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「愛の発展段階説」(『太陽の法』ポイント解説⑯)
この記事に目を通して下さり、本当にありがとうございます!
私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話、3100冊以上の著書から、おすすめポイントを紹介しています。
現在、大川隆法著「太陽の法」のポイント解説に挑戦しています。
2024年、「何か一冊オススメ書籍は?」と訊かれたら、間違いなく『太陽の法』をおすすめさせていただきたいです。
「太陽の法」
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『太陽の法』は幸福の科学の基本書かつ最重要経典です。
大川隆法先生は、1986年7月に大手総合商社を退社・独立後、わずか19日間で、自動書記にて、この『太陽の法』を書き上げたと言われています。
(自動書記とは、天上界の啓示を受けて、ひとりでに文章を綴っていくような状態です。)
つまり、この『太陽の法』こそが、華々しい経歴を誇ってきた大川隆法先生が、学歴や出世街道など、約束されたエリートとしての未来全てを投げ捨ててでも書きたかった、真理の一書、ということになります。
以後、『太陽の法』は当会の根本経典として、30年以上もの間、人々の心を潤し続け、世界23言語で発刊の大ベストセラーとなっています!
人類の永遠の疑問への答えを明確に説き明かした「太陽の法」。
その魅力の一端なりとも、このnoteにてご紹介できれば、この上なく光栄です。
この一冊と出逢うために、あなたは生まれてきた―。
その言葉の意味を噛みしめながら、このnoteで出会ったすべての皆さまに、愛をこめて、『太陽の法』との出会いを贈ります。
第12回目となる今回は、『太陽の法』第3章「愛の大河」から、第6節「愛の発展段階説」をご紹介します。
どうぞよろしくお願い致します。
「愛の発展段階説」
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愛にも発展段階があるのです。
しかし、地上の人で、この発展段階に気づいている人は多くはないはずです。
「愛する愛」
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愛の発展段階の第一段階として、まず、「愛する愛」があります。
この愛する愛は、ある意味では、もっとも愛らしい愛だといえます。
すなわち、
それは親の子に対する愛であり、
子の親に対する愛であり、
男の女に対する愛であり、
女の男に対する愛であり、
友人に対する愛であり、
さらには、隣人に対する愛です。
もっとひろくいえば、
社会に対する愛、
共同体に対する愛も、
この「愛する愛」に含まれます。
「愛する」といっても、やはり、与える愛であることにはかわりません。
つまり、愛する愛の基礎にあるのは、その人が当然関心をもってしかるべきものに対する愛だからです。
その人が関心をもってしかるべきものに対して好意を与えるということが、愛する愛なのです。
これはもっとも根本的、かつ、一般的でありながら、実際には、けっこう困難な愛だといえます。
地上世界が、この愛する愛に満たされたならば、少なくともこの世は、はっきりとした天国となるでしょう。
愛する愛とは、すべての人に期待できる愛であり、すべての人が、愛する愛のすばらしさを生来的に理解することができます。
つまり、人間は生まれつき、愛を与えることに関して、幸福感を感じるようにできているからです。
しかし、問題は、愛する愛をつねに理解するだけでなく、それをいかに実践するかです。(中略)
この愛する愛の実現が、地上天国への第一歩なのです。
「愛の発展段階説」の第一段階目は「愛する愛」。
「愛する愛」とは、「与える愛」のことです。
最も一般的な「隣人愛」と言われていますが、簡単なようで、実は難しいんです。
好きな人がいたとして、その人のことを愛していると言っても、
相手から「何かしてほしい」とか、「愛情が欲しい」と思っている時点で、
愛を与える側の人間にはなれていないということです。厳しいですね。
目指すべきは、愛する相手だからこそ、相手の喜ぶことを見返りを求めずにしてあげたい、という「与える愛」の境地です。
普通はここでさえも難しいと思いますので、共に頑張っていければと思います!
