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マレーシアでワクチン接種(1回目):The sole meaning of life is to serve humanity,

今朝はモーニングルーティンをお休みしてゆっくりと7時半に起きた。
昨日はCovid-19のワクチン接種日、家の近くの大規模接種会場で1回目のワクチン接種を済ませてきた。

ワクチン接種を受ける?受けない?

マレーシアは国家回復計画の中にワクチンの接種率を含めている。
現在成人のワクチン接種率は21.1%(全人口の約15%)、急ピッチで接種を進めていて、接種率が上がり、感染者も減ることで企業の操業許可など様々な制限が緩和されていくのだ。

ワクチンを「受ける」「受けない」というのは個人の判断で、インターネットに溢れている玉石混合の情報で不安にならないかと言えば嘘になる。
ただ一つわかったのは、「誰も本当のことは分からないし、どんなことにも『絶対』はない」ということだ。

色々と考えながら、今回マレーシアでいわゆる「外国人労働者」である私にも早く順番が回ってきたことは本当にありがたいことだと思い、私は接種をすることにした。

ワクチン接種はアプリから簡単予約

会場はMMU(マルチメディア大学)の大規模接種会場だとアプリで通知が来たのが7月17日のことだった。マレーシアではMySejahteraというスマートフォンのアプリからワクチン接種を予約する。

MySejahteraは、マレーシア政府からCovid-19に関連する情報が配信され、オフィスや商業施設、小売店や公共交通機関の駅など自身が訪れる場所にチェックインすることで、アプリ保有者の感染リスク管理や感染発覚前の行動追跡を行っている。

外国人はマレーシア入国時には必ずインストールが義務付けられていて、5月に再入国した私ももちろん登録して毎日使っている。

今回のワクチン接種の通知は、私以外のマレーシアに住む日本人の同僚や友人たちにも届いていたようで、接種を希望する場合はアプリで指定された日で接種日を確定する。(都合が悪ければまた再スケジュールすることもできるようだった。)

私は7月22日の朝9時30分からの予約だった。
19日の予約で接種した友人からは、接種を受けるまで2時間並んで待った、並んでいるときにパンと水を無料で貰った、と聞いていたので少し早めに家を出た。

ワクチン大規模接種会場までの道のり

MMUまでは歩いていける距離ではないのでGrabでタクシーを捕まえる。タクシーのおじさんに「今日はワクチンに行くんだよ」と言うと、「俺はもう2回終わったよ」とのこと。おじさんがとっても元気そうだったので接種前にちょっぴり安心した。

会場に到着すると軍の方々が入り口に立っていたりと少し物々しい。
会場の案内板は全部マレー語だったので、なんとか人の流れについていって会場の入り口に到着した。

マレーシアでワクチン接種する日本人は珍しい?

会場に入る前には椅子が並べられていて軍隊の人や医療関係の方々が「次はあなた」とテキパキと指示を出して会場に人を入れていく。

カウンセリングシートを書いて、2回のカウンセリング兼書類のチェックを経て、いよいよ接種。

この日は平日の朝だったからか、ここまでとてもスムーズで30分とかからなかった。

そして、「日本人が接種会場に来る」ことがあまりないのか、会場の係の方々には最初すべてマレー語で話しかけられた。

カウンセリングで「Selamat pagi!(おはよう)」と挨拶されたので、「Pagi~!」と挨拶したらそのままマレー語で話されそうだったので、「ごめん、私日本人だから英語でお願い」と言うと、「え!日本人なの?どこで働いているの?」と色々と聞かれた。

接種会場はもっと静かな暗い雰囲気かと思っていたらそうではなくて、笑顔でどの担当の人も接してくれて気持ちがよく、これも接種前の不安を少なくしてくれた。

丁寧な説明と証拠を見せてくれる!?ワクチン接種

いよいよ接種となり、仕切りカーテンの向こうの接種ブースに座る。
担当はインド系マレー人の看護師さんだ。

マレーシアはワクチンの空打ち事件があってからか、とても丁寧にワクチンを打ち終わるまで1つ1つ説明してくれる。

看護師さん「この薬を使うから、ファイザーね」
私「わかった」
看護師さん「ちゃんとワクチンの瓶見て!」
私「見た!」
看護師さん「じゃあ注射器に入れるからね、ほら入れた、見て!」
私「見た!」
看護師さん「じゃあ注射するから! … 終わったよ」
私「… (注射怖くて顔を背けていた)」
看護師さん「ちゃんとワクチンが注射器からなくなったの見て!」
私「あ、ごめん、見た!オーケー」

というようなやり取りをして、無事に接種は終わった。
注射自体はさほど痛くは無かった。

15分ほど休憩と2回目の接種日の案内をされて終了。次回は8月12日の同じ時間に来るように言われて会場を後にする。

会場出口には撮影ブースが用意されていて、コロナの接種が終わった、という記念撮影ができる。
私は1人で来たので撮影ブースは利用せず、外で風に当たりながら少し休憩してからGrabでタクシーを捕まえて帰宅した。

ワクチン接種、帰宅後の体調・副反応

帰宅後、少し注射を打った左腕が痛むくらいで体調に変化はない。
帰宅するとムルクも「どこ行ってたの?早く遊んでよ!」と言わんばかりに「にゃーにゃー」言いながら擦り寄ってきた。

流石に帰宅後は主に気疲れで1時間ほどムルクと一緒に昼寝をした。
ムルクの頭を撫でるとゴロゴロ音を心地よさそうに出すので、私も一緒に心地よくなる。


何を信じるのかは人それぞれで、それに上も下もない。
前の世界に「戻る」ことはできない。
マスクを外して笑顔で会話ができる世の中に「もう一度なる」ことを私は願って、今回ワクチンを受けた。


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