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英語を学ぶすべての人に伝えたい

それはとても険しく、長い道のりです。

これはすべての言語習得に共通することです。「30日で!」なんてことは、残念ながらありません。

英語を学ぶ目的は、人それぞれあるでしょう。TOEICの点数を上げたいならそれに合った学習方法がありますね。私は「英語で話せるようになる」ことを教えているので、ここではこれに限定して話します。

知っておいて欲しいこと。

1 There is no younger learner advantage.

「こどもは言語学習が早い」「耳から習得した人にはかなわない」とよく言いますが、そんなことはありません。集中的な学習と忍耐強く続ける努力があれば、大人になってからでもできる。ゴールを「Native speaker のように話す」のではなく、「その言語で会話し、ミッションを達成する」ことに設定すると少しハードルが下がります。

2 Self decipline, motivation and the power of concentration

足が早いひと、絶対音感が備わったひとがいるように、言語習得の向き不向きはあると考えられています。とはいえ、言語習得になによりも大切なのは、規律を持って決めたことをやり続ける集中力を持続させることです。語学習得は長丁場。英語に触れる機会を多くつくり、それを持続させつづけることも上達のコツです。

3 There is NO "one right way" to teach or learn language, nor is there a single "Right syllabus".

ひとによって「刺さる」教え方があり、学び方があります。自分に合った学び方、自分に合った方法を探してくれる講師に出会えたらラッキーです。

4 General life experience and having things to say is very important and helpful.

ことばは道具。それをつかって何がしたいか? ゴールが明確であればあるほどモチベーションも持続します。

5 Mindful pattern practice is very important

 無意識に呪文のように唱えるのではなく、練習することばや文を「言うとしたらどんなとき?」と使う場面を思い描きながら、声に出して繰り返すことが有効です。

6 Last but not least

会話は、表面上はコミュニケーションの最も基本的な形の一つであるようにみえますが、実際にはマスターするのが最も難しいものの一つです。英語で会話できるようになるには、英語で会話をすることが最も有効な練習です。

英語で会話する機会をつくりましょう。いちどにたくさんのことを学ぶより、たとえば「今週はこれ!」と決めて、スラッと言えるようになるまで繰り返し練習しましょう。完全にわかる、忘れないことをコツコツと増やすことが大切です。

疲れてしまったら、少し離れるのもひとつ。「英語でなにがしたかったんだっけ?」に立ち返り、夢をみてみましょう。かならず叶います。

「あのときがんばった自分、ありがとう」

わたしも毎日なにかしらの学びを得ています。母語の日本語であっても知らない言葉があるように、ましてやそれが外国語であれば当然のことです。「知らない」自分を責めないこと。辞書をひき、覚えればよいだけのことです。辞書をひくときは、英英でひきます。そして英日で。その後、日英でもひいて、同義語辞典もひきます。これをすることで、そのことばのもつイメージがより理解できるようになります。日本語訳に対していくつか英訳があるとき、「この文章ならどれを選ぶか?」は、それぞれのことばの持つ本質的な意味を知ることが必要となりますね。時間はかかります。でもいつか、「あのときがんばった自分、ありがとう」と言える日が必ずきます。

Be patient.




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