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スマホを傾けると背景はなぜ動くのか(溶けるデザインより)

「溶けるデザインハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論」を読んだ

アプリのUIを表面的にしか考えてなかったけど、使う人の時間や空間全てを考えて設計することこそデザインなんだと考え方を改められた本だった

この本のなかで一番印象的だったのは、自己帰属感と質感表現の話。

加速度センサを利用し、iPhoneを傾けた向きに応じて二次元の画像を少しだけ動かし、手前にある文字やアイコンを浮かせてみせ、平面であっても奥行きを感じさせる方法だ。しかも、端末の傾きと連動させている点は賢い限りである。なぜ賢いといえば、iPhoneへの自己帰属感を高めるからである。
それはバーチャルな質感表現だ。あるものを手に持ち、傾けると光の反射によって「材料の質感」がわかるわけだが、それを画面の中でもできる可能性を示したのだ。ガラスのコップやペットボトルを持ってみてほしい。そして少し動かしてみてほしい。そうするとそのものはユニークに反射し、その反射部分がユニークに動く。その反射の動きは手の動かしに連動するわけだから、その反射に寄る光沢感の変化からも自己帰属感が生まれるはずだ

ああなるほどなとおもった。

iPhone一つ一つとっても意味のない機能は無いのだし、それは何かを意図して作られている。この真意を汲み取れる感覚は自分にはあるだろうか。

見た目だけではない。機能だけではない。便利なだけではない。

人間が生きる環境やそれぞれの状況を踏まえた設計をすること、それに応じた便利な機能を作るように意識すること。これからはこの感覚が大事なのではないだろうかと思う。

今は多くの人が使ってくれてるアプリの開発に携わっている。こんなに恵まれた機会があるのだからユーザが幸せになるように自分の頭を使って設計を考えていきたい。

これまで大学で学んだことをこれまでうまく表現出来なかったんだけど
まさしく溶けるデザインなんだ
芸術工学部のカリキュラムはまさしくこれを狙ってたんじゃないのかと思った。

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