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子どものケガに役立つクレイと+α

先日のこと、体操教室から帰ってきた10歳娘、右足の内側、くるぶしの斜め下の突起した骨が痛いと言います。

明らかに赤く腫れて痛そうでしたが、自分の足を見てもすぐには見当たらず……触ってみて小さな突起を発見。(ここにこんな骨があるなんて知らなかった!)

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※ケア開始数時間後の写真。対処に一生懸命で、直後の写真は撮り忘れていました。

ネット検索の結果、有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)に近いようでした。(若年性スポーツ障害、捻挫を契機に発症、診断は容易、対処法は様子を見る、ひどい場合は手術・ギプス・絶対安静◯週間)

症状名がなんであれ、できることをするのみです。
クレイでの湿布を繰り返して、イトオテルミーも入念に。

急性のトラブルにはグリーンイライト(緑色のクレイ)を用います。クレイの働きで炎症を鎮めるのと、実際にクレイが冷たくて気持ちがいいので一石二鳥です。クレイの湿布をするうちに、見た目の赤さはだいぶ取れました。

一般的には、急なトラブルには冷やすのがセオリーですが、イトオテルミーの熱も患部にしっかり入れます。イトオテルミーは大正時代から続く民間療法です。理屈で説明するなら、熱を持つ症状には熱を、の同種療法と言えるかもしれません。

「痛みを細胞が記憶する」とホメオパシーの講座では習いましたので、繰り返し怪我をすることのないよう、アーニカ Arn.のレメディも使います。

とりあえず、次の日に整形外科に楽に連れて行けるようにと思って、寝ている娘の足にせっせとペーストを取り替えました。

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ペーストをのせている間にクレイがあちこちつかないように、ガーゼを巻きます。クレイが呼吸できなくなってしまうので、ラップはNGです。



翌朝、家の中では歩くのに支障はないとの本人談。骨折等の心配もなさそうなので、今回は、待合の長い整形外科ではなく、予約で行けるオステオパシーに連れて行くことにしました。

オステオパシーでは、捻挫をしていた形跡がある、と指摘されました。捻挫の痛みは気づかないうちに治っていても、関節の位置はずれたままになっていて、患部に負荷がかかったのではないかということでした。

説明を聞いて、なぜ、捻挫は癖になりやすいかに納得しました。その捻挫によるズレは膝、股関節、骨盤、体全体へと繋がっていきます。捻挫はバカにできません。

しばらく安静かな?と思っていましたが、幸い軽症で、二日くらいは運動を控えるように、とのことで安心して拍子抜けしました。

操体法もセルフケアレベルでは様々に学んできましたが、やはり、プロの手は借りた方がいい、というのが今回の結論です。

クレイには、治療の効果を高めたり、治癒を早めたりする実感があります。子どもやスポーツする人がいるご家庭では、クレイは必需品です。専門家の手を借りながらだと、なお良しです。

その後3日ほど運動を控えて、無事に痛みは消えたようです。体の感覚にもっと敏感になってくれるといいなと思っています。


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