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鞍馬から貴船ウォーキング

京都旅Day2も初めて訪れるところ。この日は鞍馬に詳しい友人のガイドで山歩きにチャレンジ!

朝10時45分発の出町柳から叡電観光列車で鞍馬へ一直線。ガラス窓が大きくて新緑や木漏れ日に包まれながら奥へ奥へと誘われる。

到着した鞍馬駅では大きな天狗がお待ちかね。

鞍馬天狗のお話はその昔聞き覚えがあるけどご対面する日が来るとは。

駅前のお茶屋さんでにしんそばをいただいていざ歩いて本堂まで。ケーブルで登る人もいるけれどここは火祭りの由岐神社を拝みつつしっかりウォーキングすることを選ぶ。

いきなりの石段に怯みつつも歩を進めると可愛らしい石仏が。

     子供はみんなほとけの子
     子供は天からの預かりもの
     子供は親の心をうつす鏡


さすがに深いことが書かれている。

植物に詳しい友人がユキノシタを教えてくれて今を盛りと咲いているその花を愛でつつ上へ上へ。

古へ思いを馳せてしばし休憩。今も昔も神々しい鞍馬はパワースポットなのだ。

つゆというのにほぼ雨に合わず涼しめでウォーキングにはもってこいのこの日。由岐神社をすぎてケーブル組と晴れて合流。阿弥陀仏の足元に跪いてご先祖様に日頃の感謝を伝える。

苔むす眺めも素敵。

いよいよ貴船に向けてさらに少し登ってからの下り。木の根道と名付けられたように根っこが張り出していたり意外と段差があったりとハイキングというよりはしっかり山登りレベルに感じる。私は荷物の関係でスニーカーできたけれど登山靴が推奨される。

めでたく全員降り切ってナイスファイト!

私たちの終着地点から登ることももちろん可能。木の杖もありがたい。

貴船神社に行く前に川床カフェで一休みしようということで奥の宮にむけて右向いてさらにだらだらと貴船川沿いを歩いていく。

床料理は少しハードル高く、カフェに。

ビールも最中もアリマス。

せせらぎの音に耳を澄ませたり足を水につけて水温を確かめたり思い思いに休憩。山登りの疲れを取ります。

そして貴船神社へ。

内外の観光客で賑わう鳥居の道を登っていくと絵馬の元になったという馬の像が迎えてくれました。水占いに興じる人も多数。おみくじを水に浮かべると字が浮かび上がる、なんだか子どもの頃の遊びにも似てノスタルジーを感じます。

いよいよ疲れて帰りはマイクロバスで叡電貴船口まで降りました。
元来た出町柳まで。

今夜の宿は三条にあります。さて夕ご飯は何処へ?全員が座れるお店を求めて電話攻撃開始後三軒めに良いお店がありました。


この日はなぜかビールと調子に乗って京都のお酒まで楽しみました。お宿が近いといいですね♪

締めの坦々麺も白味噌仕立てで美味でした。

書いているだけでこの日の思い出が鮮やかに甦ります。

沢木耕太郎さんがエッセイに書いておられた、

大事なのは、「行く」過程で、何を「感じ」られたかであるはず。目的地に着くことよりも、そこに吹いている風を、流れている水を、降り注いでいる光を、そして行き交う人をどのように感受できたかということの方がはるかに重要なのです。

『深夜特急6』p.275

を地でいくような、味わい深いウォーキングでした。速くは歩けないけれどこれからも自分の足でしっかりいろんなところに出かけたいと思います。

長い1日の記録を最後までお読みいただきありがとうございました。

では今日も良い一日になりますように。

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