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【カナダワーホリ】2021年6月②③一寸先は光


こんにちは。カナダにてワーキングホリデーをしているMariです。
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※画像の写真はカナダではなくニュージーランドですw

さて、前回の記事では、ここのファミリーの元で働くことに終止符を打つ事に決めたことを話しました。

今回の記事では、その後の経過について、この2週間で起こった出来事を振り返っていきます。他の週刊カナダ日記やマガジンはこちらからどうぞ↓



1.仕事を辞めたのはいいけれど・・・


前回の記事でふれた通り、ここのファミリーにnoticeを出した。
「お互い、次の人を見つけたらそれで終わり」ということになったので、金曜日にすぐさま仕事探しを開始した。翌週1週間普通に仕事をして、1週間後の金曜日の午後、ミーティングと題して呼び出された。

彼女 "We found someone. So today is officially your last day."
(次の人が見つかったから、仕事は今日まででいいわ)

固まって、何を言っていいか分からなくなった。
結局、そのミーティングは30分くらい話したが、後味の悪いものだった。
ノーティスを出したのはこっちなのに、そんな直前に言われても・・・。まだ次の仕事も決まってないし。幸い、今のところには「notice出してから1ヶ月は無料で住める」と働く前にコントラクトに項目を入れておいたので、家は困らない。だが、収入がないのは困る。

途方に暮れている時間はないので、さっさと動き始める。私がその日の夜にとった行動は、

・次の週の給料をちゃんともらえるようにする
・7月からの仕事を決める
・6月後半の2-3週間、フルタイムで働ける短期の仕事を見つける

である。

なんだかんだでちゃんと仕事はしていたので、数日後からの収入が途絶えるのはこちらに不利すぎる。オンラインで色々な人に相談したら、多くの人が

"She sounds horrible. You should stand up for it."
(彼女がしたことはいただけない。しかるべき手段をとるべき)と言ってくれた。これ以上関係を悪化するのも嫌だったが、週末にメールでリクエストを送ったところ、過去2週間分のベネフィットや食事、翌週1週間分の給料をコントラクトにある賃金のまま入金してもらえた。言って良かった。

同じく、短期の仕事についても即日インタビューすることができた。
今住んでいる地域がコロナもあって人が足りておらず、売り手市場になっていたらしい。金曜にオンラインでインタビューして、日曜日にオファーをもらい、火曜から働き始めた。お陰で、収入が途絶えることなく残りの期間を過ごせることとなった。仕事はレジ打ちのバイトなので、難しいことはない。日本でしていたコンビニバイトの経験が活きた(笑)

次の仕事も、おかげさまで探し始めて1週間ほどで決まった。

バンクーバーにいる家族で、オンラインで1時間ほど色々話した。カナダ生まれ・カナダ育ちのカナディアンだ。他にも3件ほどインタビューをして、いずれも「Referenceをチェックしたい」と言われた。(ここまでくれば、ほぼオファーは間違いない)だが、ここのファミリーが好きだったので、次に進む前に断った。

決め手は、話してみた感覚と住んでいる場所、そして子どもの年齢。
今のkidが1才半で、一人で四六時中見るのは辛いと思ったからだ。

開始時期は7月の始めになりそうだ。「来週から働かなくていい」と言われた時は、頭をガツンと殴られたような感じがして少し落ち込んだが、そこから3日ほどで全てが丸くおさまった。一寸先は光である。基本的に何か起こった時、私はそれをチャンスだと思っている。英語だと、"Trust your gut”という表現があるが、要は自分の直感を信じよ、ということだ。もちろん、渦中にいる時はダメージもあるが、それは自分がよりいい場所に行くための軌道修正だと思っている。実際に、ニュージーランドでも今いる家からあと2週間で出なきゃいけない、という場面があった。

しかも当時、コロナが上陸(?)して1回目のロックダウンの最中。絶望的に見えたが、なんと翌日には以前縁のあった人が仕事をオファーしてくれ、そこからはビザが切れるまでの半年以上を過ごすことになった。要は、宇宙(神様?)からのお導きだと思っている。その時は辛くても、後からみれば「本当、あの時に軌道修正して良かった」ということが多い。だから、ここへ来たことも、ここを去ることも後悔はしていない。全てが経験だから。



