劇団四季の『アナ雪』と大勝軒のラーメンの休日

子どもの頃に読んだアンデルセンの童話に『雪の女王』というのがあって、童話の中でも恐ろしいお話だったと思う。他の白雪姫やヘンデルとグレーテルなんかにも必ず魔女やオオカミが出てくるので童話は全体的に怖がらせる要素があるのかもしれないけど。

その童話が元になったようなディズニーの『アナと雪の女王』か主題歌と共に一世を風靡したのが数年前かと思うと10年前らしい。テーマパークにもお目見えするのだとか。

それを劇団四季がミュージカルに仕立てるとこうなるのか〜唸るほど素晴らしい空間と時間を体験したのでnoteの皆様にお伝えしたい。

早めの卒業祝いを口実に大学生の娘と浜松町から歩いて数分の会場まで足を運んだ。なんて贅沢な休日だろう。劇団四季はコロナ後初めて。周りを見渡すとお子さん連れのファミリーが多いことに少し驚く。アナ雪人気はさすがだわ。席を取ったのが遅かったので少し右端と一列後ろの左寄りに分かれて座る。恋人同士じゃないからオッケー。

幕が上がると同時に登場する二人の子役の演技力と歌唱力にのっけから圧倒される。オーディションとレッスンの質の高さが伺われる。わぁ、すご〜い。

この感想がどんどん増して幕が下がるまでの間、一寸の隙もない演出が続く。限られたステージの大きさで場面場面が鮮やかに切り替わり、群舞の楽しさも主人公たちの活躍も目一杯観客を楽しませてくれる。エルサの衣装が一瞬で変わった魔法は今なお溶けることがない。

失礼ながらお一人も名前を知らない方ばかりだったのに歌もダンスも超一流でエンターテインメントを極めた劇団。帰り道に7月の『アラジン』を三席予約した。今度はごきげんパパ♡も一緒に。

お昼ごはんは家に用意してきたけど、やっぱりお腹すいちゃったね〜と時計を見ると3時になっている。このまま帰宅するのはちょっと無理かも。何か食べちゃう？

できれば女子大生らしいお店に連れて行ってやりたかったけど寒いこの日に2人のお口とお腹が欲したのは熱いラーメンでした。

乗り換えの渋谷でラーメン屋さん知ってる？知らないよねーとGoogle先生に訊ねると数軒サッと教えてくれる。よし、あんまり歩かなくて良い大勝軒にしようか。

メンズしかいない、行かないようなガード下のお店前で食券を買ってあっさりラーメンと温かいつけ麺を食す。

時々一風堂のラーメンはいただくけどラーメン通とは決していえない私たち。この麺の量は想定の1.5倍よね〜黄色いのは卵かな？などと素人丸出しのコメントを呟きながらレッドオニオンとゆずの効いた麺たちを完食。どちらも850円でした。

夕ご飯は要らないくらいお腹いっぱいになって、ラーメンを楽しめるうちに食べ歩きしなくっちゃとどうでも良いような決心をした冬の日、ごちそうさまでした。

今日は午後から雪予報の東京地方。皆様どうぞご無事で！