デンマーク留学を経てライフキャリアコーチへ
デンマーク概要
人口約596万人
日本の九州とほぼ同じの面積です。
高福祉国家(所得税40-50%、消費税25%と税金は高いが教育・
医療費が無料です)
幸福度ランキング2位というキーワードからデンマークという国に興味を
持ち、調べていくと私が関心を持っていた教育・労働分野で日本とは異なる状況であるということを知り、興味深く感じていました。
労働市場:平均転職回数6回
教育:成人教育機関 フォルケホイスコーレ(大人の学び直し)
25-64歳の学び直す比率 66%(日本41%)
デンマーク留学で学んだこと
デンマーク人のワーキングマザーから聞いた言葉
「自分が幸せな環境を知り、作り出せることが大切」
実際に訪れてみて、まさにそれを実現できるサイクルが回っている国なのだと思いました。
個人の自律(自分が何を大切にしているかを理解していること)
柔軟な教育や労働市場の仕組み(選択肢の多様性とサポートする体制)
があったのです。
例えば、デンマークでは高校で自分でカリキュラムを選択できたり、
大学入学前にGAP Yearを取得することがメジャーであったりなど、
標準化されたカリキュラムに沿って、進学を目指すことが一般的な日本と
比べて若年期から選択の幅が広いです。
また、労働市場においては企業が従業員を雇用したり解雇したりすることが比較的容易です。
逆に言えば、能力が満たなかった場合、解雇されるリスクもあります。
ただ、失業した場合でも、手厚い失業手当や再就職支援プログラム等のセーフティネットがあり、労働者は新しい仕事を探す間も経済的な安定を保てます。
若年期から選択肢が多く、自己を探求していく中で、
自分の進路に向き合い、意思決定をする経験が多いからこそ、
「自分がどうしたいか」をわかっている人が多いと感じました。
学びをどう活かしたいか
まず自分を理解し、自分にとって幸せと言える状態はどういう状態なのかを自覚していくこと。
幸福度が高いといわれるデンマークから学んだヒントです。
日本でも転職が当たり前になってきており、
昔と比べ、生き方の選択肢が多様化してきています。
私の場合は、就職活動で初めて自分のキャリアに
真剣に向き合うタイミングがありましたが、
学生であっても社会人になってからも、都度向き合っていくものだと思います。
周囲はこうと言っているからという判断軸ではなく、
「本当はどうしたいのか?」
心のアンテナを研ぎ澄ませることが大事だと思います。
忙しい毎日の中で、考える時間がなかったり、蓋をしても過ごせてしまうけれど、自分がご機嫌でいるために向き合う時間を取るとスッキリすることもあるかもしれません。
日常の小さなモヤモヤから人生の大きな選択まで、
ライフキャリアコーチとして「あなたの中にある答え」を引き出す内省のサポートができればと思っています。
1人でも多くの人が自分らしい選択をできる社会を。そう願っています。
読んでいただき、ありがとうございました。
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