〇〇にお勤めの…それってただのシールだよね?
団塊世代の母のズレっぷりに辟易している
母だけがズレているわけじゃないんだけど
知る限り祖父母からくるものなんだけども
入院していた地元の病院では治療の限界があり
より専門的な治療を受けるために
大きな病院(以下〇〇病院)に転院したのだけれど
私が〇〇病院に入院していることを
同じく〇〇病院に通院している叔母に話したところ
叔母がかなりの数の知り合いに広めた
そこまではまあいいのだけれど……
母は〇〇病院で治療できることが
ある種のステータスだと思う節があり
私が〇〇病院で治療を“受けられる”患者であることを
嬉しそうに思っている気がするのだ
事あるごとに叔母がそれこそ
あちこちに広めちゃった話をしてくる
嬉しそうなんだもん
なんでか知らんけど
そういえば叔母は
「恋人はどんな人?慶應?上智?早稲田?」
というようなことを言う人だったな
誰もが知る大きな企業に勤めれば喜ばれるし
親戚中に自慢話として語られる
それを知った親戚は
その親戚や知人に自慢話として語るのループ
私の中身がどうなのかは一切関係ないんだよ
*
ここに挙げたことはほんの一例です
ある時期からはズレた話が飛び出したら
あーまた出たよ……と聞き流すことにしている
ひとつだけ心配なのは
私も無意識のうちに同じようなことを
しているのではないかということです
内なるものの幼さなのかな
ペタペタと貼られているシールは
その人の本質を表すものではない
いやその前に
自分に貼られたシールは自分じゃないよってこと
認識してれば無意識のズレ話は起きなくなる
よ、きっと
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