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011 街中を歩いていて死ななければならない理由

大阪の中心地で、女子大生が飛び降り自殺の巻き添えになった。


この一件から思ったことを、記そうと思う。


前記事と同様、彼女個人について語るつもりはない。地元でもない場所で、友達と歩いていたら突然人が上から降ってきて、直撃して亡くなった、という事実をきいて、あなたは何を思っただろうか。


街中を歩いていて死ななければならない理由など、もちろんどこにもないだろう。


私は一つ、心底思い出したことがある。



それは、明日死なない保証などどこにもないということ。私は明日死ぬかもしれない、私の大切な人も、明日死ぬかもしれない、ということ。


「大袈裟でしょ」と言われてしまうかもしれないけど。それでも、絶対にいつかはくるのだ。先の話かもしれない。されど、今日かもしれない。明日かもしれない。それは誰にもわからない。


変わらぬ日常を普通に生きているだけなのに、突然、奪われうる世の中だから。さよならを言って別れられるほど、人生はロマンティックではない。


だから、駅で別れる時は、玄関で別れる時は、大切な人を見送る時は、それが最後の別れになるかもしれないから、ほんとうにくだらない理由で、それが最後になるかもしれないから、ちゃんとしなければならないということ、何度でも忘れるから、何度でも思い出さないといけない。ほんとに。


そして、欲を言えば、たとえ素敵ではなくても、悪くはない、良い別れであって欲しいと思っている。出会えて、例え長くはなくとも同じ時間を過ごせたことに、後悔ではなく、感謝できるような。感謝してもらえるような。そんな良い別れで、あって欲しいと思うから、私は私と関わる人たちを大切にしたい。


そういうスタンスで生きているし、そうやって過ごしていきたい。


今日これから大学の同期に会う。
自分の信念を持って、形にしていこうとしている素晴らしい同期だ。
素晴らしいということ、何気なくでもちゃんと、伝えようと思う。



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