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「ピアスキーマ療法」のグループラインに参加すると何をすることになるのか(説明書 前編)

この記事では、私が作ったスキーマ療法のピアグループラインがどのような活動をしているのか、スキーマ療法ってそもそもなんなのかといったようなことをざっくりと説明します。

説明の仕方は見てわかる通り、画像です。ピアグループのメンバー数人と何度か推敲したグーグルドキュメントのファイルをスクショしてそのまま貼るという暴挙です(笑

ぶっちゃけ、この記事を読んでも結局なんなのかよくわからない人はいると思います。でも、とりあえず、「ピアスキーマラインに入りたいです」「ピアスキーマラインに興味があります」と言われたら最初に見せる資料としてみんなで作っています。

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ここで少し補足です。

スキーマ療法の体験のための図式の中に「チャイルドの感情や欲求を認めて共感する」というものがあります。しかし実は、このレベルの体験にたどり着けるのはかなりの訓練が必要で、多くの人は自分が封印してきた不満やかなわない欲求を直視することができず、直視を回避しする傾向があります。このことをスキーマ療法では「遮断防衛モード/回避防衛モード」というのですが、このモードが強いと、「そもそも自分の抑圧しているものがなんなのか」ということすら自分で気が付けなかったり、「そもそも自分は抑圧してないし困ってない」と思い込んでいることがとても多いです。スキーマ療法の専門書の事例でも頻出ですし、「スキーマ療法はまず遮断と回避を解くところから」といわれるほどです。グループラインのメンバーの多くもこの遮断が強く働いている人がいます。自分が遮断していると気が付けている人はまだ良くて、遮断していると自覚できてなくて指摘してもわからないという人もいます。

つまり、ここでしたかったことは、スキーマ療法の体験図式はかなり高度な図式で、実はその前段階の体験の中に「遮断や回避の解除」というものも含まれることが多いという補足説明です。

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これで「スキーマ療法のピアグループライン」の説明の前編がおわります。今回話したことは「ピアスキーマ療法」がなんなのかそもそも「スキーマ療法」ってなにするのか、「グループに参加するとどうなるのか」ということをめちゃくちゃざっくり説明したにすぎません。

後編では、スキーマ療法が他のカウンセリング手法(一般的には広く認知行動療法)とどのように異なるのかについて説明したうえで、グループラインでセラピストなしで「ピアスキーマ療法を行うとそれぞれにどんな役割が課されるのか」などの具体的な話をしていくつもりです。

現在、後編はまだ書き終わっていないので、後編の公開の前に「グループラインに参加するとできること」「グループラインの外(オフ)で開催される勉強会」などの紹介をしていこうと思います。


※「ピアスキーマ療法ライン」はいつでもメンバーを募集しています。関心を持たれた方、より詳しく話を聞きたいという方は、ぜひ私のツイッターアカウントまでご連絡ください。

@1046marin0406

サポートありがとうございます。みなさんのサポートは、スキーマ療法や発達障害、当事者研究に関する書籍の購入やスキーマ療法の地方勉強会、ワークショップ開催などの費用に充てたいと思います。