【東京さんぽ】永青文庫あたり

慎重な友人も活動を開始したようで、連絡をもらっては出かける今日この頃。美術館巡りを好む人たちが選んだ行き先は文京区にある永青文庫で、所在を知っている私が早稲田駅からご案内。

駅の改札で待ち合わせして地上に出てから早稲田中学の校舎の前を通り正門通りも通り越して新目白通りを渡って神田川を越えると緑が見えてくる。そちらが細川庭園で、その一角の少し坂を登ったところに今回の目的地、永青文庫がある。

今公開されている展示は細川家の茶道具。

四階建ての洋館が資料館。

雨が降る前に下の庭園を拝見に降りる。

藩の学問所だった建物をできるだけ雰囲気を壊さないように、集会室などに利用したり喫茶室になったりしている。

くまモンのお懐紙を自分に買い求めてみた。


まだ残る菖蒲や紫陽花を愛でて再び庭園の階段を登って永青文庫に。残念ながら撮影禁止だったけれど千利休作のお茶尺や花入など眼福としか言えない宝物や天目茶碗などを見ることができた。

掛け軸の書も当然すばらしくて長い年月を経て今目の前にあると思うだけで圧倒される。武将と茶道、一見全く相性が良くなさそうだが愛好する人が多かったようだ。歴史をもっと知るとより楽しめるはず。

帰りはお気に入りのカフェで軽食をいただいた。
3度目の来店でマスターに顔を覚えてもらっていたことに驚く。食後にはケーキも。

子どもが小さい頃からの気のおけない友人と、コロナ禍明け初めて会って積もる話など尽きることがない。花婿の母になる彼女の両親のお世話を夫婦でしている話にはこれまでの彼女の献身が思われて心が温まった。ご主人の得意料理がシチューという時の幸せそうな顔がこの日一番のお土産。また次の美術館巡りも楽しみだ。

一週間が飛ぶように過ぎました。皆様お疲れ様でした。おやすみなさい。

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