【特別イベント】“地域×複業” 地域の魅力を届ける企画力の身に付け方
やりたいことがなかった私のキャリアの選び方
①「やりたいこと」「できること」ではなく、「なくなってほしくないもの」のために
学生時代から「やりたいこと」や「できること」がなく、「この世からなくなったら困るもの」を軸に就職先を選んだ。元々好きな旅行や観光の分野もなくなるのは困ると思ったのが複業を始めるきっかけ。
②秀でた才能がないからこそ、他の人たちの才能を理解するための努力をした
才能がなかったからこそ、「すごい」人たちの才能を引き出すプロデューサーが向いていた。
地域×複業(パラレルワーク)の可能性
①小さく始めることができる
複業で自分の「興味のあること」「好きなこと」「やってみたいこと」に少しずつチャレンジ。
②少数精鋭のチームで自己のスキルを走りながら磨く
リソースが限られているからこそ、「やったことがないこと」など自分のスキル外のことにも挑戦する機会が実績になる。
③好きな地域と関わることができる。自分のサードプレイス的存在に
自分の居場所や生きる軸、選択肢が見つかり、リフレッシュができる。
複業(パラレルワーク)をする理由
■会社に所属する理由
・会社への強い共感
・「実業主義」の会社だからこそ、やり続けられる
ー本質的な地域活性化、地域への貢献
ーひとりでは行けなかった場所へ行ける
■フリーランスも続ける理由
・自分が力を尽くしたい地域に関わることができる
ー会社では受けられない規模や予算感だが、自分個人でも役に立てるものやことへコミットできる
ー圧倒的「好き」をベースにした仕事軸
・責任を持った上で、総合力を高めていくため
「プロデュース」「企画」のお仕事について
その場所、モノにしかない光を見つけ、磨いて、届ける。そのために企てる。
■「うちの地域には何もない」現象の正体
・毎日見ているからこその慣れ、当たり前
・比較対象を持っていない
・切り取り方次第
■観光の役割
観光とは、地域の誇りをつくることであり、光を観ること。観光客(旅人)、地域に関わる人、地域に住まう人が「光」を改めて感じ取ったり、新たしく見つけたり、再認識・再発見すること。
地域で必要とされるプロデューサー・企画力とは?
①総合力を高め、小回りのきく人材
Q.なぜ総合力が必要なのか?
A.地方での仕事は小さく始まることが多いから。予算、リソースも限られているので、自分でできることが求められる。
■総合力を高める方法
・軸足を定める
・ローカルこそ経験、実践
ーここぞいう時は、人より半歩頑張る!
・メインスキル+αの強化
ー総合力を高めると、地域のスモールプロジェクトで活躍できるチャンス!
②相対評価の視点を持ち込む
地域をどんな視点で解釈し、届けるかが肝。
「海がある」「山がある」「美味しい食材がある」「歴史がある」「人が温かい」は他の地域にもある、差別化にならない地方の基本的価値。観光客にとって、その土地ならではの強み、大きなベネフィットこそ「そこにしかない唯一無二の価値」。もっと具体的に捉えることが大切。
■地域のプロデュースで最も大切なこと
その場所らしさ、その土地の魅力・風土を紐解いたユニークなコンセプト設定。
Q.なぜ「その場所らしさ」が大切なのか?
A.「その場所らしさ」とは、ダイレクトに地域としての競争力。その場所にしかない体験、食、自然、空間、コンテンツを求めて、人は現地へ足を運ぶ。
■「その場所らしさ」の紐解き方
・原石、強みを見つける
・強みを鍛える
=相対評価の視点
■「うちの地域には何もない」という課題に対する解決策
正しい相対評価を見つめる!競合地域となり得る他の地域や、他の場所の情報を適切に知り、その場所の「現在地」を正しく見つめることが大切。
■相対評価を鍛える上で意識していること
・自分がお客さんとなって体験し、日々の体験の解像度を上げる
=体験の因数分解
・情報収集の質を高める
ー受動的なインプットの質を高める
ー具体→抽象の行き来で事例のストック
③自分が一番のターゲット。n=1の熱量
何かを決める時は「私が好き!」「私が欲しい!」を判断軸に!
自分が欲しいもの、好きなものを作る強さを信じる!
誰にも負けない熱量をもつ!
■自分が一番のユーザーであれ!
・100回自分に問う
・まず自分が使う、学ぶ、体験する
・感性を鍛えるために暮らしを見立てる
複数の仕事を持つ上で大切にしていること
前提として、会社やチームの事業自体が、自分が好きなことや関心のあることをやっている。
■複業を選ぶ視点
(初期)
・好きなこと、興味のあること、やりたいこと
・多少給料が安くても、自分の経験になること
・経歴書に書けること
(現在)
・好きなこと、興味のあること、やりたいこと
・本業にも大いに役立つこと
視聴後の感想
関東への移住後も、フルリモートで地方の広告代理店にて営業・ディレクター職に従事し、官公庁の観光プロモーション事業などを手掛けていること、Webメディアにて地元のモノ・コト・ヒトを発信する記事を執筆するライターとしての活動をしていることから、小林さんのお話はとっても関心のある内容でした。
大手企業での勤務を選んでこなかったのは、「限られたリソースのなかで自分の総合力を高めていきたい」「マルチに活躍できる人材になりたい」と潜在的に思っていたからなんだろうな、と自分の心の奥底にある本意に気づけたような感覚になりました。
現在、ライティングスキルをアウトプットできる環境を見つけ、そのスキルを伸ばしていこうと必死ですが、小林さんの話を伺って、「言葉にする力」「届ける力」を身につけるために迷いなくこのまま進んでいこうと思えました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?