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授業 【シュタイナー教育 英語 Dr. Peter Lutzker Week1導入① 】

この記事では、教員養成コースの英語専科について触れています。
英語専科の授業は、インターナショナルの教員養成コースだけでなく、ドイツ語の教員養成コースの学生も一緒です。
2022年9月~2023年7月まで約1年間、毎日14時30分~16時/17時まで授業がありました。

私は、大学で中学・高校の英語教員免許を取得しましたが、シュタイナー学校の英語教員に求められる能力は、大きく異なります。教科書がないため、教材も授業の進め方も教員次第で、裁量権ややりがいは大きいですが、責任も重大だと思います。

英語専科の初日は、教室ではなく、ホールのようなところで、歩くことから始まりました。

皆ぶつからないように、ホールの中を歩きまわります。教授の指示で、ゆっくり歩いたり、早く歩いたり、後ろ向きに歩いたり、アイコンタクトをしながら歩いたり、空間・他者・自分を全身で感じます。

その後、立ったまま、時には歩きながら、教授が暗唱する詩を、私達も暗唱します。
一ラインずつ、暗唱します。
スクリプトがないため、英語ネイティブでない私にとっては何を言っているかよくわからないこともありますが、耳で聴いたまま暗唱します。

棒読みではなく、声のトーン、質、声量、顔の表情等で表現をします。

何度か暗唱した後、一人ずつ、一ラインずつ読み上げるように言われ、
詩の内容をすべて理解していなかった私は正直ひやひやしました。。

初日は、ウェールズの詩人、Dylan ThomasPrologue でした。

This day winding down now
At God speeded summer’s end
In the torrent salmon sun,
In my seashaken house
On a breakneck of rocks
Tangled with chirrup and fruit,
Froth, flute, fin, and quill
At a wood’s dancing hoof,
By scummed, starfish sands
With their fishwife cross
Gulls, pipers, cockles, and snails,
Out there, crow black, men
Tackled with clouds, who kneel....

2日目は幾つかの詩から選び、グループに分かれて取り組みました。

<つづく>

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