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「悲しみを通して人は優しくなれる」(大川隆法著『幸福へのヒント』より)

いつも私の記事をご覧くださり、本当にありがとうございます。

大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

今回は、「悲しみを通して人は優しくなれる」をご紹介したいと思います🌷

こちらは、大川隆法著『幸福へのヒント』からの抜粋になります。

公式YouTubeに音声がアップされていましたので、文章で抜粋させていただきますね☆

余裕のある方はぜひ、音声にて味わってみてください。



「悲しみを通して人は優しくなれる」


この苦しみ、悲しみをどう見るか。

単にそれを「天国的なものではない」とだけ見るかどうかの観点があると思います。

地獄的なる思い、「苦しみや悲しみは地獄にある心であって」という考えですね。

(そういう考えも)ありますが、やはりもう一つの側面を見落としてはならんところがある。

それは、実際に深い悲しみを味わった人は、二つの点において、やっぱり大いなるプラスが出てくるんですね。


一つは何かというと、悲しみを通して人間は謙虚さということを知ることはあるんです。

真にこの鼻っ柱を折られることはありますね。

その悲しさを通すことによって、プライドが折れたときに、

人間は謙虚さということを真に学ぶことができるんですね。

これが悲しみの一つの側面です。


もう一つのプラスの面は、悲しみを通すことによって、真に人に対して優しくなれるんですね。

これはそうなんです。

本当に人に対して真に優しくあろうと思ったら、その気持ちが実感されないと分からんところがあります。

環境だけが良くて順調にきた人、特有の問題として、よく現れますね。

どうしても人に対して厳しくなります。

言葉も荒くなる。

「なんでこういうことがお前はできないのか」と言うことあるけれども、

それは頭ではそうなんだけれども、

実体験として自分がそういう悲しみのなかにあった人は、

本当に人を許す範囲が広がるんですね。

このためにやはり、悲しみというものもあると思います。


それは深い悲しみを味わったことがある人だけの実感でしょうが、

「人が悲しんでいる姿がどういうものであるのか」ということが切々と分かる。

深い悲しみを経験した人独特の優しさというのはあるんですね。

これは一つの光だと私は思います。


「悲しみの底にも光がある」というのはこのことを言っているのだと思います。

「(悲しみの底を)打ち破ったときに光が出る」というのは独特の手触りですね。

感触、人に対する、接するときの優しい眼差し。

(相手の成長を)待ってやれるという気持ちは、

やはりこれは大きな悲しみを通した人特有のものだと思います。


このような悲しみ苦しみというものも、

単にそれを否定的なるものとだけ見ることなく、

「そのなかにも真理への芽生えはある」と捉えていけばよい。

そうすると人間を理解(わか)る範囲が広がってくるということですね。


昔からよく言いますが、(人間が)大成する条件として、

貧乏というのもあるし、あるいは失業、左遷、失恋、離婚、病気、

いろんなのありますね。

浪人、留年、そういうのをするというのもあります。

それから、人間関係の失敗、事業の失敗、あるでしょう。


こういうのを通してくると、どうなるかというと、

それを通り抜けた人には独特のいぶし銀のような光がやっぱりあるんですね。

それは人に対する何と言いますか、やっぱり見方そのものが、

接し方そのものが、許しとなるような接し方ができる面があるんですね。



〈感想・気づき〉

私自身、深い悲しみを経験したことがございます。

それ以前の自分は、どちらかというと順風満帆の人生のように周囲からは思われていたかもしれません。

ただ、成功すればするほど、プライドが高くなり、傲慢になっていた面があったと思います。

一度失敗・挫折し、深い悲しみを通り抜けてからは、周りから「優しくなったね」「雰囲気が柔らかくなったね」と言われることが多くなりました。

また、以前であればどうしても許すことのできなかった他人のミスや欠点が、より大きな目で包み込めるようになったという実感があります。

人は一人では生きていけない存在です。

そして、完璧な人間なんていない。

自分自身が完璧でないように、周りの人もまた、不完全の中を生きている。

だからこそ、支え合いが必要だし、お互いの存在があってはじめて、充実した人生を送ることができるのだと思います。

深い悲しみを通した自分のなかに、いぶし銀のような優しい光があるのかはまだ分かりません。

むしろ、「へぇ、あなたにもそんな挫折経験があったの?」と驚かれる方かもしれません。

私が順調に何の失敗もなく生きてきた優等生だと思っている方がもしいらっしゃるならば、この場をお借りして申し上げます。

私の人生は失敗・挫折だらけの人生でした。

本当に、生きていくのが申し訳ないと思ったことも何度もあるくらいの、大失敗をしたこともあります。

それでも、今まで走り続けてこられたのは、信仰があったから。

失敗だらけの自分だって、神仏の子であり、生きることを許されている存在だと、信じることができたからです。

どうしようもない、ダメな自分を許し、愛することによって、周りの人を愛する気持ちもさらに深まった気がしています。

noteを通して出会えた皆さん、本当にありがとうございます。

出会えたこと、心通わせられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

奇跡のようなこの瞬間を噛みしめつつ、許される限り、この活動を続けていきたいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


〈まとめ〉

今回のポイントをまとめておきましょう。

・深い悲しみを味わった人には、大きなプラスが2点出てくる。

①悲しみを通して、人は謙虚さを知る。
②悲しみを通して、真に人に対して優しくなれる。


・悲しみを通してプライドが折れた時に、謙虚さが出てくる。

・順調に来すぎた人は、人に対して厳しくなる。
・悲しみを経験した人は、人を許す範囲が広がる。
・優しい眼差しで、人の成長を待ってやることができるようになる。

・悲しみの底を打ち破ったときに光が出てくる。

・それは、独特のいぶし銀のような光。

・貧乏、失業、左遷、失恋、離婚、病気、浪人、留年、人間関係の失敗、事業の失敗などは、人が大成する条件でもある。


深い悲しみに沈んだとしても、必ず悲しみの底を打ち破り、光を放つ自分へと変化していきましょう!

共に頑張っていきましょうね。


今回も最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌷


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真理花@大川隆法著作愛好家(@Marika777hs)さん / X (twitter.com)

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