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Personal feeling

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個人的な感覚を綴った記事を集めました。
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記事一覧

オペラ「夏の世の夢」の余韻〜「思考力を磨く音楽学」

先日、新国立劇場で開催されたイギリスの作曲家ブリテン作曲のオペラ「夏の夜の夢」の千秋楽に…

音と身体と心

自粛生活が始まってから、オンラインレッスンを始めた。以前はなかなか定期的にレッスンをする…

忘却

アストル・ピアソラ:「忘却」 (ヴィオラ / ピアノ 安達真理) 忘れることは、ときにやさしい …

やりきった感

「謙虚でいること」と、「自分を認め続けないこと」は違う。 芸術は特に「一生勉強」精神が求…

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アンサンブルから学ぶ思いやり

オンラインでヴィオラを教えている生徒さんに、先日カルテット(弦楽四重奏)のレッスンをして…

音とわたし

もしかしたら、私にとって「音」は、言葉や表情よりも自分を表現してきたものかもしれない。そ…

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

丸一日かけて、現代美術館に行きたい。それが最初の感想だ。 タイトルには「13歳からの」と銘打ってあるが、決して子供向けの本ではないし、美術やアートが好きな人だけに向けた本でもない。受け取り方、感じ方は千差万別だと思うが、私は直感的に自分の感覚との方向性の近さを感じて読み始めた。 実際に、「アートとは何か」という問いに対しての自分の中のもやもやした感覚が明るみになり、その下に隠れていたフレッシュな感覚が、スッと水面に現れたような清々しさを覚えた。表面でかたくなったいろいろな

奇跡を生むやわらかな眼差し

何の気なしにFacebookをスクロールしていたら、この映像が目に飛び込んできた。(ごめんなさい…

初めて見た景色

(同内容を私の声で収録したものはこちらから) もはや、15年ほど住んでいる自宅。そして、その…

村上龍 『MISSING 失われているもの』

先日のRADIO SAKAMOTOで坂本龍一さんが紹介されていた村上龍さんの『MISSING 失われているもの…

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写生大会

(同内容を私の声で収録したものはこちらから) 春めいた穏やかな日。新緑の香りが、ふと懐かし…

岡本太郎と岡本敏子

(同内容を私の声で収録したものは有料エリアにあります。また、サークル《Serenity Salon》メ…

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日向ぼっこ

(クリックすると同内容を私の声で収録したものを聴けます) とある午後、久しぶりに日向ぼっこ…

音と言葉

(クリックすると同内容を私の声で収録したものを聴けます) ラジオはときどきしか聴かないのだけれど、最近耳が心地いいと感じる。私は言葉のプロでもないし、声のプロでもない。ただ、自分の身体を通した音で届けることで、何かが生まれる気がして、こうして、記事を音声で収録したものも載せている。 私は歌を聴いていても、実のところ歌詞が全然頭に入ってこない。音楽家として、自分の耳が悪いのかと、ちょっとしたコンプレックスだった。けれど、それはもしかしたら、言葉が自分の中で「音」として認識さ