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ネイルでご自愛しています

お手紙の末文などによく添えられる「ご自愛」というワードは心身の健康にお気をつけて、というくらいの意味だろう。数年来にわたって私の心の健康、つまりは気分を上げるのに寄与してくれているのがジェルネイル。4週に一度付け替えに行く。

いつぞやお金の勉強をしていた頃に読んだモノの本には、爪先にお金をかける女性を選んだら一生お金など貯まりません、というようなのことが男性目線で書かれていたのを頭の片隅に置いている。確かにお安い出費ではないけれど人の価値観などそれぞれだ。最近は男性の美容師さんやお世話になっている車のディーラーの担当者さんもネイルをされていて、世の中様変わりしたと喜んでいる。

幼い頃、指しゃぶりと爪噛みが癖で指にはコンプレックスがあった。それがプロの手にかかると魔法にかかったように可愛らしく美しくなるのだから、弱味を強味に変えるくらいのインパクトがあるのが私にとってのジェルネイル。自分で日々何度となく目にしてうっとり、時には友人にも褒めてもらえる。気づいてくれてありがとう。

恥ずかしながら昨日してもらったのは

年輪の重なったゴツい手だけれどこの指でピアノも弾いて頑張っている。

若さというものは失ってその眩しさに気づくものだ。私たち世代は身だしなみプラスαで清潔感など纏っていたい。美味しいものを食べて手軽に幸福感を得るのに近い感覚でネイルをしてもらうといともたやすく幸福感を得られる、私の場合。

昨日はナイスネイルというところに2回目お邪魔してきた。アメリカにいた頃は日本人の友人でネイルを趣味にしている人が毎月10ドルでしてくれていたけど何故かデザインを選ぶところからおしゃべりしながら3時間くらいかかった。これも楽しい思い出。

アメリカはおそらくネイル文化は日本より古いだろうけど私が住んでいた頃は赤く一色に塗っている人が多くて凝ったデザインはほとんど見かけなかった。たまにフレンチネイルをしている人に聞くと韓国人やベトナム人のネイリストにしてもらったらしい。何しろ子どもの幼稚園で折り紙で鶴を折って見せただけであなたはマジシャンかと問われ、折り方を説明しても紙をまっすぐきちんと折り畳むことが難しいのがおおかたの西洋人のようだった。

ところが日本のネイルサロンは時間との戦いで1時間もあると完璧に仕上がる。なんて日本人は器用なんだ!予約がなかなか取れないくらい盛況ということはニーズがそれだけあるということで、ネイリストさんたちは次から次へと接客に大忙し。皆さん若くて対応がお上手でいつも感心してしまう。子どもの頃から図工とか得意だったのですが?などと質問したりして…

突然不幸ごとが舞い込んできた時のことを思うとあまり派手なデザインは危険だけど、職場での制約も特にないのはありがたく、ごきげんパパ♡は私が何してても気づかないしこれからも密かにご自愛を続けたいと思う。

今朝のパパ♡のお弁当。いつもありがとう

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