見出し画像

週報20240401-07

この週報はアーティスト井口真理子が、福岡県宗像市大島という離島を舞台に、「一日も無駄にせず、慈しんで生きる」というモットーのもと暮らす、その記録である。
毎週末に、先週号を振り返りつつ、当週号を書き綴る形式のため、配信は1週間ずらしている。
マガジンのサブタイトル「心技体」は、今年の書初であり、その1年における自分との約束である。

**
4月、新年度が幕開けた。
私はこれまでどちらかというと夜型の生活リズムで暮らしてきたが、心機一転、朝型の生活リズムへと舵を切った。
今年は個展もあり、あらゆる「つくりたいものたち」が列をなして待機している。
精神、技術、身体の水準を高め、維持していくことが成功への鍵となる。

やりたいことを、納得のいく形、品質で実現するためにはそれらのエネルギーを安定的に確保しなくては。健康なココロとカラダなくして、成果は生み出せない。というわけで、朝型の生活習慣を取り入れることによってそれを実践することにした。

3月にまずは朝活を始めた。慣らし運転のため、起床時間指定は特になし。
・起床後、開口一番に「今日も良い一日になる」と宣言する。
・家中の窓を開けて一斉換気する。
・床の間にて般若心経を読経する。
・神棚へご挨拶、一日の無事を祈願する。
これら一連の朝活を「お守りルーティン」と個人的には呼んでいる。
言霊の力を得て、新鮮な氣を取り込むことで心身を整える。

就寝前は、
・神棚にて一日の無事に感謝し、明日への希望をお祈りする。
・自分自身、周囲の人々、環境、神様、宇宙へ感謝する。
・ストレッチ(入眠儀式)

4月からさらに、以下の習慣を追加した。
6:00 起床、朝活
7:00 島内ラジオ体操(第一、第二)参加
8:00 地域見守り隊(子ども達の登校時)

東洋医学の「養生」という考え方が好きで、「寝る・食う・動く」を適時適量に保つこと、それを特に意識している。
元々夜型だからか、早寝がまだ苦手ではある。早起きは無事継続中。

また昼活としては、
・植物たちのケアと声かけ(愛を届ける)
・なじみ猫たちのケアと声かけ(愛を届ける)
・コーヒー豆をミルで挽いて淹れる(自分を愛でる)
が以前からルーティンとなっている。愛活、ともいえよう。

これらが毎日のルーティンで、週間ルーティンは以下。
・宅トレ 週2回
・御嶽山登山 週1回
週2、3回ほどの汗ばむ程度の運動は、健康のために今後も継続したい。

食も大切にしている。
毎食自炊しているが、生産過程が健全な食品を購入したり(消費は投票)、ご近所さんからお裾分けをいただいたり、旬のものを取り入れたり。
お菓子も自作するなど、気分転換も兼ねている。(先日はいちご大福を作った)
おいしいごはんを食べる時間は、なんといっても毎日の幸せ、楽しみである。
きちんと作って食べる行為はそのまま自分を愛することに直結する。

**
個展に向けた制作準備、段取りも着々と。
下絵制作が捗っている。こちらは右脳全開。
心の目で視えるものたちを、手に委ねて描き起こしていく。
なんたる自由、精神開放の豊かさに時の経過を忘れるほどだ。

しかし、芸術家は一方で、職人でもあり、プロデューサーでもある。
展示構成、資材/画材調達、輸送手配、予算、スケジュール管理などなど、事前に逆算して段取りし、ベストパフォーマンスを発揮しなくてはならない。こちらは左脳の出番である。

未来の自分が遺憾無くパフォーマンスを発揮できるように、現在の自分がベストを尽くす。
ここ大島で、一日一日を慈しみながらそんな地道な努力を楽しんでいる。

大島の朝は、人も、動物も、植物も、みんな活発に動いていて、目に見えないエネルギーをひしひしと感じる。生命力が漲っている。春の力もあろう。
ラジオ体操をしながら見上げる空に、いつもその日の始まりを祝福される心地だ。

umiba(旧村役場)のアートディレクション的なお手伝いの依頼もあり、今後は日々のルーティンと、個展に向けた制作と、他クリエイションでますます忙しく、目まぐるしい年度となりそうだ。

ワクワクして、次週に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?