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ファスティングの正しいやり方について

カラダの中を綺麗にするファスティングはご存知でしょうか?芸能人やモデルの方たちも実践しています。

しかし、ファスティングは、やり方がとても重要です。失敗すると、効果が十分に発揮されなかったり、時には体調を悪くしてしまうこともあります。

目的に合った結果を得るため、各段階の正しいやり方と注意点をお伝えします。

計画を立てる

ファスティングを始めるにあたって、期間を何日に設定し、いつから始めるのか決めておきます。ファスティングには、準備期間・ファスティング期間・回復期間の三段階があります。

ファスティング期間を3日間とすると、準備期間と回復期間はそれぞれ1~3日間必要です。超短期プランとしてファスティング期間を1日に設定するとしても、前後それぞれ1日ずつで、最低3日間必要になります。

計画時に注意すべきは、過度のストレスと挫折です。ファスティングは空腹のみならず、頭痛や肌荒れなど、何らかの好天反応を伴うことがよくあります。

好天反応は結果が出ている証明ではありますが、無理を避けるため、週末や長期休暇を利用するのがおすすめです。加えてですが、女性の生理期間中は不調になりやすく、ファスティングは望ましくありません。

どうせなら、体調も整い、痩せやすい生理後の約1週間に設定します。このように、心身ともに負担が少なくなるよう、しっかり計画する必要があります。

準備期間

ファスティング前の準備期間は、1~2日設けます。胃腸に負担をかけないよう、ヘルシーな食事が中心になります。食べるものの例ですが、「まごわやさしい食」が良いとされます。

【ま】豆(大豆、小豆、納豆など)
【ご】ゴマ(ナッツ、クルミなども)
【わ】ワカメ(昆布、もずく、海苔なども)
【や】野菜。(根菜、果物も)
【さ】魚(小型の煮魚が特に良い)
【し】椎茸(えのき、しめじなどのキノコ類も)
【い】芋(里芋、じゃがいもなどのイモ類)

準備期間の注意としては、まず、この期間を飛ばしたり手を抜いたりしない事です。この期間を経ず、いきなりファスティングに突入してしまうと、体調不良や効果不十分の原因になります。

食事の内容についても、消化に悪いもの・脂質やタンパク質の高すぎるものは厳禁。こちらも十分な結果を得られない原因になり得ます。

また、体調面だけでなく、食欲を我慢することに少しでも慣れておけば、ファスティング中のストレスが軽減されます。心身ともにベストの状態でファスティングに臨めるよう、準備はしっかりしておきます。

ファスティング期間

一般的にファスティング期間は1~3日です。ファスティング期間中は一切食事をせず、1日2リットルの水分摂取のみです。

水だけでなく、スムージー、野菜ジュース、酵素ドリンクも飲んで良いものとされています。特に酵素ドリンクは、飲むことで必要な栄養素とエネルギーを補給してくれる、ファスティングに最適な飲み物です。

ドラッグストアにも売っていますし、ネットでは話題の商品がズラッと並んでいます。よく吟味して、自分に合いそうなものをファスティングまでに用意しておきます。

ファスティング期間中の注意点

まず一つは、胃を十分に休ませるため、カフェインの入った飲み物は控えます。代表的なのは、コーヒーや紅茶、緑茶です。一方で、野菜ジュースは良いものとされていますが、これも少し注意です。

ファスティング中にも必要とされるビタミンやミネラルが補えるのは、熱処理されていない野菜ジュースです。市販の野菜ジュースは大体が熱処理されたものの上、ファスティング中に避けるべき糖分が入ったものも多いのです。

市販のものを買う時は表記に注意します。加熱もせず砂糖も加えなければ、自分で作って構いません。ただし、果物を入れすぎて、糖分が高くなってしまわないよう注意が必要です。

水分摂取以外の生活習慣にも注意が必要です。ファスティングの間は、いつものちょっとした事でも体に負荷がかかってしまいます。

飲酒や喫煙、服薬、激しい運動は控えます。また、ファスティング中の体は栄養の吸収率が非常に高い状態です。誘惑に負け糖質に手を出してしまうと、通常以上に吸収され、体重増加につなががってしまいます。

そして、先程も少し触れましたがファスティング期間中に好天反応が現れる事はよくあります。頭痛や腰痛、めまいや吐き気などの症状もあります。
あまりに症状が酷い場合はすぐに中止し、無理しない事を一番に心がけます。

これらは、最も辛いファスティング期間中の制約です。事前によく理解し、万全の準備の上で臨む事が、ファスティング成功の鍵となります。

回復期間

回復期間は2~3日ほど設けます。食事の内容は、液体→柔らかいもの→固形物と、ゆっくり元に戻していきます。具体的に何が良いかというと、準備期間にも用いた「まごわやさしい食」です。

胃腸に優しく、栄養バランスを考えた食材のため、準備期間だけでなく回復期間にも良いとされています。中でも発酵食品と食物繊維は、休んでいた消化器官の働きを取り戻すのに役立ってくれるため、積極的に取り入れます。
回復期間の注意です。

ファスティングが終わった解放感から、好きなものを食べたくなるかもしれませんが、ここでの暴飲暴食は本末転倒です。リバウンドにつなががるだけでなく、せっかく休めた胃腸にまた負担をかけてしまう結果になります。

それならお粥なら良いかというと、摂り始めるタイミングによります。ファスティング終了後にすぐお粥を食べると、その糖質の多さからリバウンドの可能性が出てきてしまいます。

まずは野菜や豆を中心に摂り始め、次に魚などのタンパク質、その次に糖質や脂質をゆっくり取り入れていきます。最大限にファスティングの効果を実感するには、回復期間に正しい食生活をするにかかっているのです。

さいごに

ファスティングはとても制約が多いものです。ですが、それを厳守し、正しい方法で成し遂げる事で効果を得る事ができます。

ちょっとした体への感謝と労いとして、ファスティングを実践してみるのも良いかもしれません。

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