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【蒲田】薬膳スープと紫蘇ジュース

先日、蒲田かいわいに住む友人に街を案内してもらう機会に恵まれた。蒲田といえば蒲田行進曲と言う映画を思い出す方もおられるかもしれないけれど私にとっては羽田空港に向かう時の玄関口。バスに乗る以外、街はいつも素通りだった。なかなか面白い下町だ。

私の友人はみな善良にしてユニーク。どこにでもある駅ナカチェーン店に行くという選択はなく、小さな薬膳スープのお店が選ばれた。


お店に入るとまず右手に冷蔵庫があり、常連さんは白いプラスチックのボウルをまずそれを手にする。もやし、つくね、うずら、きくらげ、れんこんなどなどが一人分ずつビニール袋に入っていて、トッピングを選んでお店の人に渡す。それからテーブルについて麵などメニューを選ぶ。

麺は基本は平たい春雨で、辛さが6種類ほど選べるようになっている。中辛を選び、チヂミとビールでカジュアルなお昼ごはんが完成。ここは絶対日本じゃない。作る人も運ぶ人もみな中国人で、横浜の中華街のように観光地化されていなく、お客さんも中国の人が多いようだ。といってもテーブルが3つほどのこじんまりしたお店だけど。

このお店のほかの候補は天ぷら屋さんで、次回はきっとそこにしようと思う。


うなぎ屋さんも韓国料理店も着物屋さんも友人のお勧めはいろいろあるけれど主婦は八百屋さんについていった。

パッションフルーツをかごに入れていたら友人に赤紫蘇を勧められ人生初購入。ジュースなど作ってみるのも夏の一興か。翌日早速紫蘇を煮出してジュースが完成。美しい濃いピンクになった。

紫蘇の袋には800gもお砂糖を入れると書いているけどそんなことをしたらたいへん。250gに控えた私はやっぱり小心者に違いない。

ついつい同じところ、なじみの町に足が向くけれども都内でもまだまだ開拓するべきところがたくさんあって退屈なんてどこにもない。薬膳スープのお店は異国へといざない体の芯まで健康になったような気がした。家族が減ってからというもの献立もすっかり貧弱になった今日この頃、折りしもコンロの前に立つのも地獄の暑さ。たまにはこんな外食で英気を養うべきだと言い切ってしまおう。

世の中が感染症や政教のお話で姦しい中、心身健やかに過ごすことができていることだけでも十分ありがたく満足。毎日ベッドに入る時、今日もいい日だったなあと思う(最近noteの更新ができてないことを除いては)その瞬間が大好き。

皆様も引き続きよい週末をお過ごしください。

ベランダのむくげ

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