ダンサーインザダーク
ものすごい鬱映画を観てしまいました。
鬱映画と言われるものは何本か見てきたけれど、これは断トツに沈んでしまった。まぁそれを求めて観ているんですが….
ダンサーインザダーク
彼女の生きがいは「息子のジーン」なんですね….
彼のために生きているようなもの
恐らく視力を失いつつある時にも息子がいたから何でも頑張れたんだと思ういます。
昼間は工場で、夜は内職で
コツコツ息子の手術代を貯金していたのに、それなのになんで…..
とその時は思いましたが、セルマ視点だと「なんで…」って感じなんですけど、相手のビルさんにとったら殺して楽にしてほしいと思っていたのかなと思います。
裁判では2人の約束を守る為に"本当のこと"は話しませんでした。
なんでだろうと考えた時、自分がどうなろうと息子が手術できればそれでいいと思っていたのかなと考えました。
そこにセルマの母親としての強さがみえました。
そして処刑場までの107歩からのラストシーン
足がすくんで歩けなくなるセルマに女性刑務官が一歩一歩カウントしながら歩いていきます。
”死”までのカウントダウン….色々覚悟をしていたはずなのにいざその時になるとすくんでしまうのです。
下でみていた親友のキャシーから息子の眼鏡を受け取り、手術できたことを知り安堵します、そして息子に向けて最後から2番目の歌を歌うんですけどその直後に処刑….
すごく一瞬すぎて、あの歌声とその瞬間の切り替えが早すぎて気持ちが追い付きませんでした。
映画をみているはずなのに、目の前でみているかのような衝撃でした。
涙が止まらなくなりましたね。
もう残酷すぎて….
安易におすすめはしませんが、鬱映画を探してる方はこれ1本でお腹いっぱいになるほど気持ち沈みます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?