そして、飛行機は壊れる その2
あれは、ロマンチック街道のツアーだった。
ちょいと長めのツアーでロマンチック街道のあとは、スイスでユングフラウヨッホに行って、オーストリアに抜けた記憶がある。バスはオーストリア国籍だったなぁ。20名ちょっとの参加だったような。
いつものように元気に受付をして、搭乗口で皆さまいらっしゃるね、大丈夫!と、他の添乗員さんと話しながらカウンターのそばにいたんだけれど、いつまでたっても、搭乗が始まらない。そのうち、アナウンス。
機材に不具合が見つかりましたので、点検をしております。
仕方がないね、と、乗客の皆さん。そして、一時間たっても、搭乗ははじまらず、飲み物や軽食のサービスがはじまり、さらに時間はたつ。
ハンドリングは、日本航空だったのかなぁ。サベナベルギーの社員ではなくて、日系航空会社の方が矢面に立つ格好に。キレたオジサマが、ときどきカウンターに詰め寄って…
そして、搭乗口に6時間足止め。
不足の部品が日本国内にないことが分かり、部品取り寄せに時間がかかるため、本日の運行は取りやめます。
ヨーロッパゆきの便がなくなって、どこにも振替できない時間になってから(当時)のアナウンス。
大型機一機分、しかも満席の人々の怒号が空港中に響き渡って、私は単純に「すごい」
サベナベルギーの社員がでてきたのは、最後の最後だけ。それまでは、ハンドリングをしている他社に対応させていたのですな。すごいわね~
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