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やっぱり私には、旅が必要みたい。

久しぶりにドラマを見た。前に録画してそのままになっていた、NHKBS「旅屋おかえり」(長野編)。

ちらっとあらすじを見ると、ダブルローカルいわゆる「二拠点居住」という、新たな暮らしの形を支援する団体からの依頼で、主人公が長野に赴くという話だった(内容は恋模様が中心だった)。

久しぶりに耳にする、地域にまつわるワード。そして、自然豊かな長野の山間で見られる美しい風景や美味しい野菜。地方の魅力に魅せられ学んだ学生時代を思い出し、心がワクワクして、そして懐かしい気持ちになった。

都会から来た男の子の農村に移り住んだきっかけの話や、地元に住む女の子が農業に目覚めて料理の道へ進むエピソードなど、私も学生時代に聞いたり、自分自身が考えたりしたそれと重なるものを感じて、少し胸が熱くなった。

やっぱり地方には、農村には、可能性があると思う。もちろん、実際は明るい面ばかりじゃないけれど。それでも、地方にしかない素敵なものがたくさんあって、それを見つけて広げようとしている人たちがいる。だから、キラキラ輝いてみえる。

そして映像も本当に美しくて、私も久しぶりに旅に行きたいなぁと思った。そこにしかないとびっきりを、自分の目で、手で、感じて、この目に焼きつけたい。その経験は、やっぱり何ものにも変え難いから。

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なんだか最近、視野が狭まっていたんだなぁと気づいた。

子育て中だと、近くの公園やスーパーに行くことがほとんどで、非日常といえば、たまにカフェに行くぐらい。行動範囲もかなり狭くなって、家にいることも多くなった。

でも、やっぱり私には、遠くの世界へ、知らない場所へ、思い馳せて、旅をして、非日常を感じる時間がたまには必要みたい。そういう刺激をいくつか受けたら、ふつふつと旅欲というか、どこかへ行きたいという気持ちが生まれてきた。

一人でゆったりカフェに行けば、心は満たされるかなぁと思っていたけれど、それだけじゃ足りないみたいで。もっとちゃんと違う場所へ、乗り物を乗り継いだり、どこかに泊まったりするような、そんな本当の旅がしたい。

計画を立てるワクワク感、実際にその街を歩くときの胸の高まり、そして帰ってきて思い返した時の懐かしさ。あの感覚がたまらなくて、恋しくて。やっぱり私はいつまでも旅に恋してる。

いつか旅するその日を楽しみにしつつ、まずは日々の暮らしの視点を少し高くセットして、視野を広げて暮らしていくことから、始めてみようと思います。