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17:母のお引っ越し騒動記

前回の記事です。

雪の翌日。なんとかto do listをやり終え(たと思ってた)、達成感でいっぱいで軽く疲労を覚えた私たちは、数駅先にある某有名ホテルの中華レストランの支店へ行くことにした。

そこは亡き父と母と3人で、時々食べに行ってた思い出のレストランだった。siblingsとその配偶者達とも行ったこともある。

もうここで母と夫と家族で食べるのも最後かな、と思いながらメニューを選んだ。父がいたら紹興酒も頼んでたかなー。幸い同じ系列のお店が、私たちの住む街からちょっと行ったところのデパートにも入ってるので、落ち着いたらそこに連れて行こう。

やりきった(と思ってたら)というある種の心地よい疲れを感じながら、美味しい中華料理を口に運んだ。

食後、マスクとユニクロを買い足したい母のお買い物のために下の階に移動してユニクロ内を歩いてたら、急に母が昔を思い出したらしい。ユニクロが海外にまだそんなに無かった頃、siblingsに頼まれて都心の店舗限定のものを買いに行って送ったと。そんな甘やかしてたの!?とちょっと呆れるけどグッと堪える。末っ子の私をもっと甘やかしてくれー(笑)

実家に帰る途中で用事があり、私だけ駅前で降ろしてもらい一人で歩いて帰ったんだけど、そんなに知らなくて急激に変わった街でもやっぱり懐かしさもあった。通学でよく通った遊歩道。冬は凍ってツルツルだったなぁ。雪が降ったら朝早くからみんなで雪掻きしたなぁ。この公園で母と夏の夜に花火をしたんだったなー。懐かしくてふらふら歩いて激写する。

実家に戻って、母に書類関係や金銭の記録にサインしてもらう。母の体力気力も限界に近そうだったし夫の翌日も早いので、お夕飯(買ってきた)や服薬がちょっと不安だったが、ちゃんとしてねと何回も伝えて辞去する。

我々は帰りに、ずっ食べたかったラーメン屋さんでお夕飯。ここは有名チェーン店の本店で、ここでだけ食べられる美味しいものがあったのでどうしても食べたかったの。あと何回かで、母がお引っ越ししたらそんなに実家に行かないかもしれないので。

お引っ越しまであと一週間と少し。

はい。「そんなに実家に行かないかもしれない」は、完全なるフラグでした。16の記事まで下書きしてあったのですが、お引っ越し当日から一週間のあいだでとても振り回されました。私、目にはものもらいを、そしてギックリ腰になりましたよ…。疲労の極地で免疫力下がりっぱなし。このご時世、マジで気をつけなくては!

今回の決断については未だに色々と考え込んでる。それについては長くなりそうなので、また改めて。