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「長女が”お嫁入りにもっていく!”と言ってきかない大切なモノ」

日差しが眩しくなってきましたね。桜も満開で、ピンク色が心地いいですね。


4月になると、ピカピカのランドセルに「どきどき不安げな顔」「わくわくに満ち溢れた顔」小学1年生の「くるくる変わる表情」をたくさん見れますね!
その姿を見送る、お母さん、お父さんの「どきどきと喜び」も見えるなぁと毎年思います。

そういえば、
私たちが小学校に入学の頃と違い、ランドセルが変わりましたよね。カラフルで機能も満載。子供にも大人にも選ぶ楽しみがある「ランドセル」になりました。
そして、今、長女のランドセル選びを思い出しています。

長女がランドセルを選ぶ頃は、「好きな色を選ぼう!イオンの24色ランドセル」のCMがみんなの記憶に残り、「色を選ぶ」という新感覚が訪れた時でした。
しかし、長女は迷うことなく「黄色のランドセルがいい!」と黄色しか頭にない様子。他の色を見たいという気持ちは全く起こっていませんでした。「やっぱりかー」と思った私です。


なぜなら、長女は、「黄色」が大好き。物心付いた瞬間から黄色を手に取っていたと言ってもいいほどに。
どの黄色にするかを選ぶ、そんなランドセル選びでした。カラフルランドセルの時代だったからか、各メーカーから販売されていて、3つの黄色から選べるという、幸せな状況でした。


選んだランドセルは「イオンの黄色いランドセル。」太陽って名前でした!イオンのランドセルは、軽かったので私としては、「軽いことに安心した」のを覚えています。105cmと小柄だったので。。。

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黄色のランドセルを選ぶという事に驚いてる方も多いかもしれないですね。
「黄色のランドセルだといじめに合うんじゃ?からかわれるんじゃ?」と心配される方もあるでしょう。


私も、思いました。「黄色のランドセルはからかわれるだろうな」と。そう思ったのですが、だからと言って、他の色を提案する、誘導するという事はしませんでした。その発想もなかった様に思います。

好きな色を諦めさせるなんで出来ないです。

6年間好きな色のランドセルで通える楽しさをなくすなんてできません。

「からかわれたら、からかわれた時に考えればいいか」と思ったのと同時に、「からかわれても、きっと大丈夫。長女なら大丈夫。」という根拠もない自信と、「からかわれても、私が何とかする。絶対に悪いようにはさせない。」という強い気持ちがありました。「絶対に支えきる。」と思っていた様に思います。
そして、「どうにもならなかったら、学校を変わればいいか。」と思っていました。

しかし思っていたとおり、高学年の子から「黄色いランドセル」をからかわれる日がきました。


長女は当初、それを自分の中で抱え込んでいたようで、しばらくしてから、「黄色のランドセルが変、おかしいって言われた」と打ち明けてきました。
「そうか、きたな。」と思いながら、長女の話を聞きました。長女は、かわいいと思っている黄色いランドセルを悪く言われて、とても悲しいだろうなと思いました。そして、「からかわれるのが嫌なら、ランドセルの色を変えるという手もあるよ。」「手提げかばんで学校に行ってもいいし。どうしたい?」という様な話をしました。
しかし、黄色いランドセルを手放す決心は付かない様子でした。しかし「急ぐ必要はないな」、そして「長女が決めないと」と思っていました。

ただ、恐らく毎日からかわれるだろうと思ったので、日々の見守りはしていたいと思いました。見守るだけですけど。
特に、今日も何か言われた?と声を掛けることはなく、心配している様子を見せることもせず、ただ、普通に日常を送る。「いつもと違う空気」は「お母さんに心配かけちゃいけない」という別のプレッシャーになると思ったからです。

ある日、からかわれ続けているかな?今日、ちょっと「きてる」なと思ったときに、長女に手紙を書いた記憶があります。でも、その中身は秘密です。長女は今もその手紙を大切に持っているようなので。その手紙がうれしかったこと、その手紙で頑張れたことを後に話してくれました。

秘密だけど、最後の1文だけご紹介しますね。
「〇〇は黄色いランドセルが一番似合っていると思うよ!」
今、長女は、「黄色のランドセル超かわいかったし、めっちゃ似合ってたと思う。」と言っています。

そして、その長女は、「黄色いランドセル」を今も大切に持っていて、なんと「お嫁入に持っていく」とまで言っています(笑)

乗り越えた長女が愛おしいよ

口うるさく言う事もあるけれど、ランドセルの事は冷静に見守れたんですよね。早くから「黄色を選らぶだろう」って覚悟ができていたのか?わからないけれど、動じなかったのは覚えている。子供のことになると「肝が座る」んですね!きっと!

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