッドの横にカーテンがあって、うっかりベッドから落ちてしまったらそこはもう深い深い闇の中。


私は今とても幸せだと思う。

愛する人と結ばれて、可愛い子供達はすくすくと成長している。色々と助けてくれる両親もいて、こんな私でもみんなとても大切に思ってくれている。

だからもういいんだよ。

幸せなうちに死なせてほしい。

このまま生きていたら、私はきっと、自分が産まれたことも旦那と出会ったことも結婚したことも子供達を産んだことも、すべて後悔してしまう。

そんなの哀しすぎるから。


寝ても醒めても死ぬことばかり考えている。

子供達には絶対に私の死ぬ姿を見せたくないから決行は必ず夜。

ビニール袋を結んで輪っかを作ったものを隠しているし、身体中カミソリで切れるだけ切ったら失血死もできるかもしれない。

そんなことを考えながら息をしている私は、本当に生きていると言えるのだろうか。


パックリ開いた傷は1日経っても2日経っても痛み続ける。

その痛みを感じながら生きている実感をする。

次の受診日は3日後だけど、その日まで生きている未来が見えないんだ。

きっとそれまで私は毎晩身体を切り、首を吊ろうとするだろう。

最初の自殺未遂の前は、私が死んだあと家族の負担を少しでも減らせるように、各種サービスのIDパスをまとめて連絡してほしいリストを作って一人一人に手紙を書こうなんて考えていた。

でももう今は何も考えられない。

私は死ぬんだと、自分でかけた呪いに今にも呑み込まれそうだ。

私の頭と心は確実に死に向かっている。


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