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君に見せたい景色がある。

最近、自然にも興味が湧いてきた息子。この前、子ども向けの施設に行ったら、そばに川が流れていた。それを気に入ったようで、毎回そこに行く度に見たいとせがまれるように。

でも、この前は清掃中だったのか水が流れていなかった。それはそれで不思議だったようで息子は満足していたけれど、私はちゃんと水が流れている川をまた見せてあげたいと思った。

そこで次の日、最近行っていなかった大きな公園に足を運んだ。ここには池もあるし、川も流れている。久しぶりに来た公園に息子は嬉しそう。ちょうど近くに水鳥がいて、それを一緒に眺めたり、公園の外にある本物の大きな川を一緒に見に行ったりして楽しんだ。

大きな川まで行くには、少し階段を降りて歩かなければいけなくて、大きくなりつつお腹で息子を抱えていくのはしんどかったけれど、それでも息子に近くで川を見せてあげたいと思い頑張った。

普段はあまり見られない色んな川や水に触れて、楽しんでいた息子。その姿を見ると、連れてきてよかったなぁと心から思えた。目をキラキラさせて、真剣にものを見つめるその姿を見るのが私は大好きなのだ。それを見られるのなら、色んな場所に連れて行ってあげたいと思う。

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今年の夏は、何度か花火を見た。家が高台にあるので、割と色んな場所で開かれる花火大会を庭に椅子を置いて眺めることができることに気づいたのだ。ここ数年はコロナの影響で開催されていなったものも多く、息子にとっては初めての花火となった。

「んっ!」花火が上がるたびに、そう言って空に向かって指を指す息子。その姿は真剣そのもの。かわいいなぁ、そう思って花火を眺める息子の横顔を私は眺める。

近くには、子どもを連れた家族の姿も多く見られた。きっと子どもに花火を見せてあげたくて来たんだろうなぁ、そう思うと胸が温かくなった。もちろん自分が見られるのも嬉しいけれど、それ以上に子どもに初めてみる景色を見せてあげたいという思いが親にはある気がする。

君が見たことのない、初めてみる景色をたくさんたくさん見せてあげたい。その姿を近くで、この目で眺めていたい。そんなふうに思って、みんな色んな場所に家族で足を運ぶのかもしれない。それってなんだか素敵なことだなぁ。

これからも、息子と生まれてくる赤ちゃんと一緒に、色んな景色をみていきたいと思います。

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