2.食べて踊ってヨガをして


毎日話題にこと欠かないこの1ヶ月。失恋しようが、仕事をなくそうが、それでもlife goes on. そんなわけで、食事・睡眠・運動の基本はちゃんとメンテナンスする。

食事

これは2-3週間分の食料。今いる場所もバンクーバーも物価が高い。感覚的には日本のスーパーの2-3倍はする。今のバイトが高校生のアルバイト程度の収入なので、これは痛いがまぁ仕方ない。

運動

近くのジムの回数券を買ったので、週に1回ほど汗を流す。

まだ1時間10人の予約制で、自分が使ったマシーンや道具はその都度自分で消毒する。最近、規制が緩んできたBC. レストランの店内飲食もできるし、ワクチン2度目の接種を終えた人も周りにチラホラいる。ジムの人数制限がなくなる日も遠くなさそう。

屋外ヨガに加え、2ヶ月ぶり近く屋外ZUMBAクラスにも参加できた。

ちょうど曇りで涼しく、楽しく1時間ダンスをすることができた。運動不足解消である。



3.人の優しさに救われる


私は承認制のインスタで、毎日英語日記をつけている。去年の終わりくらいから始めて、半年くらい続いているだろうか。キラキラ写真を公開しているわけでもなく、英語が分からない人には読んでもチンプンカンプンかもしれない。文法も気にせず、とにかくアウトプットの場として使っている。

主に私の友達が読んでくれているのだが、その日あった出来事を包み隠さず話しているので、ネガティブな内容もある。それをみた友達から、「大丈夫?辛かったら話聞くよ」とDMをもらうことも多々あり、毎日続けて良かったと思う瞬間である。そんな中、先の「来週から仕事あげないZE」発言を受けて、その思いを赤裸々につづった。もちろん、「日記」ということなので、好きなことを書いているだけで、それによって何か変化を望んでいるわけではない。

なんと

友人の一人が翌日電話をしてくれて、
"Mari, I have been thinking about you. So here is what I would like to offer."
(Mariが大変だから、何かしたいと考えたんだ。これどうかな?)と、

ずっと行きたかったスパの入場券をプレゼントしてくれた。

涙がとまらなかった。

※もちろん、嬉し泣き

話を聞いてくれるだけでもどれだけ救われたことか。わざわざアメリカからカナダの施設に電話をかけて、色々と質問した上で予約してくれた神対応。そんな優しさを持った友達がいる私は、なんてラッキーなんだろうと思った。

おまけに、食事などに使えるバウチャーまでギフトにくれた・・・去年の誕生日より豪華だ(笑)

私は元々受け取るのが上手じゃなく、いつも遠慮して育ってきたのだけど、海外では遠慮は美徳にはなり得ないことを身をもって経験してきたので、「自分が相手だったらどうして欲しいだろう」と考えて、ありがたく受け取った。(といっても、最初は激しく断ったが(汗))私自身、誰かに何かをオファーした時は、何か見返りを求めているんじゃなくて、それ自体がrewarding(自分にとっての報酬)だからやっている。だから、いただいた行為は素直に受け取ろうと練習しているところだ。

実際に、YouTubeもお金目当てでやってはなくて、純粋に情報発信が楽しくてやっている。コメントで「励まされました。」とか、「有益な情報をありがとう」とか言ってもらえると、それで編集の疲れも吹っ飛ぶ。(もちろん、それでマネタイズもできたらいう事なしだが)

話が逸れたが、本当に辛い時こそ人の優しさが身に染みる。
電話で話を聞いてくれた別の友達や、

"You can stay our place if you needed." (泊まるとこなかったらうちにおいで)と言ってくれた友人夫婦。一緒にBBQをした時は、親身に話を聞いてくれた。

本当に、年を重ねれば重ねるほど、持つべきものは人とのつながりだなと思う。

↑こんな青春っぽいこと、もう何年もしてないわ(笑)インスタのストーリーズでも載せたけど、上手くいっている時って忘れがちなんだけど、本当私たちって一人じゃ生きていけない。特に人の内側って見えないから、自分も他人もちゃんと心の目を開いてケアしてあげないとなんだよね。

