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いちばんすきなドラマ

どんなに落ち込んでいても、どんなに忙しくても1話から追っかけている今季ドラマ❝いちばんすきな花❞
昨年ヒットしたドラマsilentの制作スタッフが再集結して創っているということで、期待が膨らみ続けていました。その期待を裏切らない、そんなドラマになろうとしてます。

昨日放送された第4話では、夜々ちゃんと母親との確執が映し出されました。この夜々ちゃんの母親はいわゆる毒親。
自分が子どものころ、おさがりを着させられたり自分がやりたい遊びをさせてもらえなかった経験があり、娘にはそんな思いをさせず女の子を楽しんでほしいという願いを込めて育てていました。
その願いは、母親にとっては娘によいものだと思って魔法の言葉のようだったのかもしれませんが、娘にとっては呪いの言葉だったのかもしれません。
夜々ちゃんは、母親のそんな気持ちも分かりながら、自分の本当にしたいこと・本当の姿に蓋をして周りの❝いい❞になれるように振る舞っていて、そんな姿をみていると今までほんと苦しかっただろうなと思いました。
学生時代、保健室の先生に相談した時もLGBTQの話をされて、恋愛の話を聞かれたり…ひとくくりにしか見てくれない大人やクラスメイトがいて、それは東京に出てきて社会人になってからも同じだったけど自分そのものをみてくれる人たちと出会えた。

そんな折、母親と再会するんですがまた昔の記憶が蘇り、母親の嫌なところが目についてしまいます。ひょんなことで親子喧嘩してしまうわけですが、夜が明けてまた家に戻ると、母親はおらず冷蔵庫に作り置きがおいてあり、部屋が片付いており、母親に電話をかけてこれまで夜々ちゃんが思っていたことをぽつりぽつりと話します。
恐らく、以前の夜々ちゃんなら「ごめんなさい」の一言で片づけてしまいそうなんだろうけど、大切な友達に出会えた今だからこそ母親との関係性を再構築したいと思って話したんだろうなと思います。
「お花ありがとう」「でも、アジサイはなかったから」という会話。
「いちばん好きな花はなに?」「アジサイです」の伏線になっていて感動。
夜々ちゃんの好きなこと・好きなものは分からなかったけど唯一、一番好きな花は知ってくれていたんだなと思ってそれを直接ではなく間接的な会話で知るという演出が素敵過ぎて、やはり生方さんは神だなと思ったのと制作スタッフは素晴らしいなと思いました。


そして、ラストに出てきた紅葉くんとゆくえちゃんの場面。
小学生のときにゆくえちゃんに「絵が好き」って言われたことがきっかけでイラストレーターを目指している紅葉くん。
(私に言わせれば、間接的に好きと言っているとしか思えない…)
今度はちゃんとご飯行こうといって、4人でねと返されます。
ほんとは2人で行きたいのにねと瞳が語っているようにみえました…
本ドラマのテーマ、男女の友情は成り立つかの本質に迫っていくのか
来週木曜も楽しみです。

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