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愛すべき漢スサノオノミコト


鎌倉駅からほど近い低山の麓に八雲という神社があります。
ご祭神はスサノオノミコトと愉快な仲間達。
その頃色々色々色々あって心を定めたかった私は
神頼みでもしてみようかなと鳥居をくぐりました。
詳しい友達があそこはちょっと厳しい神様のところだと控えめに教えてくれていたのであれやこれやお願いしてはいけないだろうと「とりあえずめちゃくちゃ頑張ってみるので見守ってください!」とお願いしてみました。
何が幸いしたのかまさに神のみぞ知るですがその大命題についてものすごく的確な結果が出た。
苦労した分は認められ、しかし過度に欲張り過ぎるな、互いに一分の情けの譲り合いをしろ、みたいな凛と正しい答え。
それからあまりまだよく知らないスサノオノミコトファンになっていった訳です。
この度出雲に行くにあたりそこはスサノオランドである事が分かってきました。
神話ではスサノオは暴れん坊暴君がやっちまった
贖罪の為に正しい考えを得ながら再び奮闘していきます。
これ途中まで私じゃん!と厚かましく共感。
私にとってスサノオは例えば部活の先輩。
出雲に着いてまずは本殿の後手にある素戔嗚のお社に「押忍押忍!よろしくお願いします。」と挨拶し、こちらは混んでいるので早々に退散。
翌々日に秘境佐田町の須佐神社に満を辞してお詣りできました。エライよくここまで来たぞ。
時間前の境内はシーンと静まり清々しさ200%
「鎌倉の八雲神社でお世話になった私です。
あの時は本当に大変な時を無事乗り越えさせていただきありがとうございました。
途中やっぱりカンカンになったり荒くれたりしましたけどね…」とモゴモゴ言い訳を。
いや、素晴らしい時間でした。
一番はやはり宮司さんを始め町をあげての信仰心の深さでしょう。
とにかく町が清潔。人が穏やか。自然が美しい。
全ての調和が取れているのです。
参拝の仕方も結構厳しめに書いてありましたけど、そもそもそういう気持ちを持つ時間が大切ですからね。
エピソードのひとつ。
社務所の横を歩いていた時におそらく「喪中だけど参拝はして良いか」とお問い合わせの電話が入りました。
若い宮司さんは「喪中は日数が決まっていると思いますが大切なのは心が定まっている事です。
一年でも十年でもご自分がまだと思うならまだなのです」ときっっぱりお答えになっていらっしゃるではないですか。
金八先生並みに熱いストレートな解答にハッとしました。
心、それは自分が決める事。
悲しみにくれ落ち込むのも自由、浮かれて目を回すのも自由。しかし次へ歩き出すのも自分。
はて、これで合っているのかスサノオ先輩!

八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 
八重垣つくる その八重垣を 歌 素戔嗚作❤️

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