自分がもらった優しさを、他の人にも与えていける人間になりたいと思った。



4.最後の試験


フルタイムのレジ打ちバイトを始めて2週目。ちょうど、所属している通信大学の試験期間中だった。私の所属している大学は、コロナの影響もあって試験は全てオンラインで完結するので、日本にいなくても卒業することができる。1月、4月と試験をこなし、6月の試験で3回目となった。最後の試験は8月なんだけど、毎回とれる最大単位マックス受験してきたので、今回の試験で何も落とさなければ、8月の試験を受けることなく9月に晴れて卒業できることに。

私は高卒だけど、大学を卒業したいと思ったことは正直なくて。
ていうのも、中学の頃に猛勉強して偏差値64の高校に入ったはいいけど、気づいたら人が期待するレールに沿って人生送っていることに気づいちゃったから。大学に行くため?いい会社に就職するため?って、今やっていることに全くモチベーションが沸かなくなっちゃったのが高校3年生の頃。

で、数年経って派遣社員しながら、4年生通信大学の2年分の単位を修得できたの。フルタイムで働きながらだから3年かかった。それも別に「学位」って飾りが欲しいからじゃなくて、当時マイブーム(w)だった資格の取得に必要だったから。そんなわけで、そこからは休学して海外に渡航したのが5年前。さすがに休学が長すぎて、退学をしようかなと考えていたのが去年。

(レジ打ちバイト終わりに、友達と日光浴。焼けたくないんだけども。汗)

で、カナダの永住権についてニュージーランドで調べている時に、私の「短大卒同等」資格は、海外だと「高卒」にみなされちゃうから、後々不利になるかもって知ったの。当時はカナダ渡航1ヶ月前とかで、南島を旅行していた時だったから、オンライン出願も締め切っちゃってて。慌てて日本の親族に連絡して、どうにかペーパーベースの出願に応じてもらった。担当の方と親に感謝だわ。

で、オプションとしては大学3年次に入学して、2年かけて学位をとる方法と、大学2年分の単位をトランスファーして、短大2年目として編入するパターンの2つがあった。私の場合は、あくまで永住権申請に使うのが最大の目的だったから、早い方がいいと思って、結局短大編入パターンにした。そんなわけで、1年在籍すれば晴れて高卒から短大卒になるみたい。といっても、学歴には元々そんなに興味ない人なので、永住権に必要なかったら高卒のままで全然よかったのだけど。

これで来年とか再来年に永住権がとれたら、カナダ人と同じ学費でカナダの大学に3年次編入するか、カレッジに行くかってのはアリかもだけど、今のところあまり考えていない。とりあえず、今は永住権を取ることがファーストプライオリティ。

それが上手くいっても行かなくても、自分が好きな場所で好きな人たちと好きな仕事をして暮らせれば、正直どこの国でもいいんだけどもね(*^-^*)



5.おわりに


私が今思っているのは、

Anything can happen in 30 days(30日あれば何でも起こる)である。

また6月のまとめ記事でも書くと思うけど、本当にこの1ヶ月は色んなことがあって、良く言えば刺激的だったし、悪く言えば落ち込むこともあった。

けど、どんな時でも自分のありたい姿、手に入れたい未来が明確であれば、その時々で未来の自分にふさわしい選択をすることができる。

写真にあるのは今私が使っているスケジュール帳など。一番右のStudent Calendarは、毎週素敵な言葉が書いてあってお気に入り。今日は、6月14日の週の言葉を紹介して終わりにしたいと思う。


Spend your free time the way you like, not the way you think you're supposed to. - Susan Cain

「自分の自由時間を、好きなことをして過ごそう。誰かのものさしの『こうすべき休みの過ごし方』じゃなくて。」

シンプルだけど深いと思った。別に無理してジム行ったり、インスタ映えするカフェに行く必要はなくて、自分がスッピン部屋着で1日中映画やマンガ観たいと思ったら、それが正解なんだよね。要は、世間体や社会の基準じゃなくて、自分が好きなことをしようってことですわな。

今日までに、無事にニュージーランドで出会った日本人の友達が、2週間の隔離期間を終えて働き始め、今からバンクーバーに戻って彼女と対面で再会するのが楽しみ(^^)最近私生活がこんなだったので更新できてなかったYouTubeでも、彼女の隔離生活だったり、新しい仕事のことだったりインタビュー動画を撮る予定なので、7月か8月くらいにはアップしたいなと思っている。

とりあえず、適当に何本が動画を貼っておくので、気になる人は見てみてくださいね!

それでは、素敵な1週間をお過ごしください。

2021年6月22日
カナダより

Mari







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