ニューヨークですれ違う人との会話
すれ違う人や電車で隣になった人と話す事が多々あるニューヨーク。
初めは慣れなくて、一瞬間が空いてしまったり、戸惑ったりでしたが慣れると何だかんだ今日も一ついい事あったなみたいないい気分になるんですね。
私がニューヨークにいた時に声をかけられたのは、
アパート近くのお気に入りのカフェでテラス席に座っていた時、まだ肌寒かったので、世界地図が描かれたショールを羽織っていました。
それを見た道行くおばさんが「Fabulous!」(すてき!)と言って通り過ぎて行きました。目に入ったものを素敵だと思ったら、口にして本人に伝える。とても素敵な事だなと思いました。
また、ある寒い冬の日に信号待ちをしていました。私はDSWという靴のディスカウントショップで可愛い長靴を見つけてその日はそれを履いていました。自分でもとっても気に入って沢山履きましたが日本にも持って帰ってきたくらい気に入っていたのです。
信号待ちで止まっている私の長靴に目がいったのでしょう。
そこで「どこで買ったの?その長靴。素敵ね、私も欲しいわ。」と女性が声をかけてきました。信号待ちの間「ありがとう。DSWで買ったわ。」と伝えました。信号待ちしているたった数十秒でしたが、私も自分の履いている長靴を褒められ、少し会話ができて何だかんだとてもいい気分になりました。
季節は変わって段々と暖かくなっていくニューヨークで着る物が少ないなと思って、現地のディスカウントスーパーで洋服を買いました。とても安くて、気に入ったものが買えてその柄のパンツをよく履いていました。
ある日、そのパンツを履いて家路に向かう電車に乗っていたら、若い女性が隣に座ってきて、「あなたの履いているパンツ可愛いね!」と声をかけてきました。そうやって声をかけてくるのはもう何度目かで少し慣れているころでした。
現地の人とそういったやり取りの会話も楽しめるようになっていて、内容は忘れましたが、その女性と電車を降りるまで会話をしました。
ニューヨークの街を歩いているだけで、こんなにも人と何かしら会話ができるチャンスがあるんですね。
日本では知らない人と会話をする事は、数十年住んでいてもあるかないかくらいのレベルです。
私が思うニューヨークの魅力の一つには、いいと思った事を他人でもさらっと「素敵ね」「可愛いね」「どこで買ったの?」など短い言葉でも伝える事ができるって素敵な事です。
なかなか、恥ずかしくて自分から話しかける事が出来なかったのですが、自分からもそうやって声をかければ色んな人と交流できるキッカケにもなったのに、臆病者の私が邪魔をします。
日本人も、褒めたり、他人とShot Conversationを楽しめるようになるともっと温かい街になるのかなーと思っています。
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