はじめてできるようになること
あたらしく何かができるようになると嬉しい。
子供の頃は、そういう初めてに出会うことが多くて、そういう何かができるようになるという達成感を味わうことが多かったと思う。
ところがおとなになってみるとどうだろう。
社会人になって、家と会社の往復の単調な日々の中で何かができるようになったと感じることはあるだろうか。
今までできなかったことができるようになる。
ハードルを超えたときの得も言えない心のふわふわした感覚を私は忘れていた。
私は幼少期ゲームが好きで朝から晩までゲームをしていた。ゲームというのはRPGで、はじめた頃から比べるとラスボスに行き着く頃にはとんでもない成長を遂げているのだ。それでも旅の途中は道行くモンスターに阻まれ、必死にボスと戦い、ギリギリのところで進めていていつの間にか強くなっていた。
最近気がついたことは、人生はRPGみたいだなということだ。
その時は全然だめだーと思っても、一年前や二年前を振り返ってみると、できなかったことが自然とできるようになっている。知らなかったことを理解し使いこなせるようになっている。
日々目の前のボスと戦っているといつの間にかレベルアップしているらしい。
最近私がハードルを超えたときの得も言えない心のふわふわした感覚を感じたのは大学4年生の時に買ったTOIEC対策本を一周ようやくきちんと復習までできたことだ。もう購入してから3年も経ってしまってる・・・(笑)。
最初の頃は長文を少し読むだけで眠くなってやりたくないなーと思いパタンと閉じてしまっていた。いまでは、長文はまあ嫌だけどちょっと読んでみるかまで気持ちが変化した。
毎日の英単語と単語を覚えてきた成果が出てきているのだろう。
それでも最後までやり遂げられたのは、誇りに思っていいと思う。
過去の自分が拍手している。
最後までやりきれるのはすごいことだ。
自分で自分を褒めてあげたい。
絶対届かないと思っていた目標の点数ももしかしたら取れるようになるかもしれない。未来の自分よ。まっていてくれ、私はあきらめない。
今悩んでいることもきっと来年の自分から見ると、なんでそんなことで悩んでいるのだろうと一笑するだろう。
人生はRPGだ
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