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創業6年目をはじめる前に

本日、約1か月ぶりにアトレ秋葉原に行ってきました。昨日までが当初の休業期間で、本日から休業の延長に入るための準備のためです。

再開するお店がある中で、粛々と休業の準備。再度休業は弊社だけではないのですが、さすがに当日準備は弊社だけだったようで・・・。

5月7日。

世間ではコロナ真っただ中での、GW明けの仕事はじめですが、弊社にとっては今日が創業記念日です。

こんな状況の中ですが6年目を迎えられたことは、ひとえに占い師のみなさまのおかげだと考えております。

直接、感謝の言葉をひとりひとりにかけることができませんので、こちらで書かせていただきました。

5年目を今振り返ると、計画していたことがすべてできたとはいえない状況です。進捗率でいうと30%程度という状況ですが、本日、足を運んだアトレ秋葉原の店舗をスタートできたということは、6年目につながる希望のタネをまくことができたと考えています。

これまでにも何度か触れていますが、アプリを含めたWEBサービスにおける占いの単価は減少傾向にあります。スマホ向けサービスでは、フリーミアムモデルというタダで遊ばせて顧客を幅広く獲得し、その中の一部のヘビーユーザーからの売上げでサービスを成り立たせるというものが主流でしたが、これで占いをやってしまうと、どんどん低単価が加速してしまうのです。ゲームは毎週のようにイベントを用意して、客を飽きさせないようにしていますが、占いに関しては占い師を入れ替えるというのが、ゲームアプリのイベントにあたり、各社とも大量に新規占い師を増やすのはそのためです。占い師が増えればサービスは盛り上がる、たしかにその一面はありますが、あくまで数か月の短期であり、中長期でみると平均単価減と個々の占い師の客離れにつながるのです。上記で記載したように”イベント=占い師”というモデルですから、当然そうなります。

でも、”占い”は本来そうしたモデルではないし、このモデルは多くの占い師に不幸にしてしまうのです。需要と供給のバランスを見て、占い師の追加を考えれば、毎月増やす占い師の数は、現状の国内の占いアプリサービスでは数名になるはずです。でも、そうなっていないのが現状でしょう。こうしたことがあって、現状思うようにいかない占い師が、以前から私がそれはダメだと伝えていたようなことを進めてしまっています。

前期は、こうした現状の負のモデルを打開するために店舗を利用した施策をスタートさせましたが、まだ道半ばにいます。店舗の利用者は客単価がアプリの3倍から5倍になるわけで、そのユーザーをアプリに取り込めば、アプリ側の単価改善につながるのです。前提として、そこにしかいないというブランド価値の高い占い師がいることが大切で、それなしでは単価改善にはつながらないでししょう。もうひとつ大事なことは、店舗でのユーザーも基本は占い師に付くわけで、そうしたユーザーはアプリ側へ誘導できない。つまりはお店にお客を付けないと、アプリへの誘導は難しいということです。

だから、昨年ラグビーで流行ったように”ワンチーム”のような戦い方をしないと歯車が回らないのです。

逆に単価が極端に低くなったサービスでこれをやると逆効果になって、新規の占い師を増加させるだけさせて、供給側が増えずに、さらに数字を落とすということになるはずです。

現状の占いサービス事業者は、物まねサービスが主流で、施策を検証することなく、成功例をどんどん真似ようとします。ひとことで言うと、バカしかいない状況で、それが負の連鎖を招いています。本来は各社がそれぞれ自社に合う施策を行うべきなのですが、そうなってはいません。

弊社は6年目の今季、昨年タネをまいた店舗展開を軌道に乗せ、計画通りに進める。それをすることで、アプリ側の収益が大幅に改善され、うるおいます。

もうひとつ6年目にチャレンジするのは、ユーザーを経営(運営)に参加させること。他業種でいえば、昔話を聞いたものだと、カゴメがやっているような会社とお客様の関係づくりに近いかもです。CSやブランド作りではディズニーが注目されますが、ウォルト・ディズニーの描いた世界観をずっと踏襲というか、そのモデルでは、言ってみれば私の占いの世界を作るみたいなもので、それじゃうまくいかないと考えています。占い好きな人なら、誰しも自分の占いの世界みたいなものがあって、それはみんな違うもの。ひとりひとりの占いの世界をマリーシェルが変わりに作り上げるということに取り組んでみたいと思います。なかなか適切な表現が見つからずで、わかりにくいかと思いますが、なんとなくニュアンスが伝わればそれでいいと思ってますので。

最後に、あらためて
マリーシェルに関わる占い師の皆様、一年間ありがとうございました。そして、今日からまたよろしくお願いいたします。






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チャット占いUranow(ウラナーウ)、電話とチャットでウラナッテの占い師管理、マリーシェル占い館の運営を行っています。