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イロイロな黄色

こんにちは〜
どうも、片倉まりなです。

5月は「レモンとデザイン」をテーマに
記事を更新しています。

ちょっとレモンっていう切り口、
ヘンテコすぎるかなあと思ってたんですけど、
けっこういけるもんですね。


やっぱり色でしょう

レモンというと、どうしても外せないのが
「レモンイエロー」

ぴかーんとした黄色が印象的な彼らの色について
ちょっと考えたいです。

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Photo by Dan Gold on Unsplash

定義は?

まず、
レモンイエローって
決まった色があるのかを調べてみました。

そうしたら、
いくつか基準があるみたいですね。
これだ!という
世界で統一された数値などがあるわけではないようです。

いちおう、JISというものの基準では、
「あざやかな緑みの黄」らしい。

サイトによって、
明るい真っ黄色と紹介しているところもあれば、
少し緑が入って落ち着いた黄色のところもありました。


レモンイエロー

scheme colorというサイトでは
このように紹介されています。

左の2色が「bitter lemon」→熟す前の若いレモン色。
そして3つ目が「lemon yellow」
一番右が「laser lemon」→これは、レモンの蛍光色という意味です。


イメージとしては、なんとなくですけど、
一番右の明るい黄色がレモンイエローかな?
って感じしますね。

たぶん
小学生のころ使っていたアクリル絵の具の「レモンイエロー」が
こんな色だったからかなあ?

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Image by Ylanite Koppens from Pixabay

まあ、絵の具は色を混ぜて使うのだから、
黄色が、真っ黄色なの
当たり前ですね、よく考えたら。


他の色はどんな色?

はい、そして、
レモンの黄色を調べていたら
他のフルーツの色が気になってきました

そこで、
色の名前や由来をまとめた
こちらの本を読んでみることに↓

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新井美樹『色の辞典』

p.63〜p.86の黄色のページから、
抜粋してみますね。


それではまずは、こちら↓

オレンジ
ミカン科の常緑小高木オレンジの果肉の色。鮮やかな黄赤。15〜16世紀に世界中に広がったインド原産のオレンジは、赤と黄の中間色のカテゴリーをさす基本色彩語として使われる。

たしかに、
黄赤を言いたいときは
「オレンジ色」と言うのがスタンダードかもしれないなあ。

それは、
オレンジという果実が世界中に広がっていて、
世界の誰にとっても認識しやすいから
だったんですね。


ほかにも柑橘系

いろいろありそうですよ↓

橙色(だいだいいろ)
ミカン科の常緑樹ダイダイの果実の皮の色。鮮やかな黄赤。橙は子孫繁栄の願いを込めて正月飾りにし、漢方では皮を医薬にする。
蜜柑色(みかんいろ)
ミカンの果実の皮の色。日本で一般的な温州みかんの色をさすと思われる。橙色より明るめの鮮やかな黄赤。
柑子色(こうじいろ・かんじいろ)
ミカン科の常緑樹コウジの果実の色。黄み蜜柑色で、明るく鮮やかなオレンジ色。日本古来の伝統色名は「かんじ」であり、柑子の果実より黒みを帯びた色をいった。「こうじ」は明治初期の文部省刊の色図に登場した比較的新しい読み方である。


はい、
ここらへんは日本の色名ですね。

どれもほとんどオレンジ色ですけど、
それぞれの果実の皮は
微妙に色が違う
みたいです。

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Photo by Theme Inn on Unsplash


ちなみに、
オレンジ色は果肉の色なのに
この三つの柑橘は、どうして皮の色なんでしょうか?

正確な記述は見つけられませんでしたが、

画像を調べた限りだと、
果実のオレンジは、果肉の中までしっかり色づいていることが多くて、
橙は果肉がそんなに鮮やかな色ではないから、
ですかね?

うーん、でも
みかんってけっこう果肉の色も濃いけどな...

わかりませんね...

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Photo by Theme Inn on Unsplash


同じものでも違う色?


最後にちょっと
面白い色を見つけたので、紹介しますね!

杏色・杏子色(あんずいろ)
バラ科の落葉樹アンズの実が熟した色で、ソフトでくすんだオレンジ色。英訳のアプリコット(Apricot)と呼ばれる色はもっと濃度も彩度も高い。これは果実や生や乾物で食す日本と、ジャムやコンポートにする欧米との文化の違いと思われる。


うーん!なるほど!

あんずとアプリコットはまったく同じフルーツだけど、
言語が違うと
指し示す色も変わってくると。

たしかに、
「あんず色」って言われると
すこし渋めな色を思い浮かべるよなあ!

でも、
アプリコットジャムは鮮やかな色だもんなあ!

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Image by RitaE from Pixabay


すごい!

無意識に使い分けてた!

おもしろい!

Apricotって英語で調べると、
みごとに明るい果実ばっかり出てきます〜!

生活スタイルが
色の名前やイメージに影響を与える
んですね。


わくわくが止まらない色えんぴつ


そうだ、

色の名前といえば、
こんな企画がありました。

フェリシモという通販会社がやっている
「500色の色えんぴつ」という商品。

500色の色えんぴつ

う〜わあ!
圧倒されるグラデーションですね!


1992年に、
びっくりするほど色数の多い色えんぴつを作ったらすごく素敵かも!
というところから立ち上がったこの企画。

500色もあるので、
「黄色」なんてシンプルな名付けでは、
区別できません。

そのため、
それぞれの色にはとってもユニークな名前がついています。


たとえば、
Fun(楽しみ)というテーマで選んだ20色のケースには、
「ビーチウォークの日焼け色」とか
「デート前夜のつめの色」とか

あとは、
「待ちに待った運動会の色」なんてのも入ってるんです!

名前を聞いただけで、わくわくしちゃいますね〜


haconiwaさんに
500色の色えんぴつの開発秘話がのってました!
シェアしておきます↓

これ、私
普通にお客さんとしてカタログを見てたんですけど、

はじめて知ったとき、
この企画があまりに夢にあふれていて
鼓動がバックバクだったのを覚えています。

色の名前だけで
こんなにわくわくできるんだ〜!
と感激しました。


毎日をカラフルに


日常でも、
身近な色を、これは赤!あれは青!と
きっぱりわけてしまわずに、

どんな色だろうな〜?
何に例えられるかな〜?と考えてみたら、
思考の飛行が楽しめそうですね!

色は無限ですからね。
自分しだいで、
どんな色にも感じられるはず。


カラフルな人生を
送ってやりましょう!


今日もここまで読んでくださり、
ありがとうございました!

片倉まりなでした〜

(トップ画像:Photo by Birgith Roosipuu on Unsplash)


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