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【CPA】働きながらゼロから1年で合格してみる 〜#1 具体的な勉強法〜

CPA受験はスケジュール=命である
ご存知のようにCPAの科目合格(Credit)には有効期限(Expire)がある。
受かってから18ヶ月である。

自分の周りを見ていると、CPAを途中で諦めるパターンはだいたい決まっていて、「せっかく取った一つ目をExpireさせちゃって、やる気減退」が一番多いと思う。

なので、今回は具体的にどの順番で受けるのがおすすめか、
各科目のポイントとともにまとめたい。

(ちなみに、(目指せ)「1年合格計画」を勧めているのは、仮に途中で不合格な時があったとしても、一科目目の合格失効までのリカバリーの効くからでもある。)

受ける順番がキモ

これはアドバイスを聞かれた時にいつも言っているのだが、
試験を受ける順番で合否はかなり決まってくると思う。
もちろん個々人の状況次第ではあるが、
自分と似た境遇の人には下記の二択しかないと思っている。

・FAR → BEC → AUD → REG
・FAR → AUD → BEC → REG

(1) まずは、FARから。

理由は2つある

・あとの科目の基礎知識になる。
FARはいわゆる「会計!」っぽい基礎のかたまりである。
勉強していて一番楽しいし、
特に会計知識ゼロの人は、ここで学んだことが他科目の基盤にもなる。

・内容量が多いので先に片付けたい。
肌感覚的に勉強時間は、FAR = REG > AUD > BEC の順番だ。
FARは「公会計」というオマケにしては胸焼けしそうな重い分野もしれっと範囲内なので、
冒頭のExpire問題を考えると、1科目目の合格直後から始まる「カウントダウン」前に片付けておきたい科目である。

あと、のちほど述べるが、
FARとREGのタイミングはかなり大事なので、それもFARをはじめに推奨する理由でもある。

(2) BECとAUDは仕事の忙しさ次第。

次におすすめするのが、BECかAUDなのだが、
これは自分の仕事のスケジュール次第で調整していいと思う。

・BECの方が、軽い。
浅〜く広〜くの暗記だけなので、勉強時間が短い。
合格率も高いので、
このタイミングで仕事が忙しい人は先にBECを片付ける。
BECを先にやると「FARとBEC受かって、もうCPAも半分終わりだぜ!」と気持ちにも弾みがつくので、ゴリゴリ働きながら受けてる人にはモチベーションになる。

・AUDは、たまに不合格ループ沼にハマるひとがいる。
深読みしすぎるのか、なぜか賢い人ほどこの傾向がある気がする。
レポートや報告書をひたすら読まされて、暗記よりも考えることに結構頭を使う科目なので、
このタイミングで時間に余裕がある人は、先に終わらせるとだいぶ気が楽になる。
また、暗記は結構少ないので、先に受けておくと、仮に1回目で受からなくても、BECと並行しながら2回目受験でリカバリーする時間も取れる。

(3) 一番心が折れるREGはさいごの馬力でがんばる。

・「一番興味が持ちづらい分野なのに、勉強量が多い」
というのは不真面目な私だけかも?と思ってたら、結構周りでもよく聞く。
FARはいわゆる「会計」っぽい内容なので、
USCPAを受けようと思った人はスッと興味を持てる内容だ。
しかし、アメリカで会計士をやる予定どころか、住む予定もない人に「アメリカの税法」にトキメキを感じるのはなかなか難しい。
暗記量も多く、なかなかの苦行になるので、「これが終わったら全合格」という最後の馬力で乗り切ることをおすすめする。

ぜったいにREGとFARの受験タイミングは離すべし。
これは以外に盲点だったのだが、ふりかえると重要。
REGは乱暴に言えば、「FARっぽい内容なんだけど、答えがFARと違う」試験である。
なので、一緒のタイミングでやると、私のような会計初心者は、ほぼ確実に混乱する。
内容量も多く、混乱したまま気合いで乗り切るのは難しい。
なので、物理的に受験タイミングをずらしたほうがいい。


以上、今回は具体的な受験のスケジュールと、各科目のポイントについてまとめてみた。
自分が実際に受験してる時に知りたかった情報なので、どなたかのお役に少しでも立てれば幸甚である。

次回は
「日中はゴリゴリ働きながら、1日の勉強時間どうやって確保するのか?」など日々の勉強法をお伝えしたい。


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