IELTSの先にも役立つ!ライティングで「ちょっと惜しい」を解消する方法
みなさんこんにちは!
留学先でも役に立つ英語力を身につける
IELTS専門コーチのまりえです!
現在、IELTSライティング対策として、生徒さんのライティング添削を行っているのですが、IELTS7.0を取る上で語彙力や文法は遜色なくても、あるポイントで「惜しいな〜」と思うことがあったので、今日はそのポイントと、どのように修正すれば良いかを紹介します。
ちょっと惜しい生徒さんのライティング
Some businesses find that their new employees lack basic interpersonal skills such as
teamwork. What are the causes? Suggest possible solutions.
(一部の企業は、新入社員にチームワークのような基本的な対人スキルが不足していると感じています。その原因は何でしょうか?可能な解決策を提案してください。)
というトピックで、ライティングを書いてもらいました。
今回惜しかったポイントを先に述べると、
「「提案された解決策が問題の根本的な原因に対処していない」ことだったんですね。
「新入社員に対人スキルが不足している」ということは、
原因は「社会に出るまでの間で、対人スキルを身につける機会が少ない」ということなので、
解決策としては
「社会に出るまでの期間に対人スキルが身に付くための機会を設ける」か、
ないしは
「入社してから対人スキルが身に付くための機会を設ける」
ことになります。
※ここで機会を設けることについても、どういった機会を誰がどのように行うのかまで具体的に書く必要があります
ただ、生徒さんが書いてくれた原因としては、
「COVID-19によって多くの企業がテレワークにシフトした結果、対面でのコミュニケーションの機会が減少した」
とのことで、
解決策として
「高校などの教育機関でディスカッションの機会を設ける、クラスをいくつかのグループに分けてリーダーシップスキルを身につけさせる」
と書いてくれていました。
これを読んで、
企業がテレワークに移行したことと、新入社員の対人スキルが乏しいことの因果関係が成り立っていないなぁと思ったのです。
なぜなら、新入社員の対人スキルが乏しいのは入社時点でのことなので、企業が対面でのコミュニケーションを設けているかいないかは関係ないですよね?
なので、今回であれば、
原因を「COVID-19によって、高校や大学の授業がオンラインに移行した結果、対人スキルを身につける機会が減少した」とすれば、
生徒さんが書いてくれた解決策が納得のいくものになりますね。
今回のポイント
ということで、説明が長くなりましたが、
言いたかったポイントとしては、
「提案された解決策が問題の根本的な原因を解決しているか?」
をよくよく考えてほしいということです。
これは論理的な思考力にも関係してくるので、IELTSのスコアをゲットした先にもとても活きてきます。
余談ですが、私は学部の卒論で最優秀評価をいただきました。
卒論に取り組む1年前のアメリカ留学時に、相当な量のエッセイや課題に取り組んだ結果、この論理的思考力とライティング力が身についたからだと考えています。
文法的に正しい文章を書くだけではなく、IELTSのその先にも活かせる勉強をしていきましょう!!
では、また次の記事で会いましょう〜〜
Have a good day!
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