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ポケモンはダーウィンの進化論?

22時半を少し回った頃、帰りの電車に乗り込んだ。

明日は午後にでかける予定だから、朝早めに起きて洗濯をする。清々しい時間を過ごすために、大好きなパン屋さんに寄って、朝起きるのが楽しみになる朝ごはんを買うんだ。そういえば、店頭のポップには抹茶を使った新商品が並んでいたなあ……。

なんて、幸せな妄想を抱いていたのが14時間ほど前のこと。

行きたかったお気に入りのパン屋さんはとっくに閉まっていて、持ち帰ったパソコンが肩にずっしりと重い。
金曜の夜だからかこんな時間なのに電車は混んでいて、いつもより大きな話し声が響く。

本当に怒涛の1週間だった。とても長く感じて、でも終わってみたらあっという間の不思議な時間。

その何ともいえない時間を結構使って、私はこれまで避け続けてきたものと戦っていた。

どこの世界でも必須(?)のエクセル。

情報の授業では表を作ればいいと思っていたし、文系私大でエクセルを使う機会はほぼなかった。前の職場では色々なツールが整備されていて、決まったところに決まった数値を打ち込むだけで報告する数字が出せた。
つまり、エクセルを実践で使ったことがない。

経験値1、与えられた装備は木の棒……そんな丸腰で、目の前に大量のエクセルとスプレッドシートが現れたのである。

ちなみにショートカットキーも苦手な私。
そもそも先輩が打ってる速さについていけず、5分ともたずに息切れ。
天使かの様に優しすぎる先輩は、私に「三種の神器」(いや、関数を3つ)を授けてくれた。かと思いきや、そんな一面ありましたっけ?っていうぐらいスパルタに実践を次々とぶつけてくれた。

人ってすごいもので「まず関数が何を出したいのか分からない、そこの説明文が難しい」ところから、「あれ、これは進●ゼミでみた問題だな?」ぐらいまでにはなれた、気がしている。ほんのちょっと。

ポケモンで例えると…。ゼニガメをもらってスタートしたとしたや、トキワの森あたりで「あわ」を覚えるぐらいかなあ。(初期の初期。RPGの知識が乏しすぎる私)

そういえば、ポケモンでは「最初にゼニガメを選ぶ」がなぜかデフォルトだった。
青かったから、かもしれないけど、色々試してみたら「ゼニガメでスタートすれば、1つ目のジムは超えやすい」と分かったこともあるからかもしれない。
もちろんどこかで苦労はするし、苦手なタイプを備えたライバルはいつだって有利な立場にいる。でも、1つ目を超えた時点でちょっとだけ成長してるし、属性の違うピカチュウだって仲間にできる。

そう考えると、ゼニガメが専門属性の攻撃を覚えた第一歩ってとっても大きくて、覚えるべくして覚えたんじゃないかな。

強みを生かすために武器を増やす、できればこの先に使うであろう選択肢で。
やらないと進めない環境に置かれないとできないのは、必要だと心から思ってないからじゃないのかな。

……パン屋さんに行けなくて残念だったはずなのに、ポケットに入る怪獣たちのおかげで何だか、まあいいやって気分になっている。昨日から文体も流れもあったもんじゃないけどこれぐらいでちょうどいい。

あ、同じネズミならピカチュウよりスターマン派です。
皆様、素敵な週末を!

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