「人の気持ちがわかるには」(大川隆法「心の指針」より)
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「人の気持ちがわかるには」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心がじんわり温かくなる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「人の気持ちが分かるには」
人の気持ちがわかるのは難しい。
人間はロボットではないから、
同じ情報に対して、
同じ判断をするとは限らない。
しかも、誰しも特有の好き嫌いがある。
好き嫌いを抜きにして、客観的に相手を判断しているか、どうして確信できようか。
神や仏のように、
はるかなる高次元から、
迷える衆生を見守れたら、
一体どれほど胸がスッキリすることか。
現実には利害と利害がぶつかって、
一枚のパイの切り取り合戦になることが多い。
苦しんで、涙を流した者でない限り、
人の気持ちはわからない。
まるで、汗を流して、
涙のうちにパンをかじった者でなければ、
労働の喜びがわからないかのように……
一つだけアドバイスするとすれば、
人には口は一つ、耳は二つある。
相手のしゃべることの二倍、
相手の言うことを聞きなさい。
謙虚であるように努力しなさい。
頭の良し悪しだけでなく、
年齢や経験がものを言う現実を、
静かに受け容れなさい。
(大川隆法 心の指針203)
〈感想・気づき〉
不思議なもので、私たちは、同じ情報を元に、同じ判断をするとは限りません。
そして、人の好みは十人十色。
どんな人にも好き嫌いがあります。
自分が好きなタイプを、みんなが好きとは限りません。
自分が好きなタイプの気持ちは何となく分かりますが、自分が大嫌いな人の気持ちというのは、なかなか分からないものです。
どうして相手のことが嫌いなのだろう?理解できないのだろう?
そう考えた時に導き出される答えの一つは、相手と自分の経験分野、興味・関心分野が全く違う、ということが考えられます。
きっと相手の事情を理解して受け入れられた時、その人のことを完全に嫌いではなくなるのだと思います。
そして、残念なことに、私たち人間は、自分が苦労した分だけ、人の気持ちが分かるようになるようです。
まだ経験が浅かったり、若かりし頃だと、相手の至らなさを裁いてしまったり、とても理解できずに突っぱねてしまうこともありますよね。
ただ、人生経験を重ねた深みのある人からしたら、よくある話、十分に理解し得る話だ、と感じられることも多いのでしょう。
頭の良し悪しだけでなく、年齢や経験がものを言う現実とは、このことなのだと思います。
最後に、私たちはどうしても、自分のことばかりを考えてしまいがちです。
だから、「自分がしゃべる二倍、人の話を聞け」ぐらいで本当にちょうどいいのかもしれません。
いつも自分の話を真摯に聞いてくれる人に対して、人は心を開きやすいものだと思います。
それはやはり、自分が理解された、という安心感があるからでしょう。
人の気持ちが分かるようになるには、できるだけ先入観をなくして、謙虚に相手の話に耳を傾けること。
その中で、相手の仏性(良心)を拝み出していけるといいですね。
より多くの人の気持ちを理解できた時、自分の世界もまたもう一段広がる気がします。
私も沢山の人の気持ちを理解できるように頑張ります。
共に頑張ってまいりましょう。
最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。✨✨
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