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悲しみを包み込んでくれる彼の口笛

金ドラ『100万回言えばよかった』 早いもので第4話。
少しずつ事件の概要が明らかになるなかで、ついに直木の遺体も発見されました。遺体に触れ、やっぱり亡くなってたんだという悲しみ、何で殺されなければならなかったんだろうという憤り、早く見つけてあげられなかった自分への不甲斐なさなど色んな感情があったと思います。
そんな悲しみにくれる悠依に、直木は下手くそな口笛で大きな古時計を歌ってくれます。
かつて中学の頃に一緒に口笛を吹いていた大きな古時計、その時もかすかすで全然吹けてないじゃんと他愛もない会話をしながら…
そんな思い出と幽霊の直木が、悲しみに暮れる悠依に寄り添って、前を向かせてくれた素敵なシーンだと感じました。
俺がいるから大丈夫と抱きしめられないからこそ、言葉でも伝えられないからこそ、2人の間で通じるものがあるのではないでしょうか。


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