「生かす愛」
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愛の発展段階の第二段階には、「生かす愛」があります。
「愛する愛」は、だれにでも可能な愛であり、その実践だけが問題なのですが、この「生かす愛」は、だれにでも実践できる愛ではありません。
なぜならば、人を生かすことのできる人とは、すぐれた人であり、自らの才能と努力によって、人を導けるまでに自分というものをしっかりとつくっていなければ、真に人を生かすことはできないからです。
つまり、生かす愛とは、すなわち、導く愛なのです。
ですから、その愛の実践の前提として、まず、優秀な人格を築いておかねばなりません。
なぜならば、盲人は盲人を手引することができないからです。
川の水が上流から下流に流れてゆくように、この生かす愛もまた、上流から下流に流れてゆく愛だといえます。
生かす愛とは、知性の愛であり、理性の愛なのです。
ですから、高き知性によって、人間と社会の本質を見抜き、すぐれた理性によって、その問題解決のメスをふるうことのできる人でなければ、真に人を導くことはできないのです。
こうして生かす愛の体現者は、魂的に退化していこうとする者に対しては、「教導の怒り」を示して正しい方向に導くこともあります。
そうしなければ、真に人を生かすことはできないからです。
「生かす愛」とは、先生が生徒を導く愛や、上司が部下を育てる愛に相当するものだと思います。
ただ優しくするだけではダメで、時には、相手のためにならないと思ったら、心を鬼にして叱らねばならないときもあります。(これを「教導の怒り」と言います)
人を怒るのにもパワーがいるんですよね。
「怒られているうちが花」という言葉もありますが、その人に良くなってほしいと思うからこそ、「怒る」べき時には「怒る」必要があるのだと思います。
(逆に、誰も怒ってくれなくなった時は、本当に危険な状態かもしれません!)
「厳しさの中にも愛がある」、という生かす愛の段階でした。
熱血教師や名経営者の中には、この指導者の愛に届いている方もいらっしゃることと思います。
「許す愛」
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関心をもってしかるべき人に好意を与える「愛する愛」。
そして、すぐれた自分をつくって、人を導く「生かす愛」。
それぞれに素晴らしい愛です。
とはいえ、生かす愛だけではまだ不十分だといえます。
なぜならば、単に人を生かすだけであるならば、才能の才があれば、あるいは、他人をうわまわる知性があれば可能だからです。
しかし、愛には、才能や知性や、努力を超えた愛があるのです。
すなわち、それこそが、第三段階の愛、「許す愛」なのです。
「許す愛」の実践者は、おおいなる宗教的境地への飛躍を経験しているはずです。
つまり、この許す愛とは、善悪を超えて、自己の使命に徹する者の境地だからです。(中略)
人間の本質をすべて仏の子とし、神の分身と見ることができる人にこそ、
敵と見えし者の本質に仏性を見ることができるのです(般若の智慧)。
すなわち、この許す愛の境地は、菩薩の境地なのです。
「許す愛」とは、「愛する愛」「生かす愛」をさらにもう一段超えた愛になります。
間違いを犯した悪人に対しても、相手の悲しみを理解し、「許す」気持ちを持てる境地というのは難しいものです。
例えば、交通事故で子どもを亡くしてしまったとします。その交通事故を起こした運転手を、許すことはできますか?
許せない、という気持ちになっても仕方がないところを、相手の非を理解しながらも、自分は許すという選択肢を取る。
これができる方は、実は1000人に1人もいないのではないかと思います。
この境地に達するには、自分自身の愚かさに気づいて回心したなど、自分自身の覚醒の経験が必要だそう。
たとえば、キング牧師やマザー・テレサなどであれば、自分を殺した相手でも許すことはできるかもしれません。
そこまでの境地にいくには、かなりの宗教修行が必要ですよね。
偉人と呼ばれる生き方になりますし、この「許す愛」に生きた方は、天使・菩薩と言われる方々になります。
〈まとめ〉
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いかがでしたでしょうか。
少し抽象的で難しい理論になってしまったかもしれませんが、「愛の発展段階説」について、まとめておきますね🌷
【愛の発展段階説】基本の3ステップ!
①愛する愛…隣人愛。身近な恋人、家族への与える愛。
②生かす愛…人を生かす、教導の愛。時に厳しさの中の愛も必要。
③許す愛…「生かす愛」のレベル、善悪のレベルを超えて、悪を犯した相手の存在をも許す愛。宗教的境地でもあり、天使・菩薩と呼ばれる方の生きかた。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。
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